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今日もWOWOWで2大タイトルマッチの生中継が!
1試合目はこちら!
日本の帝拳ジムが誇る若き天才ボクサー ホルヘ・リナレスが、ウンベルト・ソトが4階級制覇を目指して
S・ライト級に転向したために空位となったWBC世界ライト級王座を巡って、元暫定王者である
アントニオ・デマルコと激突!
リナレスは勝てば3階級制覇となる。
あのパッキャオと30Rのスパーリングを積んでこの試合に臨んだというリナレスの活躍に大いに
期待したのだが…。
試合はハンドスピードと、高い防御テクニックを駆使して、序盤からデマルコを翻弄する。
デマルコは射程距離の長さを活かして反撃するが、ポイントでは圧倒的にリナレスがリード!
しかし6Rにいきなりの左フックを喰らい、鼻の上をカットしてしまう!
これが伏線となる…。
わたしの採点では8ポイントをリードして迎えた11回、ボディから左フックを喰らい、棒立ちとなるリナレス。
倒さなければ勝利がないデマルコは、ここで一気に勝負に出る。
リナレスはここで、足を使って間合いを図り、試合を立て直せば良かったのだが、逆に足を止めて至近距離で
迎え撃ってしまった。
確かにリナレスのパンチも当り、デマルコもグラつくのだが、6:4くらいでデマルコのヒット率の方が高く、
次第に失速していくリナレス。
そしてカットしていた部分から大量の出血となり、みるみるうちに上半身が真っ赤に染まって行った…。
たまらずレフェリーが間に入って、リナレスは11RTKO負け…。
相手を圧倒するスピード、そして相手を凌駕する防御テクニックを誇り、もうあと2Rを持ち堪えていれば、
文句なしの王座戴冠だったのに…。
なんとも悔しい敗戦である。
リナレスが再び輝きを取り戻すには、頭脳戦(心理面)を鍛え直す必要があるのではないだろうか?
◇
そしてもう一試合はこちら。
46歳にして、さらに成長を遂げているバーナード・ホプキンスが、今回迎え撃つのは長身と長いリーチを誇り、
かつスピーディなボクシングを信条とするチャド・ドーソン。
いい試合になりそうな予感があったのだが…。
1R目は全くパンチを打たずに様子を見ていた感じのホプキンス。
反対にドーソンは快調な出足である。
ところが!!
2R、ロープ際でドーソンがかがんだところにのし掛かるような形となったホプキンスを、肩から投げ落とした
ドーソン!
するとエプロンサイドで、大げさに顔をしかけて痛がるホプキンス!
おいおい、なんだよ!?
やめてくれよ!
え゛え゛−−−−!?
試合終了!!!
レフェリーはドーソンの過失を認めず、ホプキンスが試合続行できなかったという理由で、ドーソンの
TKO勝ちと宣言してしまった!!
なんだかなぁ…。
どっちもどっちだ。
あの状態から投げ落とすドーソンもドーソンだし、明らかに反則勝ちを狙ったホプキンスも小っちゃい人間だ!
せっかくWOWOWが生中継してくれたこの2大タイトルマッチだが、どちらも結果は散々な内容で終った。
◇
さて、次回11月3日のスペシャルマッチはいよいよあのマニー・パッキャオとファン・マヌエル・マルケスの
WBO世界ウェルター級タイトルマッチ!!
これは本当に楽しみである!! |
格闘技
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WOWOWのフルディジタル3CH化に伴い、「WOWOW開局20周年記念番組」と銘打って企画されたこの試合。
帝拳プロモーションとWOWOWがタッグを組み、ボクシングの聖地ラスベガスで行われた!!
日本のボクシング王者が、ついにラスベガスのメイン・イベントで戦う!
まさか、こんな日がやってくるとは!?
ボクシングファンにとっては、まるで夢のような話である。
なぜラスベガスでボクシングが盛んに行われるようになったのか?
