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ヤクルトが史上空前の大混戦から抜け出し、2015年のセリーグを制した。
とはいえ、(10/2終了時の時点で) 75勝64敗2分 勝率.540
あまり褒められた数字ではない…。
正直なところ、阪神の勝負どころでの大失速に助けられた形だ…。
わたしの身近な阪神ファンの嘆き方も、ハンパない…(-_-;)
まぁしかし今季トリプルスリー、山田哲人の大ブレイクが優勝の原動力でしょうな。
(ナゴドではさっぱり打てませんでしたけど) お見事な活躍ぶりでした!
盗塁王もほぼ確定的かな。
このほかにも、目下の首位打者・川端や、雄平など、若い選手が台頭を見せ、
二年連続の最下位からの大躍進!
それもバレンティンを故障でシーズンのほとんどを欠きながらのこの結果。
というよりはバレンティン不在が、むしろいいほうに働いたかな。
選手を育てながらチームを強くした真中監督の手腕も、評価できますな。
(それに比べて、我が中日の谷繁さんときたら… -_-; )
まずはヤクルトの選手および球団関係者の皆様、
14年ぶりのセリーグ優勝、本当におめでとうございます!!
CSもありますが、セリーグ大混戦の要因を作った、強い強いパリーグを
圧倒的な強さで制覇したSBに少しでも抵抗できるとしたら、ヤクルト以外には
ないだろうと個人的には思っています。
是非とも、頑張ってください!
真中ヤクルト下剋上の涙、神宮最終戦でサヨナラV<ヤクルト2−1阪神>◇2日◇神宮 ヤクルト真中満監督(44)が、神宮の夜空に舞った。優勝マジック1で迎えた阪神25回戦。延長11回、雄平外野手(31)のサヨナラ打で激闘を制し、01年以来、14年ぶりのセ・リーグ優勝を決めた。昨年まで2年連続の最下位。開幕前の下馬評も低かったチームを率いる上で選手との「距離感」をモットーとした。就任1年目で最高の結果を残し、グラウンドで歓喜のビールかけ。勝利の美酒に酔いしれた。 真中監督の目には、見たことのない景色が広がった。神宮の夜空が、いつにもまして輝いて見えた。セ・リーグで、ただ1人にしか与えられない特権。選手たちの手で、7度舞い上がった。至福の高さをかみしめた。 「ファンの皆さん! 優勝おめでとうございます。ファンの皆さんがグラウンド一面にいてくれたので、いい雰囲気で素晴らしい試合ができました。選手も私も本当に苦しい思いで戦っていたので、一瞬で力が抜けるような思いでした」 昨季まで2年連続最下位のチームを、就任1年目で栄光へ導いた。昨秋に衣笠球団社長から監督要請を受けた時、迷わず深くうなずいた。「打線は打てるし、投手も頭数はいる。優勝だっていけるだろ」。確かな可能性を感じた。必要なのは選手がやりやすい環境を作ること。そう思って「距離感」を大切に、自信を持ってスタートした。 バッテリー、打撃ミーティングには参加しなかった。「オレがいると満足に話せないだろ」。選手と距離を置いた。「究極の話、結婚式に呼ばれても行かないかも。選手の家族も預かっている。采配で非情になれない」。試合日は最も遅く球場入りし、休養日は練習にあえて顔を出さなかった。食事を共にするのはコーチや裏方だけ。その時でさえ、野球談議は避けた。 ただ、必要と感じた時は近づいた。雄平、小川、畠山。苦しい時期を経験した主力を監督室に呼び出した。昨年ブレークした雄平は、打撃フォームを見失っていた。部屋に入ってきた雄平は緊張し、身構えているようにも見えた。招いた真中監督は開口一番「別に怒らないから」と優しく語りかけた。「できない理由を探さない方がいい」。技術でなく、心のあり方を説いた。「大事だと思った時に話さないと効き目はないから」。普段、一定の間柄を保ちつつも、「今だ」と思った時には大胆に動いた。 勝負の神様との距離感にも、こだわった。9月21日。1ゲーム差で迎えた2位阪神との直接対決。シーズンを見渡して「ここを勝てば何かいける気がした」と大事な1戦と捉えた。普段は神棚に飾ってあるお守りを取り出した。現役時代から持つ、岡山・倉敷市にある五流尊瀧院(ごりゅうそんりゅういん)のものを敵地・甲子園に持ち込んだ。「勝負の時はいつも左なんだよ」と左の尻のポケットに忍ばせた。「ゲン担ぎなんてしないよ」と話していた指揮官が、たった1度の神仏にすがった試合だった。 圧倒的な優勝ではなかった。5月には9連敗も経験。史上まれに見る歴史的な混セ。先など見えなかった。大詰めを迎えた9月下旬のこと。真中家の庭でキンモクセイの花が咲いた。現役を引退した08年に植えた1本の木。7年間で1度も咲いたことはなかった。美奈夫人(44)が「やっと咲いたね」と言うと、真中監督は大きくうなずいた。時を前後して、チームも大輪の花を咲かせた。誰も、花が咲くとは思っていなかったかもしれない。だが真中監督は信じていた。2015年10月2日。新人監督の思いは、現実となった。【栗田尚樹】 ◆若松監督の名言 14年前の01年リーグ優勝時、当時の若松勉監督がお立ち台で「ファンの皆さま、本当におめでとうございます」とあいさつ。これが名言として語り継がれた。同年の日本一でも「ファンの皆さま、本当に日本一おめでとうございます」と、再び爆笑スピーチをサービスした。 [2015年10月3日7時22分 日刊スポーツ紙面から]
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野球
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ドラゴンズ以外の野球全般の話題です。
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ついに原監督も退任、そしてキヨシ監督も辞任ですか…。
原監督は続投要請なしということで、フロント主導、そしてキヨシ監督は
コーチ組閣で意見が折り合わず「そんならヤメてやる!」って感じですな。
巨人は誰がやるのかな?
