The mysterious world

不思議な話です。自己満足ですのでのんびり行きます。

海での恐怖

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やんちゃの代償

世話になっていたダイビングショップが不況でつぶれてしまい、しばらく単独で海に行っていました。

そもそもストレス解消のために始めた趣味でした。

二十代の半ば・・・技量も知識も経験も十分と思い込んでいた。

ある日、知り合いを通じて数人の女の子を一泊で海に連れて行くことになり、スノーケルで

遊ぶだけだから海水浴の延長と考えていた。

一日目、三点セットとウエットスーツをレンタルして、2m以内の浅場で一緒に遊びました。

その夜、楽しくお酒を飲み、気に行った子を連れ出して、期待もしました。楽しい夜でした。

二日目、そのポイントはよく潜りに来ていたので女の子たちが起きる前に早朝一本潜っておこうと

早起きをしました。大型の水中ライトを購入したばかりだったので、そのデビュー戦ということで

大深度を行いました。

深度30mまだ明るい・・・SEIKOのダイバーウオッチ(スキューバマスター)が警告アラームを発して

いる。いつものように無視した。

深度40mだいぶ暗くなってきた・・・流れもほとんどなくなった。水温がかなり冷たい。

ライトを点灯した・・・灰色だと思ったサンゴが実は真っ赤な色だった。鮮やかな色合いが広がる。

なんの違和感もない・・・緊張もない←これこそ窒素酔いだったと思う。

気がつくとダイバーウオッチの深度計は「54m」そろそろあがるか・・・浮上を開始した。

残圧は半分以上残っている。

今日は器材を背負って、体験だからクラブハウスのガイドに手伝ってもらう予定・・・

残圧残しておけば、俺の分はタンク借りなくて済むか・・・これが最悪の判断でした。

浮上中、減圧停止はしたつもりでエキジットしてしまい

朝食に間に合うように急いでクラブハウスに帰り、シャワーを浴びました。

身体中がチクチクします。正座後のような痛みが全身に広がりました。

「いてて・・・あれ?まぁいいか」

海のコンディションは風が強く、波も高い。ファンダイブならわけないが、体験はイヤな思い出に

なってしまうので中止しました。

しかたなく、帰り道にある水族館により、少しでも盛り上がって帰ろうとツアーガイドになりました。

しかし、運転中から両腕の上腕部分に鈍い痛みがあり、すべらない話をしようとしても上の空に

なってしまいました。ビーチサンダルを履いていたのですが、右足だけ感覚が変です。ずっと

正座しているようなしびれているけど痛い・・・両腕も痛い。・・・やばいかな?

とにかく、無事に東京まで運転しないと・・・東名を通って・・・




つづく

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今回も怪談や幽霊の話では無いのですが、昔、私が体験した海での怖い話です。
ボートダイビングはダイバーなら分かると思いますが、ビーチから海に入っていくより、楽なのです。潜行ポイントまで海面移動しなくていいし、エキジットの時も重い器材を背負ったまま歩かなくていいし、ただ、事故のリスクはビーチと同様に存在したのです。

私がお手伝いしていたダイビングショップでのことです。夏休みということもあり、そのツアーには小学生の娘さんと一緒に参加したママさんがいました。30代前半の綺麗なママさんで娘さんも血を引いているのかテレビに出てもおかしくないくらいの容姿を持ち合わせていました。他には身長190cm以上あろうかというガッチリしたバイク乗りのお兄さん(Tとします)と、あまり覚えていませんが、若手サラリーマンという感じの男性が2名いたように思います。

伊豆の某所でボートダイビング2本ということで、インストラクターのNさんと私とお手伝いのサブスタッフが他に1名同行しました。

Tさんはベテランという事ではないのですが、メンバーさんの中では有名人でした。いわゆるトラブルメーカーとしてですが・・・物はよく買ってくれるので、文句も言えず・・・
なにが良くないのか・・・形から入りすぎるのと肩書がすごく気になるようで、まだ、技術的には初心者の域を脱していないし、本数的にも経験が足りないのにアドバンスだぁとかダイブマスターの講習をしろとか・・・その前に自分で高い器材買ったんだから、ちゃんと使いこなして知識もっとつけてからだねぇ〜なんてよく諭されていました。
他の人達のスキルも初心者なので、迷惑をかけないでくれたらと思いながら出発しました。

そして、現地に着き弁当の手配を済ませて、船頭さんと話しました。
「今日はちょっと風が出てきてるから、入る時と上がる時は流されないようにロープ握らしてね」
つまり、海面はうねりがやや有り、流れる方向が変わるかもよという意味でした。
見た感じの海は特に難しい様子は無く、十分いけるコンデションでした。

ダイビング前のミーティングで、潜行ロープを放さない事と残圧はチェックしますが残り100になったら教えてくださいという事を強調して元は漁船という小型船に乗り込みました。

船べりからジャイアントストライドでエントリーした後、ブイが浮いている潜行ポイントで合流して、みんなで一緒にというベーシックな方法で1本目が始まりました。
いつもの穏やかな海底で特に変わったことはありません。
クマノミと戯れたり、水中カメラで撮影したり楽しいひとときでした。

