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<2019年 22本目 > ( 劇場4本、動画配信2本、その他16本 )
2014年、米国留学への条件となる大学進学適性試験(SAT)で、中国と韓国の学生多数に
よるカンニング事件が起きた。
受験予備校が主導し、時差の関係で数時間早く実施される外国の試験会場から、雇われた
受験生が試験問題を携帯電話で連絡係に伝えるという、組織的な手口が話題となった…
らしい。 (わたしは全然知りませんでしたが…。)
CMと音楽ビデオでキャリアを築き、処女作の「Countdown」で米国アカデミー賞
外国語映画賞のタイ代表に選ばれた俊英ナタウット・プーンピリヤ監督がメガホンを撮り、
この事件にヒントを得て、映像化したのが本作である。
<あらすじ>
頭のいいリン(チュティモン・ジョンジャルーンスックジン)は、進学校に特待生として転入する。彼女はテストのときにある方法で友人を救ったことが評判になり、さらに指の動きを暗号化する「ピアノレッスン」方式を編み出して、多くの生徒を高得点に導く。彼女は、アメリカの大学に留学するための大学統一入試「STIC」に挑もうとしていた…!。
いや−、あらためてタイの映画製作レベルの素晴らしさに驚かされましたね!
なによりこの映画に出るまでほとんど無名だったという4人の主演キャストの演技が
あまりにも素晴らしい!
いや、キャスティングだけじゃなく、境遇に恵まれない2人の天才と、境遇には恵まれながら
産まれついての凡才である2人…という設定も秀逸で、とても魅力的だった。
どんどんと悪に道に落ちていく天才2人。
そんな二人に関わりあうなよ…(-_-;) と、ついつい思いながら観てしまった。
カンニングの手法については、本当に思いついた犯人たちが過去にいるとのことなので、
斬新さはないのかも知れないが、それでも全ての答えを暗記して、それを送信する
だなんて…!!
世の中には本当の天才がいるんですなぁ…。
それだけの才能、自分の未来の栄光のためだけに使えば良かったのにねぇ…(-_-;)
結局最後には 破滅的なエンディング が待ち構えており (そうでなければ事件にはなっていない)、
観終わったあとに「オーシャンズ」シリーズのような爽快感は、微塵も残りません。
それでもなにか、心にグサッと突き刺さるものがあります。
タイ映画、秀逸ですよ。
皆さんもぜひ、お試しあれ!
【 観賞日 】 2019.2.22
【 観賞方法 】 TSUTAYA TV (先行配信)
【 原題 】 「CHALARD GAMES GOENG/BAD GENIUS」
【 製作 】 ジラ・マリクン 他
【 監督 】 ナタウット・プーンピリヤ ( 代表作 「Countdown」 )
【 脚本 】 ナタウット・プーンピリヤ、タニーダ・ハンタウィーワッタナー、
ワスドーン・ピヤロンナ
【 製作年 】 2017年
【 収録時間 】 130分 【 製作国 】 タイ 【 出演 】 チュティモン・ジョンジャルーンスックジン、
チャーノン・サンティナトーンクン、ティーラドン・スパパンピンヨー
イッサヤー・ホースワン 他
【 評価 】 ★★★★★★★☆☆☆
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