そろそろマジで「江川監督」が見てみたい!
DeNAは、ホントにラミレスがやるの?
それとも、三浦大輔兼任監督?
こういうとき、大魔神・佐々木氏の名前は全く挙がってきませんねぇ…(-_-;)
谷繁さん、「中日の監督を辞任して、愛着のあるDeNA監督へ横滑り就任!」、
という手もありますよ(笑)
来季は阪神・金本新監督に加え、巨人、DeNAも新監督を迎え、セリーグは
なかなかフレッシュな戦いが見られそうですね。
さて、我が中日は…。
このままだと全然変わりそうになく、来季もまたダントツの最下位候補だな…(>_<)
原監督退任へ 2年契約満了も正式な続投要請なし 勝利投手のマイコラス(右)とがっちり握手する原監督(撮影・鈴木正章)?
巨人原辰徳監督(57)が、今季限りで退任することが濃厚となった。2日、DeNA戦に勝利した後、ヤクルトのリーグ優勝が決定。最後までペナントを激しく争ったが、4連覇を逃し2位が確定した。原監督は今季が2年契約の2年目で、現時点で球団から正式な続投要請を受けていない。今後の短期決戦を戦い抜いて契約が満了となり、ユニホームを脱ぐ運びとなりそうだ。
原監督に大きな節目が訪れた。DeNAを競り落とした直後の会見。気になるはずのヤクルトの動向は「我々は、自分のゲームをするだけ。僕は何も知りません」と、眼中になかった。しかし球場を離れた約40分後、V逸が決まった。「2015年のペナントレースを制することはできませんでしたが、まだまだ試合は続きます。全力で戦っていくのみです」とコメントを出した。 第1次政権を合わせれば、12年もの間、指揮を執ってきた。今季のペナント争いはし烈を極めた。球団は配慮し、2年契約が終わる原監督と去就について正式な話し合いを行っていない。続投を要請する可能性は低いとみられる。短期決戦の決着をもって2年契約が満了し、慣れ親しんだユニホームを脱ぐ可能性が極めて高い。勝負の責任者である原監督は、普段から去就についての覚悟を定めている。同時に、長い時間をかけて育んでくれた巨人軍に対して、感謝の気持ちがある。話し合いに問題が生じる可能性は低い。 後任候補には、OBの江川卓氏(60)らが挙がるとみられる。指導者の経験はないが、巨人戦に軸足を置いた評論活動が非常に長い。巨人のエースとして長く君臨し、勝利の重要性も肌身で知っている。松井秀喜氏(41)や高橋由伸外野手兼任コーチ(40)ら、若い世代の監督候補へつなぐ役として、名前が挙がって不思議はない。 またチーム内には、川相昌弘ヘッドコーチ(51)をはじめ指導歴の豊富な人材がいる。現体制からのスムーズな移行に主眼を置くならば、内部昇格の選択肢も、可能性としてはあるとみられる。V逸を機に、チームが転換期を迎える。 [2015年10月3日7時22分 日刊スポーツ紙面から]
中畑監督が辞任 来季コーチ人事「意見合わず…」 南場オーナーと会談を終え笑顔で球団事務所を後にする中畑監督(撮影・鈴木正章)?
