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新隊員教育は前期と後期に分かれ、前期はハートマン軍曹(映画:フルメタルジャケット)でおなじみの雰囲気・・・自衛隊はもっとお上品でしたが
よく言われたのは
「ここはヤンキーニーチャンの厚生施設じゃないんだ!いやならとっとけぇれ!」
「質問!と問われたら 無し!!と答えろそれがいい兵隊だ!」・・・とほほ
後期教育は部隊ごとの専門教育になる。私は迫撃砲についての教育を受けた。
映画なんかではただ砲弾を砲身に落とし込んで耳をふさぐ光景だけ描かれているが、実際は初弾を発射するまでのチームワークが大変重要になる。標幹走りに気泡合わせ・・・
現在は120mmを使っているようだが、その当時は107mmを使っていた。
寝泊まりしていた隊舎は木造の古い隊舎で2階には広いワンフロアと狭い事務室しかない。その当時は81mmの区隊と合同で寝泊まりしていた。
二階の大部屋の真ん中にロッカーを並べて区隊の仕切りにしていた。
L字型の部屋の窓側の隅にベットが二つで、他は等間隔に八つ置かれている。
私は窓側を割り振られ、もう一人が隣にいた。さほど仲の良い男ではなかったが、
ある日妙なことを口にした。
「なぁここは何時から使われているんだ?」
「さぁな、このねんきの入り方は旧軍からじゃないのか」
「夜・・・たぶん旧軍だと思うけど、起こされるんだよ・・・夜中に」
「夢の話か?」
「も・もちろん夢だよ」・・・おかしなやつと思われたくなかったんでしょう。彼は話を
そこで切りました。
何日かして、ある夜の事、彼は私を揺り起こします。
「・・・どうしたぁ?」
「やっぱり、夢じゃない・・・!俺の顔覗きこんで、、、おい集合だぞって」
「旧軍兵の話か?俺にはなにも聞こえなかったぞ!」・・・実はこの隊舎について
この時点でリサーチ済みでした。私と彼の寝ているところでずっと前からしばしば、旧軍兵が現れ入院者まで出たことがあり、その後、教官は見た感じ鈍感そうな新隊員をこの一角に割り振っていたようです。
・・・やっぱり私は鈍感(-_-)
そんな騒ぎがあった、数日後の深夜
「非常呼集〜!!隊舎前」
これは本物です。不意打ちを食らいパニック状態です。
集合に5分以上かかりバツとして、
「区隊!全員水筒を出せ!テッパチを取れ!水筒を頭上で逆さまにしろ!」
ばっちり目が覚めました。
寝る前に備えるということを学ぶ
ある日の深夜、いきなり電気がついた。当然、例の非常呼集だと思い
完全武装に素早く着替え、半長靴の紐結びも慣れたもの
すぐに隊舎前に集結した。81mmの区隊と合わせ総勢20名の隊員が
ビシッと整列した。。。0115(自衛隊ではマルヒトヒトゴ)と時間を呼称します。
しかし、いくら待っても教官が出てきません。
こんなことがたまにありました。もちろん、教官の策したいたずらでも電気の接触不良でもありません。調査済みです。昔から0115によくあることだそうです。
隣の彼は慣れたらしく
「昨日は広島出の19だったよ。俺と同じ年・・・なんかシナ?とかに行くらしい」
「なんだ?シナ?どこだそれ南方か?」という感じになっていました。
これが「暇つぶし・・・」で紹介した騒動です。
腹に響く砲声でした
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