それはボクシングが「賭け」の対象になっているからであり、すなわち今回のカードの実現は、
西岡が「賭け」の対象として、全世界から認められたことの証しでもある。
相手はハードパンチャーとして知られるラファエル・マルケスで、11月にパッキャオとの対戦が決まっている
ファン・マヌエル・マルケスの実弟である。
身長では西岡が4cm上だが、リーチは両者ともに174cmと互角。
現地のオッズでは西岡が5:1と圧倒的に有利だった。
さて、試合だ。
1Rはガンガン前に出てくると思われたマルケスだが、意外にも慎重な 立ち上がり。
西岡がR終盤に有効打を当てて、このRを取った。
しかし2〜4Rは、マルケスの思った以上に伸びてくる左のリードブローに手こずる西岡。
ほとんどのパンチをブロックしたり、かわしており、ダメージは全くないものの、手数でマルケスがリードを奪う。
しかし5Rに入ると西岡はボディーなども交えて、反撃に出る。
そして、ようやく強い左が当るようになってくる。
ただどうしてもうるさい左に邪魔されて、今一つ踏み込みが甘いのか、倒すまでには至らない。
このペースで7Rまでは西岡優位で進む。
しかし8Rに思わぬ落とし穴が!
踏み込んだ西岡の頭頂部とマルケスのこめかみ付近が当り、西岡が流血。
そしてマルケスはここぞとばかり、かさに掛かって責めてくる!
印象的だったのは、西岡が自分に「落ち着け、落ち着け!」と言い聞かせるように戦っているシーン。
何度も何度も大きく深呼吸しながら、冷静に相手のパンチを捌き、そしてかわしながら、対処していく。
そして強烈な左を何度も叩き込み、逆にマルケスをグラつかせていく!
凄いなぁ、これぞ「大人のボクシング」である。
次第に距離が近くなる両者だが、西岡はそれを巧みなディフェンス技術でカバーし、自分のパンチは確実に
当てて、返しのパンチはかわす、という攻防が目立ってくる。
次第に失速していくマルケス。
9Rからはクリンチが多くなり、その消耗具合がはっきりと判る。
12Rを迎えて、ポイントでは圧倒的に優位だった西岡だが、それでも果敢に倒しに行く!
非常に噛み合った、いい試合だった!
判定決着でも、なんら異存はない。
12R、至近距離で凄まじい打ち合いをした両者を心から讃えたい!
わたしのジャッジペーパーはこんな感じ。
そんなに外れてはいないだろう。
ただ、数字以上に西岡のメンタル、フィジカル両面での強さ、充実ぶりを感じさせたこの試合。
予想以上のデキでした。
試合後はWOWOWの実況席に来て、勝利者インタビューを受けた西岡。
でもラスベガスなら、あのリング上でのインタビューを受けて欲しかったところだ。
ただ、ゲスト解説としてわざわざラスベガスに行っていた熱狂的ボクシングファンとして知られる俳優の
香川照之さんが、感激のあまり泣いてるいるのが印象的だった。
長らくボクシングを愛するものとして、不覚にももらい泣きしてしまったほどだ(苦笑)
日本人として初めてアメリカ本土で防衛戦を勝利した西岡選手。
夢と欲望の都、聖地ラスベガスで初めて勝利した日本人選手。
そして日本人王者の最高齢防衛記録も破った!
西岡選手、V7本当におめでとう!!
試合後はあのノニト・ドネアがリングサイドに祝福に駆けつけていた。
今回の興行を帝拳プロモーションと組んで成功させたアラム氏から、この世界2団体統一バンタム級王者の
ドネアとの対戦をオファーされていると語った帝拳・本田会長。
この試合は実現するとすれば、ノンタイトル戦なのか?
見てみたい気もするが、ちょっと怖い気もする…。
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WOWOW久し振りのビッグマッチ生中継。
今日のカードはこれだ!!