DeNA中畑清監督(61)が成績不振の責任をとって辞任することが2日、決まった。この日の試合前に横浜市内の球団事務所で南場オーナーに辞意を伝えた。約20分間の会談を終えた中畑監督は「気持ちを伝えました。オーナーからは熱い言葉と、感謝の言葉をいただいた。そんなに思ってもらえるのは幸せ者だなと思いました」と慰留の姿勢に感謝したが熟考して決断した辞任の意思は覆らなかった。
辞任の背景には責任に対する考えの違いがあった。球団は7月中旬に異例の早さで続投を要請し、一貫した強化を進める態度を明確にした。4年間のチーム作りを評価し、来季も継続させることで強固な集団を形成する狙いがあった。球団発足から4年という創成期は、結果に対し「責任をとる段階ではない」(球団幹部)スタンスだった。一方の中畑監督は「勝負師として結果の責任はとらないといけない」。ここに接点は見いだせなかった。 来季コーチ陣の編成にも違いが及んだ。両者とも人事の再検討は必要という考え方は一致。球団は続投要請受諾後に着手する方針だったが、同監督は受諾に向けた希望人事があった。9月30日に池田球団社長、高田GM、吉田GM補佐と話し合いが持たれたが、着地点は見つからず「意見が合わず接点がなかった。要求はのめないということだった。どうしても埋められないものがあった。俺が辞めて責任をとるしかない」という結論につながった。 球団は土壇場での辞任を受け、ゼロベースで後任候補の人選から着手しなければならなくなった。池田社長は「ドタバタは覚悟の上。明日の試合以降、しっかり準備できる土壌はある」と強調。4年間で積み上げてきた中畑体制を継承し、結果という部分で上積みができる人選を進める。 [2015年10月3日7時22分 日刊スポーツ紙面から]
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なるほどね、この手があったか!?
三木谷オーナーの執拗な「現場介入」により、誰も監督のなり手がいない楽天。
そして、白井オーナーに徹底的に嫌われ、監督はおろかコーチとして「中日」の
ユニフォームを着ることすらも許されない立浪。
常々「いずれは指導者としてまたユニフォームを着たい。それが中日だったら、
なお嬉しい。」と語り、指導者への意欲と、必ずしも中日にこだわっていないことを
かねてから明らかにしていた立浪氏だけに、これはマジでありえますな!
まぁ、楽天にとっても、立浪という数少ない「全国区」の監督を迎えられるのは
悪くない話じゃないでしょうかね…?
まぁ、その場合、星野さんは「副会長」(?)とかいう訳判らんポジションではなく、
「GM」職に就くべきでしょうな。
意外と野球解説は論理的に話す立浪氏だけに、監督としてどんな手腕を示すのか、
個人的にもかなり興味があります。
さぁ、今後の動向に注目しましょう!
楽天新監督に立浪氏急浮上! 星野副会長と師弟タッグで再建だ 2011年4月。QVCマリンでの試合前に、当時の星野監督(左)に挨拶した
立浪氏(右)。楽天の監督候補に浮上した(写真:サンケイスポーツ)
楽天の新監督候補として、中日で通算2480安打を放った「ミスタードラゴンズ」立浪和義氏(46)=野球解説者=が急浮上したことが9日、分かった。大久保博元監督(48)が成績不振を理由に辞意を固めたことを受け、球団は候補者をリストアップ。新たに編成の全権を託された星野仙一球団副会長(68)が中日監督時代から英才教育を施した立浪氏が、候補の一人に浮上した。
就任1年目の大久保監督が8月下旬、成績不振の責任を取って今季限りで辞任する意思を固めた。辞意を伝えられた球団は、水面下で次期監督候補のリストアップを進めている。その中で「ミスタードラゴンズ」立浪氏が急浮上した。
7日付で、シニアアドバイザーを務めていた前監督の星野氏がチーム運営、編成を全面的に統括する球団副会長に就任した。立花球団社長は今後の人事権について「中長期的なものも含めて星野さんの権限、責任。基本的には星野さんの意向を中心に考える」と説明した。監督選考についても、リストアップや絞り込みの全権を委ねる意向だ。
今季、プロ野球の監督は最年長こそDeNA・中畑監督の61歳だが、その一方で40歳代の監督は5人と、若返りが進んでいる。46歳の立浪氏は1988年、ドラフト1位でPL学園高から中日に入団。当時の星野監督が、高卒1年目としては球団初となる開幕スタメンで起用。チームリーダーとしての英才教育を施した。
立浪氏は現役晩年の2008年にコーチを兼任したが、引退後は「監督候補」とされながら、中日のユニホームに袖を通していない。13年の第3回ワールド・ベースボール・クラシックでは、日本代表の打撃コーチを務め、中田翔(日本ハム)らを熱心に指導。当時の監督は星野氏の盟友、山本浩二氏(68)だった。
関係者は立浪氏について「再びユニホームを着たいという意欲は持っているようだ」と証言する。古巣の中日は、谷繁監督が14年から4年契約を結んでおり、早期の監督オファーは考えにくい。一方、恩師の星野氏は特別な存在で、楽天監督を務めていた当時、立浪氏は2月1日のキャンプ初日に必ず沖縄・久米島を表敬訪問していた。その星野氏が監督就任をオファーすれば、一気に話が進む可能性が高い。
一方、地元・宮城県出身の佐々木主浩氏(47)、今季限りで現役引退する斎藤隆投手(45)らも候補に挙がっており、慎重に選考を進めるもようだ。
今季は三木谷浩史オーナー(52)の現場介入が公になっただけに、星野副会長がオーナーと現場との調整役となって、次期監督が自由に采配を振るえる環境を整えることがチーム再建への第一歩。その意味で「星野−立浪」は理想的なコンビといえそうだ。
[サンケイスポーツ 9月10日(木)7時0分配信 ]
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まさかこの一年で辞めるとは思ってませんでしたが…。
この程度の成績不振で一年で辞めなきゃならないなら、谷繁も辞めなきゃ!
