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□No.08 夜光杯

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 今回の旅行の土産は出発前から「夜光杯」と決めていた。名前のかもし出す神秘性に惹かれたのだ。夜光杯はガラスで造られたワイングラスに似ている。透明なガラスに半透明の墨色の模様があり、遠目には濃い緑色にも見える。墨色の主成分は鉄で、磁石に反応する。

 夜光杯は祁連(きれん)山脈の墨玉石という石から削り出される。夜光杯は本来は酒泉の特産品であった。しかし、祁連山脈の石が材料であるから、祁連山脈に沿った河西回廊の他のオアシス都市の土産物として広がった。

 敦煌のホテルの土産物屋さんで夜光杯の実物に出会った。ところが写真で見たほどの神秘性が感じられない。ガイドさんが夜光杯の工場に連れて行ってくれるという。莫高窟の見学を終えて食事までの間にその工場まで行った。

 敦煌の日の入りは遅い。日本と敦煌との時差は1時間。中国全体が北京時間を使っているのである。北京時間との間に事実上2時間程度の時差があり、敦煌は8月の下旬で夕方は8時を過ぎてもまだ暗くならない。

 工場に着いて驚いた。出迎えてくれたのはホテルの土産物屋にいたおじさんではないか。また、工場といっても、製作の実演の機械が申し訳程度に置いてある程度で、実態は大きな土産物屋であった。ガイドさんと土産物屋さんが結託していたのである。

 社長(おじさんのこと)は日本語が堪能であった。今年は日本からの観光客が少なく、たくさんの商品が売れ残っている、皆さんが買ってくれないとこの店も閉鎖しなければならない、とのこと。夜光杯は、特級、上級、中級の三段階に分けられていたが、特級は5割引、上級は3割引の特売セールになった。

 特級品は、模様の入り具合がよい。比較するとよくわかる。そこで、小さめのサイズのものを三セット買った。二つの杯がワンセットになっている。5割引で、三セットで6000円。これを5000円で買った。値引き交渉も買い物の楽しみの一つである。

 夜光杯といっても暗いところで光るのではない。その名前の由来は明らかでない。夜光杯は、王翰(おうかん 687〜726年)の涼州詞で有名になった。

  葡萄美酒夜光杯     葡萄の美酒 夜光の杯
  欲飲琵琶馬上催     飲まんと欲すれば琵琶馬上に催す
  酔臥沙場君莫笑     酔いて沙場に臥すとも君笑うこと莫れ
  古來征戦幾人回     古来征戦幾人か帰る

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