未だ無敗。
元5階級制覇王者フロイド・メイウェザー(アメリカ)が1年4ヶ月ぶりの復帰戦。
対するはあのアンドレ・ベルトを破り戴冠した、ゴールデン・ボーイ・プロモーションズの秘蔵っ子、
W BC 世界ウェルター級王者ビクター・オルティスとの激突だ。
ともに〝スピード〟を誇る両者の対決。
真っ向から教科書通りの形でのスピードを誇る王者オルティスに対し、どんな形であれ、相手に当てる
メイウェザーの規格外のスピード!
さて、どうなるのか!?
もしかしたらオルティスのそれが、ブランクのあるメイウェザーに一矢報いるのではないか?
なんて、試合前には思っていた…。
試合開始早々はオルティスの正攻法のスピードに少し戸惑っているように見えた。
WOWOWの両解説者はメイウェザーにポイントを付けたが、わたしはオルティスに付けた。
オルティスのパンチは当る、そんな感じがしたのだ。
…が、2R以降、規格外のメイウェザーのスピードが、次第に目を覚ます!
まず、オルティスが入ろうとするその瞬間にパンチを当てる。
オルティスがかさに掛かって攻めてきても、全てを紙一重でかわし続け、一発もクリーンヒットを許さない!
速い、断トツに速いのだ!
おそらく試合を続けていれば、いずれメイウェザーの勝利は明白だったろう。
だが、事件は4Rに起きた!
ロープに追い詰めてパンチを叩き込むオルティスだが、メイウェザーにはかすりもしない…。
頭に血が昇ったオルティスがそこでなんとメイウェザーに頭突きを喰らわせたのだ!
大げさに痛がるメイウェザー。
レフェリーはオルティスに減点を与える。
そして試合再開。
両者が歩み寄り、あらためて謝意を伝えるオルティス。
そこでレフェリーが一瞬目を逸らす。
本来ならここで「ボックス!」と声を掛け、明確な試合再開を示さなければならない場面だというのに。
そして次の瞬間、いきなりメイウェザーがまだしっかりと構えてもいないオルティスのガラ空きの顔面に
パンチを叩き込んだ!
倒れているオルティスにビックリしているレフェリー。
だが、慌ててカウントを取り出す。
騒然とする場内。
そしてそのまま試合が終ってしまった!
試合後のリング上でのインタビューで、インタビュアーに「不意打ちではないのか?」と問われ、「シット!」と
毒づくメイウェザー。
これに対し、「わたしがもう50歳若かったら、おまえなんかぶっ倒してやるのに!」と言ったインタビュアーが
面白かったし、「リング上ではこういうことも起きる。誰が悪いということではない」と爽やかに笑顔で語った
オルティスの株はいっそう上がったに違いない。
だが、仮に再戦したとして、戦い方や戦略を変えない限り、オルティスはメイウェザーには勝てないだろう。
その実力さ、ポテンシャルの差は、誰が見ても歴然である。
後味の悪さだけが残る、最低の試合であった!
次はいよいよ、「マニー・パッキャオ vs ファン・マヌエル・マルケス」が11月に行われ、そしてメイウェザーと
その勝者が、王者統一戦を行うことになっている。
となれば、まぁ、パッキャオに頑張ってもらうしかないな…。
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ようやく実現した、この両者の対決。
今日の早朝5:00からWOWOWで放送があるため、昨日は早く寝て、この試合に備えた(笑)
さて、世界のヘビー級は、WBC王座を保有するビタリ・クリチコ(40歳)と、IBF・WBOを保有する
ウラディミール・クリチコ(35歳)によって、長らくリードされ、全然面白みが無いのが実状である。
兄弟での対戦は絶対無いし、この二人を脅かす存在が出てこない限り、なんの進展も見られないからだ。
この二人に唯一、対抗できる存在として、大柄な二人にはない圧倒的なスピードと、約88パーセントという高い
KO率を誇る強打で鳴らすデビッド・ヘイに注目が集まった。
ヘイ:あのロボット野郎が不具合を起こすことになるぜ!
ウラディミール:そんなキミを現実の世界へ引き戻してあげよう!
試合前の記者会見でのこんなやりとりに、久し振りに心は躍った。
ヘイなら、なにかやってくれるのではないか!?