まぁ、成績不振というのは口実で、やっぱり三木谷オーナーの 現場介入問題 が
大きいんでしょうなぁ…(-_-;)
なんせ、オーナーは、
抜本的な球団改革の年にするため、フロントと現場が一体となる
組織的なマネジメントを進めていて、そのための現場介入である。
( └−→ 全然成功してないけどね 笑 )
などとコメントして完全に自己肯定を行い、現場介入を辞める気など、微塵も
なさそうですら…。
さて、オーナーは、誰を「操り人形」に据えるんでしょうね…?
もしかして、山崎〝ジャイアン〟武司氏だったりして(笑)
楽天大久保監督が今季限りで辞任の意向固める 楽天大久保博元監督(48)が成績不振の責任を取り、今季限りで辞任する意向を固めたことが29日、関係者の話で分かった。
大久保監督は2012年に1軍打撃コーチとして楽天入団。2軍監督、監督代行を経て今季から1年契約で就任した。2年目の松井裕を抑え投手に抜てきするなど、守り勝つ野球を掲げて前半戦は健闘したが、主力の相次ぐ故障や外国人選手の不振が続き、後半戦は失速。28日時点で46勝64敗3分けとパ・リーグ最下位に低迷していた。 [2015年8月29日12時17分 日刊スポーツより]
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交流戦の実施方法が変わって、2連戦から3連戦となり、今季はそれほどセ・バの
実力差が数字に表れないのではないか? と戦前は言われていた…。
が、しかし…。
フタを開けてみれば、セリーグは交流戦史上最低勝率となり、パリーグは6年連続10度目の
圧倒的勝ち越しで終わった…。
これについて、元阪神、ダイエーで活躍した評論家の池田親興氏の言葉に、妙にわたしは
納得したのである。
池田氏によれば、パリ−グのDH制は、ただ投手の打代わりにバッティングのいい選手が
入るのではなく、4番打者がもう一人入る ようなものだという。
パリーグの投手は常にこのような厚みのある打線を相手に投げているからこそ、本格的な
投手が育ちやすい環境にある。
勿論、打順が回ってきて交代される、ということもないから、余計に体力も要求される
のだ。
そしてもう一つ。
セリーグのバッテリーは総じて 外角の球の出し入れ で勝負することが多い。
これは谷繁の全盛期ですら、その傾向が強かったという記憶がある。
9日〜14日のロッテ、楽天 (ビジター) 戦をラジオで聞いていたが、パリーグを中心に
活躍している各解説者達が挙って、中日バッテリーに対し「もっと内角を攻めないと、
抑えられませんよ!」と盛んに言っていたのが、思い返しても印象深い。
それがちゃんと出来ていると言われたのは、わずかに「大野雄大」只一人であった。
1番〜9番まで、どこからでも本塁打が飛び出すような厚みのある打線を相手にするには
内角を大胆に使って攻めないことには、抑えられないのである。
事実、中日の若松、山井、岩田、バルデス、武藤という先発陣は、(外角のコーナーを)
狙い過ぎてカウントを悪くし、挙句にストライクを取りに行って痛打される…、という
その繰り返しであった…。
「セリーグは差別化のため、DH制は絶対に導入しない」というなら、それでもいい。
ただ、少なくともパリーグのバッテリーの攻め方を研究し、各球団が普段からそういう
攻め方をするしかない。
付け焼刃で、身に付くようなものではないからだ。
原因がはっきりしているのだ。
「企業努力」というものを、少しは見せて欲しいものだ…。
交流戦でなぜセ・リーグは惨敗したかプロ野球の交流戦は15日、ヤクルトがロッテに敗れたことで全日程終了を待たずに2010年の.421を下回り、セの史上最低勝率が決定した。パの61勝、セの43勝、3分けで、パの勝ち越しは、6年連続10度目になる。交流戦の優勝は、今日の阪神―日ハム戦の結果で決まるが、上位5位までをパのチームが独占した。なぜ、ここまでのセ、パの差が生まれたのか。 責任の重い交流戦下位のセの3チームを見てみると10位の中日は、打線が全体的に不調でバルデスが初回に5失点した5月31日の日ハム戦に代表されるように投手陣も踏ん張りきれずに7勝10敗、巨人は打線が不安定のまま、7勝11敗、横浜DeNAは4番・筒香の不在期間が響き、投打が噛み合わず、守りにも多くのミスが生まれた。3勝14敗は交流戦史上最低勝率となった。
