<2016年 120本目 > ( 劇場19本、その他101本 )
2010年の第82回アカデミー賞外国語映画賞に輝いた『瞳の奥の秘密』(アルゼンチン)を基にしたサスペンス・スリラー作品。
ニコール・キッドマンとジュリア・ロバーツの二大女優が競演している。
<あらすじ>
2002年のロサンゼルス。FBI捜査官レイ(キウェテル・イジョフォー)は、ある殺人現場へと急行する。そこで彼は、被害者がテロ対策合同捜査班での相棒で良き友人のジェス(ジュリア・ロバーツ)のまな娘であることを知ってがく然とする。エリート検事補のクレア(ニコール・キッドマン)と捜査にあたるレイは、容疑者の特定に成功。しかし、FBIの内部事情が絡んだことから真相は葬り去られて未解決に終わってしまう。そして13年後…。
映画ファンを名乗っておいて、恥ずかしながらオリジナルであるアルゼンチンの
『瞳の奥の秘密』を全く知りませんでした…。
で、オリジナルとの比較はできないため、本作の感想を…。
まずはキャスティングが絶妙。
2大女優はもちろんですが、主演したキウェテル・イジョフォーという黒人の俳優が
たまになく良いなぁ、こんな俳優さん居たんだ…、と思っていたらなんと数日前に観た
ニコール・キッドマンは相変わらず妖艶で美しいですが、スゴいのはジュリア・ロバーツの
怪演っぷり!!
メイクも相まって、最初は誰だか全く判りませんでしたよ(苦笑)
物語は13年前、ジュリア・ロバーツ演じるジェスの愛娘がレイプされて殺された事件当時と
現代を、頻繁に行ったり来たり。
ここが若干のメイク修正でのみ描かれるため、非常に判り難い!
映像の色合いを変えるとか、もう少し工夫できなかったかなぁ…。
丁寧に伏線が張られてあり、あぁ、なるほど! っと後からなるだけに、余計に
この判り難いストーリー構造が惜しまれます。
最後に、囚われていた男が「この女に話しかけるように言ってくれ!」と懇願するセリフで
どれほどの精神的苦痛を与え続けていたがが判りますね…。
久し振りに重厚なミステリー作品で、ラスト直前まで先が読めなかったため、
とても楽しめました。
ラストの後味は決して良くはないので、事件解決の爽快感を求めてはダメな映画ですよ。
ただオリジナルのアルゼンチン版よりは、だいぶ柔らかいらしい…。
今度、精神的に上がっているときに、オリジナル版にトライしてみたいと思います。
【 観賞日 】 2016.12.30
【 観賞方法 】 DVD
【 原題 】 ―
【 製作 】 マーク・ジョンソン、マット・ジャクソン
【 監督 】 ビリー・レイ ( 代表作「キャプテン・フィリップス」 )
【 脚本 】 ビリー・レイ
【 製作年 】 2015年
【 収録時間 】 111分
【 製作国 】 アメリカ
【 出演 】 キウェテル・イジョフォー、ニコール・キッドマン、ジュリア・ロバーツ
ディーン・ノリス、マイケル・ケリー、ジョー・コール、
アルフレッド・モリーナ 他
【 星 】 ★★★★★☆☆☆☆☆