そう、期待して…。
しかし…、である。
試合は序盤で簡単に見極めがついてしまった。
立ち上がり、速いスピードを活かして、積極的に出て行こうという姿勢が見られたヘイだが、身長で8cm、
リーチで5cm上回るウラディミールの圧力に押し戻される。
またこの時点でウラディミールの鋼鉄のジャブの予想外の速さに、恐らくヘイはビックリしていたのでは
ないだろうか?
中盤以降、ウラディミールのプレッシャーに負け、ジリジリと後退する場面が目立つ。
ただ身体能力の高さは確かに素晴らしく、上体だけを使ってウラディミールのジャブを次々とかわしていく。
だが、かわしたところで、パンチを放つ訳ではないので、ただ被弾しないだけ…。
試合を完全にウラディミールにコントロールされてしまう。
時折、遠間からパンチを放つも、長いリーチの奥に隠れた顔面にはほとんど届くことがなかった。
11回にはダウンを奪われたが、これはクリンチからもつれただけであり、これをダウンと宣告されたのは
ヘイにとって心外だろう。
しかしながら、全Rを通じて、全く見せ場を作ることができず、なんとも消化不良の大凡戦で終ってしまった!
ヘイは序盤で完全に攻め手を見失っていたのであろう。
だが、もし少しでも勇気を持って、相手の懐に飛び込んでいたら、試合は全然違う形になっていたかも
知れない。
多少の被弾は覚悟の上で、相手の懐に入り込まない限り、体格で劣るヘイに勝機はないのだ。
またウラディミールも、もしかしたらヘイのスピードと防御技術には驚いていたのかも知れない。
その証拠に、最近はKOで決めようという姿勢が見られるウラディミールだが、今日は全くと言っていいほど、
自分のバンチで仕留めようという気迫が、伝わってこなかったからだ。
試合後のリング上で「足を負傷していて、踏み込めなかった」と告白したヘイ。
でもそれは自分の調整不足であり、理由にするべきではない。
これで主要4団体の全てのベルトが クリチコ・ブラザーズ の元へと集まってしまった…。
全然、面白くないゾ!
だれか活きのいい若手が、(特にアメリカあたりから) 出てこないかなぁ…。
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2010年12月に対戦したこの両者だが、12回引き分けでかろうじてパスカルが王座を守った。
さて、あれから半年。
この対戦はどうなるのか?
46歳と4ヶ月の挑戦者バーナード・ホプキンス!
彼がどのくらいやれるのかが、この再戦の一番の関心であった。
序盤は互角かと思われたが、徐々にホプキンスの強烈な右が、王者を追い詰める!
何度もダウンと思われるような場面に遭ったが、パスカルはその度にスリップだとごまかし続ける。
面白かったのは、普段〝悪童〟のようなふるまいをするホプキンスだが、この試合はありとあらゆる手を
使って、窮地を脱しようとするパスカルに対して、なんとか冷静に自分を抑えようと振舞う。
そのギャップが印象的だった。
圧倒的にポイントでは不利だったパスカルだったが、しかし最終12Rでは怒涛のラッシュを見せ、ホプキンスを
あわやダウンというところまで追い詰めた。
最後の最後まで、目の離せない、非常にかみ合った試合。
さらに戦前では散々いがみ合っていた両者だったが、試合後はさわやかに両者ともに讃え合っていたのも
実に印象的だった。
それにしても、46歳4ヶ月という、史上最高齢での王者 となったバーナード・ホプキンス。
本当に素晴らしい勝利であった。
いつもはヒールとして扱われることの多いホプキンスだが、この日は本当に千両役者ぶりを見せ付けた。 この表情。
さらにゴングが鳴ってもぐずぐずと出てこないパスカルに対して、腕立て伏せをやって挑発したり…、と
なかなかのエンターティナーぶりを発揮し、我々を楽しませてくれた。
バーナード・ホプキンス という選手の概念を、根底から覆す…。
そんな貴重な試合となった。
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