The mysterious world

不思議な話です。自己満足ですのでのんびり行きます。

過去の投稿日別表示

[ リスト | 詳細 ]

全1ページ

[1]

イメージ 1

遠いむかしこんなこともしていました。もちろん今は転職して別の仕事をしていますが・・・

演習場内のとある森の近くに兵員輸送用のトラックが、一台停止した。普通化連隊の一個分隊ほどの自衛隊員がトラックから降りて、夜営準備を始めた。
今回は連隊検閲(自衛隊が毎年受ける試験みたいなもの)を意識しての演習だった。森の中に二人用の天幕を2張偽装してつくり、トラックも草木で偽装し航空機から見えないように施した。

状況は戦時下ということで、全員がテントの中で寝るわけにはいかない。野営地近くに一人用の銃座を掘って作り、交代で見張りに付かなければならない。1時から3時までの深夜は下っ端の担当である。迫撃砲の砲手や運転手、分隊長を寝不足にさせないためだ。

私は当時、2等兵(2等陸士)だったので、この日その時間を担当した。銃座は森の端から地壁(チヘキ・・雨が降ると川になる溝で深いところになると2m近くある)に向かって設置した。
この演習には他の部隊が仮想敵役で参加していたので、夜襲を受ける危険があった。
見張りに付く前、空砲弾を60発渡されマガジンに詰めた、20発づつ分けて入れようとしたら、「18発ずつにしろ・・ジャミング(装弾不良)を起こすぞ。覚えておけ」とアドバイスを受けた。「この余りの6発は?」と聞くと「音がしないようにテープでまとめて、実戦ではこの6発で活路を開くか自決のためにとっておくんだ」と言われた。

この日は満月の夜でひと際、星空がきれいだった。64式小銃の脚を出し何度か短連射の体制を練習していると、前方地壁のカーブしている先から、数名の足音が近づいて来るのが聞こえてきた。間違いなく自衛隊の聞き覚えある半長靴が小砂利を踏みしめていた。私はゆっくりと初弾を薬室に装填し、短連射の構えをとった。「誰か!?」自衛隊特有の誰何をするが、返答がない。足音がするのになかなか姿がみえない、銃座からカーブまでは概ね20M・・・実戦だったら接近戦になる。基本的に当時の自衛隊は接近戦はやらないはず、なんでもっと遠くから先に撃って来ないんだ?相手はスぺツナツ役のレンジャー部隊か?後ろに回りこまれたか?・・対処を誤ると責任問題になる・・新兵の私にはストレスが多すぎた・・ベトナム戦争で新兵が取り乱して直ぐ戦死してしまうとよく言われていたそうだが、うなづける。

すると月明かりでカーブの先から人の影が伸びているのが見えた。鉄っぱち(軍用ヘルメット)を被った数名確認・・・一人でつぶやき、次の瞬間、ゆっくりと引き金を落とした。「敵襲〜!」私はあっという間に18発を撃ちつくし、予備のマガジンに換えた。分隊長が飛び起きて、「散開し各個に応戦!歩哨!状況報告!」私は一旦振り向き、「地壁より数名、接近!」と報告したとたん。
「打ち方やめ〜!・・・また出たか」分隊長が言った。                                           

そのあと「むやみに発砲するな!」と怒られ。先輩が説明してくれた。「ここで昔、死亡事故があったんだ。暴走した装甲車に数名巻き込まれた・・・そのあと、ここで歩哨につく新兵をからかいにくるそうだ・・実は俺も分隊長も新兵のころ、あいつらに遭ってるんだ・・・」その森は看板もなく、地図にも載っていない。森の名前はあるがその由来も今となってはわからない。

怖い話:牛乳瓶

イメージ 1

イメージ 1

運転免許を取得して間もない頃、意味も無く車で遠出するのが好きだった。当時の仕事は私有車の購入を公に出来ず、土日祝日や有休を利用してフリーターをしていた地元の友達を誘って短い冒険旅行によく出かけていた。

その日は私を含め3人で東北地方から北関東にかけて深夜ドライブをしていた。

午前1時を回ったころ、車中泊が出来そうな適当な停車場所を探すことになり、地図でもっとも近い温泉街に向かうことになった。山の真っ暗な峠道を走っていたので少しでも明るい場所で仮眠を取りたかった。「この有料道路なら早く着くぞ」と助手席のkが言うのでその道路に向かった。

深夜はフリーのようでゲートは解放状態だった。しかし、有料道路とは名ばかりで急なカーブが連続する初心者には厳しいコースだった。

ふと左カーブの反対車線のガードレール支柱に気を取られた。牛乳瓶に枯れた花がいけてある・・・
「誰かがこのカーブで・・・?」嫌のことは考えず運転に集中した。気がつけば視界を奪われるほどではないが、霧が出てきている。

しばらく右へ左へと続くカーブを走っていると、また左カーブのガードレール支柱に牛乳瓶が見える。
「ここでもか?」と思いつつ更に走らせると、また同じ牛乳瓶がヘッドライトに映し出された。・・・枯れた花も同じ。。あきらかに異常だと運転している私は気づいた。助手席のKも後部座席のRも気づいていないようすだったが、5度目の時、助手席のKが「あっまただ」と言い出した。その瞬間、後部座席のRが取り乱して「そんなばかな!別れ道が必ずあるはずだ!」と怒鳴った。

私は冷静さを装いつつ運転していたが、取り乱したいのは私のほうだった。
やはり、3人で目を凝らしたが分かれ道は無かった。
わずかだが燃料の針が下がって来ているのがわかった。「このままでは燃料が心配だ。一度、止まって頭を冷やそう」と私が提案し、そのコースで唯一明かりがあった建設現場のモータープール入口に車を止めた。作業が長引いているのか自動販売機が一台ぽつんと稼働していたので、3人とも同じ銘柄の缶コーヒーを購入した。頭は冷えてもいい案が出るわけでもなく途方にくれていると・・・遠くからトラックのディーゼル音が聞こえてきた。

私たちは顔を見合わせるとすぐさま車に飛び乗りトラックの通過を待った。私はその地元と思われるトラックの後ろに必死についていった。
かけ足をしているわけではないが3人とも汗まみれだった。
街灯が定期的に設置されている道路に出た。もう牛乳瓶を見ることはなかった。

全1ページ

[1]


よしもとブログランキング

もっと見る

[PR]お得情報

いまならもらえる!ウィスパーうすさら
薄いしモレを防ぐ尿ケアパッド
話題の新製品を10,000名様にプレゼント
コンタクトレンズで遠近両用?
「2WEEKメニコンプレミオ遠近両用」
無料モニター募集中!
ふるさと納税サイト『さとふる』
お米、お肉などの好きなお礼品を選べる
毎日人気ランキング更新中!
ふるさと納税サイト『さとふる』
実質2000円で特産品がお手元に
11/30までキャンペーン実施中!
いまならもらえる!ウィスパーWガード
薄いしモレを防ぐパンティライナー
話題の新製品を10,000名様にプレゼント
数量限定!イオンおまとめ企画
「無料お試しクーポン」か
「値引きクーポン」が必ず当たる!

その他のキャンペーン


プライバシー -  利用規約 -  メディアステートメント -  ガイドライン -  順守事項 -  ご意見・ご要望 -  ヘルプ・お問い合わせ

Copyright (C) 2019 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved.

みんなの更新記事