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<2019年 25本目 > ( 劇場5本、動画配信2本、その他18本 )
2019年2月24日に行われた第91回米アカデミー賞で、作品賞、助演男優賞、脚本賞の
3部門受賞に輝いた、実話を基にした話題のハートフル・ヒューマン・コメディ作品。
『メリーに首ったけ』などのピーター・ファレリーが監督・脚本(共同)を務めている。
「映画の日」なので、休暇を取って鑑賞に出掛けたうちの、これが1本目!
<あらすじ>
1962年、ニューヨークの高級クラブで用心棒を務めるトニー・リップ(ヴィゴ・モーテンセン)は、クラブの改装が終わるまでの間、黒人ピアニストのドクター・シャーリー(マハーシャラ・アリ)の運転手として働くことになる。シャーリーは人種差別が根強く残る南部への演奏ツアーを計画していて、二人は黒人用旅行ガイド「グリーンブック」を頼りに旅立つ。出自も性格も違う彼らは衝突を繰り返すが、少しずつ打ち解けていく…。
単刀直入にズバリ、面白かったです!!
2年前の『ラ・ラ・ランド』を観たときと同じくらいの感動でした。
ストーリー展開的には、アッと驚くような展開もないし、ほぼ想定の範囲内で進行する。
けれど、その展開がとても心地良いし、誰もが「こうなって欲しい」と思う方向に
進んでいくので、心がどんどん癒されていくのですよ。
わたしが生まれるわずか4年前、1962年のアメリカ。
黒人が入れるレストランもトイレも制限され、夜の外出すらも許されなかっただなんて…。
あれほどの人種差別が当時まだあったとは、思いも寄りませんでした。
おそらく実際には、老舗の高級クラブ「コパカバーナ」でバウンサーを務めていて、
さらにイタリア系移民のコミュニティでマフィアの上層部ともコネがあり、かつ、
クラブの一時閉鎖のために休職中であったトニー・リップを、ドン・シャーリーは
最初から頼ったのでしょうね。
また、自身もイタリア系で差別を受けることも多く、またバウンサーとして培った
危機管理能力も高いトニーだったからこそ、この無謀な8週間の南部公演が成功したのは
想像に難くありません。
でも、まぁ、いいじゃないですか。
エンタメ作品だし、少しは脚色しないとね(笑)
最後に、トニーの妻ドロレスがドン・シャーリーと抱き合ったときに囁いた
手紙をありがとう! の言葉。
これには意表を突かれ、「あぁ、全部気が付いてたんだ。ホントに良い奥さんだなぁ」と
ここでグッと涙が溢れました(笑)
アメリカが抱える最も根深い闇を扱った作品であり、それがゆえにスパイク・リー監督を
はじめとして批判は多くあるようですが、あくまでもコメディであり、エンタメ作品。
ステレオタイプに描くのはある程度、仕方のないことでしょう。
そこがポイントではない。(すくなくとも日本人であるわたしにとっては)
小学生〜中学生の子供がいる方なら、是非とも親子で鑑賞し、この時代や人種差別に
ついて、大いに語り合って欲しい。
誰も死なないし、誰も不幸にはならない。
今時、稀有な作品であり、超オススメです。
観終わったらきっと、ケンタッキーフライドチキンが無性に食べたくなりますよ!(笑)
是非とも、映画館でどうぞ!!
それにしても、『指輪物語』シリーズのアラゴルン役などで有名なヴィゴ・モーテンセン。
こんなに太ってたっけ…? と思ったら、この役作りのために20kg近い増量をしたんですね!
ハリウッドではよくある話…とはいえ、その役者魂には感服です。
【 観賞日 】 2019.3.1 (映画の日)
【 観賞方法 】 映画館
【 原題 】 「GREEN BOOK」
【 製作 】 ジム・バーク、ニック・バレロンガ、ブライアン・ヘインズ・クリー
ピーター・ファレリー、クワミ・L・パーカー、チャールズ・B・ウェスラー
【 監督 】 ピーター・ファレリー ( 代表作 「メリーに首ったけ」 )
【 脚本 】 ニック・ヴァレロンガ、ブライアン・カリー、ピーター・ファレリー
【 製作年 】 2018年
【 収録時間 】 130分 【 製作国 】 アメリカ 【 出演 】 ヴィゴ・モーテンセン、マハーシャラ・アリ、リンダ・カーデリーニ
ディメター・マリノフ、マイク・ハットン、イクバル・セバ
セバスティアン・マニスカルコ 他
【 評価 】 ★★★★★★★★★☆
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