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 午前中を中央博物館で過ごした。それでも、ゆっくりと観られたのは仏像のコーナーだけである。慶州の古墳からの出土物や高麗青磁、白磁のところも興味はあるが、集中力が続かない。昼食を済ませてから、景福宮へ行くこととした。博物館の内部に韓食のレストランがあった。選んだメニューは、ビビンバ。ビールも頼んだが、ウェイターが怪訝な顔をしている。後で知ったが、こうした普通のレストランには酒類がおかれてないようである。

 道路に出てタクシーを探す。ソウルはタクシーがどこでも簡単に拾える。タクシーに乗って「キョンボックン」と告げる。「キョンボックン」は景福宮の韓国語読みである。タクシーの車内に、通訳が必要な場合は運転手に「interpreter」と告げるように日本語、中国語、韓国語で表示されていた。タクシー無線を利用する方法のようである。

 無事に景福宮についた。どうやら私の韓国語が通じたようである。東の建春門の前で降ろされた。以前に来たときは、バスでこの門から入っていった。中からリズミカルな太鼓の音が聞こえる。14時の衛兵の交替式であった。李朝時代の士族の服装でひげをはやし、旗をなびかせての交代式は壮観である。正面にあった、かつての朝鮮総督府の建物が1996年に撤去されてから復元の工事が進み、景福宮は往時の姿を取り戻しつつある。

 南の正門が光化門で、衛兵はそこに立つ。その内側に興礼門。さらに勤政門をくぐるとようやく景福宮の中心的な建物である勤政殿の敷地に出る。勤政殿はひときわ大きな建物である。文武百冠の朝賀、即位式、外国からの使臣の接見などの国家儀式などに用いられた。

 勤政殿の西門から出ると、先ず眼にとまるのが慶会楼である。主に迎賓館として使われた建物で優美な姿をしている。池の中に打ち込んだ何本もの石の柱の上に建てられ、背後の北岳山が借景として取り込まれている。池の水面には美しい姿を写している。

 その手前にあるのが修政殿である。修政殿は特別注目される建物ではない。しかし、私にとっては思い出深い建物である。『○No.03 広隆寺の弥勒菩薩像』で述べた建物の柱はこの柱である。場所を誤解していたようである。勤政殿の左奥であった。しかし、柱には朱の塗料が厚く塗りなおされ、細かな木目は見られない。

 あきらめて、勤政殿の奥の建物に入ってゆく。そこにも、塀に囲まれた建物がいくつもある。中心は、王后の寝殿のあった公泰殿であろう。この辺りにくると、柱の塗装が古くなっていて赤松の柱の微妙なひび割れと木目が浮き出て見える。もう弥勒菩薩は現れはしなかったが、十分に満足できた。

 案内所で景福宮のパンフレットをいただいた。上記の説明はこのパンフレットを参考にした。さらにソウルの地図もいただいた。「ソウルのもあったら」くださいといったら、「ソウルのマップ」ですね、にっこり笑って渡していただけた。

52-04 言葉の意外な壁


 今回の安東市の訪問は通訳のできる仲間と一緒の旅であった。安東にも日本語が達者な人がたくさんいる。それでも、言葉の壁は思わぬところにある。

 そんななかで、韓国には「整理整頓」という言葉と習慣がない、という話がでてきた。生活の中で整理整頓ということの重要視していないということであろうか。これは初耳である。学校でも、家庭でも「整理整頓」ということはかなり厳しく言われてきた。日本人の多くが「整理整頓」の大切さを否定しない。もちろん、現実に、「整理整頓」しているかは別問題である。

 安東への訪問は、道路の改良工事の完成式典に参加するためであった。少しばかりの援助をしたことで私たちも招待されたのである。ところが朝起きたらあいにくの雨である。しかも雪に変わった。そこで「雨男」の話を持ち出してみた。ところが、韓国には雨男にあたる言葉がないそうである。その代わりに「辰年の人がいると雨が降る」いう言い方があるとのことである。「私たち夫婦とも辰年です」と言われて大笑いをした。式典は、雪の中で、テントを張って無事行われ、祝賀会の場所もビニールの大きな温室が作られていた。
 

52-03 国立中央博物館


 安東の訪問という旅の目的を終えて、16日の夜にソウルへ戻った。同行し友人には、ホテルまで届けてもらい、一人旅にもどった。17日は終日ソウルの市内観光にあてた。午前中は昨秋新装成った国立中央博物館、午後は京福宮と、一人旅ならではのゆっくり、ゆとり旅である。

 宿泊はプレジデントホテル。市庁舎のすぐそばである。国立中央博物館はかつて、京福宮の中のかつての朝鮮総督府の建物にあった。その頃に京福宮を訪れたことがあるが、建物のいかめしさに圧倒されて中に入ることができなかった。朝鮮総督府の建物は終戦50周年を迎えたときに取り壊されて、博物館も移転し、昨秋、新装オープンした。

 地下鉄やバスでは迷子になりそうで、タクシーを利用する。ホテルのフロントでハングル文字で行き先を書いてもらい、道路に出てタクシーでたどり着いた。どでかい。これが第一印象である。広大な敷地に広大な建物が建っている。

