The mysterious world

不思議な話です。自己満足ですのでのんびり行きます。

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赤い光点

これも20年以上前に実際に体験した話です。


連隊本部は仮想敵国甲と位置づけていた旧ソ連軍のアフガンにおける戦法に大変関心を示しており

たびたび、部隊を青軍(自衛隊)、赤軍(甲)に分けて演習をしていた。

ある演習の際、臨時の編成で赤軍小隊の小隊長付をやらされた。

編成はドライバーの私を含め小隊本部3名、隊員は中型車両2台に20名程分乗していた。

目的は青軍の防御陣地に夜陰に乗じて接近し奇襲をかける予定だった。

旧ソ連軍もベトナムでアメリカがやったように小規模で、ヘリ、装甲車を使って強襲を繰り返す

戦法を行っているということで、赤軍の攻撃もそれにならって行われた。

奇襲が目的なので夜の移動は管制灯火行軍(ライトを消して管制灯火のみ点灯)となった。

私は先頭のジープを運転し、助手席には小隊長役の陸曹、後部座席には通信担当の隊員が

乗っていた。後方には中型トラック2台が随伴している。

イメージ 1


この日は霧が濃く、月明かりもほとんど期待できなかった。真っ暗だった。

暗闇に目が慣れてくると轍が白っぽく見えてくるが、霧の為ほとんどわからなかった。

低速でゆっくり進んでいると赤い光点が二つ前方にあるのが確認できた。

それは同じく管制灯火行軍をしている別の部隊がいることを意味した。

小隊長は車間に注意と指示してきたので、了解と静かに返答した。

しかし、助かった・・ほとんど、路面の轍が判別出来なくなっていたので、内心ほっとした。

しばらく、その車両に続いていたら、どこかの3差路に出た。前車は右のルートを進んだようなので

迷わずそれに続いた。

小隊長の顔が暗闇ながら、かなり険しくなっていることに気づいたが、運転に集中した。

「おい!」「はい」「止めろ!」「へ?」「いーから早くとめろ!!!」「は!」

急に大声を出されたので、あわてて急ブレーキをかけました。

車間距離をとっていた後方の中型トラックも続いて急停止しました。

小隊長の顔を見ると固く眼をとじ冷や汗をかいていました。

「どうしたんですか!?」と後方のドライバーが走り寄ってきたので

私はジープを下りて「いえ・・・あの・・・」といいかけた時

凍りつきました。

ジープのすぐ前は崖だったのです。

もし、小隊長がなんらかの異変に気づき怒鳴らなければ、私を含め小隊は全滅していたはずです。

前を走っていたはずの車両はどこにもいませんでした。

崖下の捜索を分隊長が申し出ていましたが、誰が見ても車両が落下した形跡はありませんでした。

小隊長は他の隊員の不安を煽るから、あまり大騒ぎするなと指示したので、我々は転回できる

ところまで後退し元の林道に戻りました。

帰り道の道すがら、なぜ崖があることがわかったのか小隊長に聞いてみましたが

「タヌキにばかされた。。。そおゆうことでよかろう」と誤魔化された。

3差路の右ルートから、なにかを見ていたはず・・・私には見えなかったなにかを・・・

その後、わかったのはその付近に3差路など無いことだった。

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