--32 仏像と経典の成立

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 『仏塔と菩薩に見る賎』の文章は二つの重要な、問題を提起している。

■大乗仏教の興起

 従来は、小乗仏教(部派仏教)は仏塔(ストゥーパ)とは一定の距離を保っていた。仏塔の管理はもっぱら在家の信者に任せ、出家した僧はその建設や管理に関わらなかった、とされてきた。小乗の涅槃経の「葬式に関わるな」という仏陀の言葉がおそらくその根拠であろう。しかし、記録を見る限り、僧たちは深く関わってきた。

 仏塔は在家信者のみに関わるものではなく、僧たちが深く関わってきたのならば、仏塔を信仰する在家信者のなかから、大乗仏教の運動が出てきた、という説も成り立たなくなる。もともと、仏塔は寄進によって建設されたものであり、また、管理の費用も寄進によってまかなわれている。寄進は、寄進の相手を必要とするものであり、多くの場合は、特定の出家者の集団が指定される。


■仏像と小乗仏教

 僧の中には、建設の専門家がいて、彼らの指導のもとに、仏塔や伽藍などが建設されたのだろう。だとすれば、その延長に仏像の制作もはじまったと考えることも可能である。仏像の始まりは、カニシカ金貨に帰せられると考えるが、その後の大量の仏像の制作は、小乗仏教(部派仏教)と仏塔や伽藍の建設との関わりなしには考えられないであろう。

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はじめまして。何時も楽しみに読ませていただいています。実は私はある仏教の宗派の在家信者なんです。でも、本当に自分のいただいている教えのみが正しいのか疑問を感じているんです。貴方のブログで仏教を勉強したいと思います。

2006/9/4(月) 午後 11:21 ☆カズ☆


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