 少し早かったので、広い庭をゆっくり歩いてゆくと、ちょうど9時の開館時間になった。目的は、三階の仏像彫刻のコーナーである。そこには、あの金銅製の弥勒菩薩像もある。一人旅の身の軽さで、先ず三階にいった。これまで写真でしかみたことのない仏像が所狭しと並んでいる。弥勒菩薩像は、それらの仏像とは別の部屋に安置してあった。係員に尋ねてようやくその場所がわかった。

 弥勒菩薩像は部屋の中央の小高いところにおいてあり、側面も背面もみることができる。部屋は暗く照明の明かりもわずかだが眼は次第に慣れてくる。思っていたより一回り小さい。三国時代の作であるが、新羅と百済のいずれで作られたのかは説が分かれている。これほど、有名な像であるが。発掘の場所がいまだに定かでない。

 確かに京都太秦の広隆寺の弥勒菩薩像とよく似ている。いや、そっくりである。ただ、顔の表情には違和感を感ずる。広隆寺の弥勒菩薩像は先に述べたように、赤松でできていることや、韓国にあるこの金銅製の弥勒菩薩像との類似性などから、朝鮮からの渡来仏であるとされている。仏像美術研究家の久野先生の話だと、広隆寺の弥勒菩薩像は明治の修理の際に、日本的な表情に変えられたのではないかということである。

 ご婦人のガイドさんの説明もそのような話であった。この部屋の入り口に書いてある説明の表現はさらに抑えた記述がされていた。広隆寺の弥勒菩薩が金銅の弥勒菩薩像に酷似しているのは、朝鮮の仏像文化が日本の仏像文化に影響したことを示している、というような表現であった。

 このガイドさんは博学で一般の仏像についても詳しい説明をしていただいた。三国時代の高句麗、新羅、百済の仏像もそれぞれ、数点ずつが並べられていた。ガイドさんの説明でしだいにそれぞれの特徴が見えてきた。開館間際で人の少ないときだったから許されたのかもしれない。聞けば、ガイドの仕事はボランティアだとのこと、また、私の住んでいる岐阜市の近くにもこられたことがあるとのことだった。

 国立博物館は、写真撮影はフラッシュさえ使わなければ自由であった。実際にカメラを構えてみると意外と暗く、スローシャッターになってしまう。デジタルカメラだから、感度の変更などもできるが、未経験のことは失敗につながる。タイマーを使うことにした。

 シャッターを押した後、2秒後に実際にシャッターが働くようにした。それでもカメラぶれをしてしまう。blogに掲載するには、自分でとった写真でないと困る。何枚かはうまくいったのではないか。弥勒菩薩像のみは写真厳禁。カメラに触れただけで注意された。

52-02 韓国を訪れて


 15日から18日にかけて韓国へ行ってきた。目的地は安東市。安東市は3度目の訪問となる。安東市は、韓国中東部、慶尚北道(キョンサンブクド)の北部の中心に位置する。名古屋国際空港からソウルまでは飛行機で1時間40分ほど、ソウルからは高速道路を利用して4時間ほどかかる。

 飛行機の搭乗手続きで右側の窓際をお願いする。翼のあるところしか残っていなかった。乗ったところ、エンジンが出っ張っているが下を見ることはできた。飛行機は名古屋をでると、若狭湾に向かう。日本海の上空は雲がかかっていたが、朝鮮半島に差し掛かると雲がなくなった。飛行機は釜山からソウルへまっすぐ飛んでゆくようである。

 一面に低い山や丘陵が広がっている。低い山の上にはダムが作られ、大きなダム湖があちこちに見える。高い山でも300mは越えないだろう。また、山にある木はほとんどが落葉樹である。落葉樹の林に中に、ちらほらと常緑樹の林がある程度だ。

 ソウルから安東市までは高速道路を利用した。4時間以上かかる。高速道路の周囲は丘陵地帯が広がる。飛行機のコースよりは北になるが、やはり丘陵地帯が続く。ほとんどが落葉樹の林でところどころに松の林がある。飛行機から見た、常緑樹の林も松ではなかったのか。

 安東では、李先生の自宅に招いていただき、親しくお話ができる機会に恵まれた。松の木についてたずねてみると、安東の北に立派な松の木がとれるところがあるとのこと。かつては、建築用材といえば、松の木であったが、いまはほとんどが輸入材に頼っているとのことである。

 松の木は成長が遅く採算が合わないため山の松林も手入れが行き届かず、落葉樹の林が多くなっているのではないかということだった。 

@No.08 薄墨桜開花

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 わが家の庭の薄墨桜がついに開花した。ここ二年ほどは、消毒をし、腐葉土を施し、水と肥料をやり、一所懸命に世話をしてきた。蕾みははちきれんほどに膨らんでいたが、冬に戻ったような日が続いた。15日から韓国へ出かけ、昨晩帰国。今朝は、部屋の中に春の日差しが差し込んできた。空は真っ青。

 桜が開花していた。ときどき吹く風にゆれ、朝日に輝いている。薄墨桜は緋寒桜(ひかんざくら)に属していて、開花は早い。一週間ほどしてソメイヨシノが開花する。その後、しだれ桜や八重桜が咲く。

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