元阪神、ダイエー(ソフトバンク)、ヤクルトで投げた評論家の池田親興氏は、こんな見方をしている。
「パの投手力が目立った。その背景には、大谷に代表されるようなパのここまでのドラフト戦略の成功とDH制があり、普段から4番打者が一人多いような打線と勝負しているので投手が育つ環境がある。基本的にインサイドをうまく使わないと通用しない。外のボールの出し入れよりもインサイドを球威で攻めるというピッチングがバッテリーを含めて染み付いている。
一方のセは、外の出し入れが中心のピッチングスタイルの投手が多い。横浜DeNAのプロ初先発の砂田でさえ、そういうピッチングをした。しかし、好投手と対戦して鍛えられているパのバッターの質とスイングスピードは違う。そういうバッターに外の出し入れだけのごまかしは効かない。
切れ目のないソフトバンク打線は言うまでもなく、交流戦で本塁打を量産したおかわり君に、日ハムの中田、楽天のペーニャにしても、怖さが出てきた。巨人は、4番・坂本で交流戦を乗り切ろうとしていたが、ロッテ戦のスタメンにイースタンのメンバーを並べなければならなかったという現状がすべてだろう。最後の最後にソフトバンクは、今季出番のなかった新外国人バンデンハークが出てきて、最速154キロのストレートを連発したが、そういう選手層の違いも響いたと思う」
交流戦の各リーグの防御率を平均すると、パの3.24に対して、セは、3.90。個人成績を防御率順に並べると、トップが、0.00の阪神のメッセンジャーで、オリックスのディクソン、広島の黒田、ソフトバンクの武田と続き、トップ15のうち9人がパの投手で占めている。
また1チームあたりの平均得点も、パの76点に対してセは63点と及ばない。本塁打の総数は、パの100本に比べセは88本。ヤクルトの畠山が9本塁打、20打点でひとり気を吐いたが、打撃10傑を見ると、1位の西武の秋山が.432、2位のソフトバンクの柳田が.429、3位のロッテの角中が.427といずれも4割超え、横浜DeNAのロペスも.411だが、10人中6人が、パのスラッガーだ。
盗塁の総数は、セパ共に「58個」で、数字的には変わらないが、池田氏は、細かい部分のスピードと走塁への意識がパのチームが上回っていたという。
「巨人と中日も、機動力を絡めてきたが、パでは、西武以外のチームが、機動力で相手ピッチャーや守備陣に対してストレスをかけているシーンが目立った。スピードの違いと細かい仕掛けの違い。そういうプレッシャーが、セのチームの守備の乱れをも誘った」
池田氏がピックアップしたのは、14日のソフトバンクー広島戦でのワンシーン。3回一死一、三塁から柳田が一二塁間を破る痛烈なタイムリーを放った。打球が速すぎて本来ならば一塁走者の明石は、三塁へ進めないような当たりだったが、その明石が“ランエンドヒット”の形でスタートを切っていて三塁を奪った。結果、内川の犠飛で追加点。こういう仕掛けの部分も、セ・パで相違点が見られたという。
「ただ、セは揃って負けたので、10連敗の横浜DeNAがリーグの2位をまだキープしているという異常事態を生んでいる。考えてみれば、また開幕からリスタートするようなもの。横浜DeNAにしても、どのチームもモチベーションは失っていない。交流戦が、セのペナントレースを面白くしたとも言える」
各リーグ戦は、19日に再開する(阪神―ヤクルト戦は20日から)。
[THE PAGE 6月16日(火)12時0分配信]
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