しかし、予想していた通り、Tさんの様子がおかしい事に気付きました。
直ぐにナイフでタンクを叩き、先頭のNさんを呼びました。

まもなく浮上するポイントで深度18〜20m位の海底です。
他のメンバーさんに待ってもらい、3人でTさんの様子を確認すると、急にパニックを起こし急浮上を開始しました。30分以上の間、約20m位の水深にいましたから、急浮上なんかしたら、ただでは済みません。
私たちは必死に浮上を食い止めようと羽交い絞めにして、レギュレターを口元に抑えて、スタビライジングジャケットの空気を抜きました。
しかし、パニック状態のTさんを抑えておくのは至難の業でした。暴れるこの巨漢を抑えながら仕方なく、他のメンバーさんたちも一緒に浮上してもらうことにして、ロープの先頭を抑えつけられたTさんたちがゆっくり浮上していきます。
私はTさんの両足を抑えていたので、自然と役目が終わり他のメンバーさんと一緒になりました。

海面に浮上してみると、潜行前よりうねりが激しくなり、流れも強くなっていました。
船からはさほど離れていないので、女性から上がってもらおうと考えていると、Tさんを船にあげるのにかなり悪戦苦闘しているのが、確認できました。

「ロープを放さないようにして、バディのタンク(ボンベ)をお互いに握ってください。」と指示して、もう一度船に目をやると

船がうねりの影響で縦揺れを起こしていました。船首部分が持ち上がったと思うと直ぐに下がり海面を船底で激しく叩いています。
あそこに流されたら、やばいなぁ・・・そぉ思いメンバーさんを確認すると二人消えていました。

あの親子がいない!

必死に周囲をみると、やはり船に向かって流されています。
ロープに捉まりながら、不安そうにすがる様な目をした男性が二人、成す術無しで見つめていました。
「ここにいてください!」
私は一気にフィンキックして親子に追いついて、タンクを掴みました。

「レギュレターをくわえてください!」
しかし、縦揺れの船はすぐそこでした。

ママさんは必死に子供をロープのところに帰そうともがいていますが、流れの方が強くここまで来てしまいました。

そして

私たち3人の頭上を照らしていた太陽が遮られました。

ママさんは直撃を受けませんでしたが、私とこどもは落下する船底と一緒に海中に・・・
咄嗟に子供を庇い片腕をあげていましたが、私は頭に強い衝撃を受けました。
しかし、幸いダメージはあまりなく、その時、たまたま閃いたのは
「もう一度、潜行したほうが安全かも・・・」

海面に顔を出しママさんを捜すと半狂乱で船首部分にしがみ付いて、子供を捜していました。

「さき(仮名)ちゃんは無事です。さなえ(仮名)さんBCの空気を抜いて!もう一度潜りましょう。また大きなうねりが来たら危険です。時間がありません。行きましょう。」
はじめて女性のメンバーさんの下の名を呼びました。

流れに逆らって、二人を安定させるのにはもう私の足は限界でした。
子供の方は意外と落ち着いていました。二人に手を握らせて潜行しました。私は二人のタンクを掴んでそのまま中性浮力を保ちゆっくり移動しました。
ダイバーウォッチが警告音を発しています。しかし、その直後、船底がまた激しく海面を叩く音が聞こえました。

なんとかブイのロープまで移動し浮上しました。女性は個人差が多少有るものの空気をあまり消費しません。残圧を多く残してくれていたので、減圧しながら上がれました。

ほんの十数分間の出来事でしたが、海難事故の恐ろしさをリアルに感じました。

「事故は2秒で起こるんだよ」とNさんがよく話していました。私が親子から目を離したのも2秒くらいです。

港に着いたとき、ママさんに謝りました。
「若い男で下の名を呼ぶのは旦那くらいだから、心強かったよ」と言ってくれたので少しは救われましたが、Tさんがパニクッタ原因は、ただマスクに水が入っただけと知らされ、文句の一つでもと睨みつけたところをNさんに止められました。


冷えたバヤリースオレンジ・・・
精神的に落ち着こうと防波堤に寝転んでいたら、さきちゃんが私のおでこに缶を押しつけてきました。

はしゃぎながら逃げていく子供。
見守るママさんの笑顔。


夏休みの思い出で終わってくれてよかった。

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 だいぶ前ですが、職場内にダイビングサークルを勝手に作り活動していました。メンバーは男だけ・・まぁ職場は男子だけだし、それでも楽しくやってました。
活動を盛り上げるため、前回の「ナースステーション・・・」で登場した彼女などに来てもらい合同で潜った事もありました。
レベル的にみると私と友人のKを除いて初心者の集まりでしたが、たまには変ったところへ・・・ということで、看護師さん等、特別な人しか連れて行かない穴場的なポイントに連れていくことになりました。

このポイントは時間によって潮流の向きががらりと変わるやっかいなところがあり、更に潮流の層が海面から海底まで3枚以上あらわれることもある上級者向けのところでもありました。
ただ朝の早い時間は穏やかで初心者でも安心、当然その時間をねらって行くことになります。

車で東京を出発して埼○県民をピックアップして海に向かうのですが、正直面倒ですべてが大急ぎでした。ただ、重器材をかついで早朝の電車はきつかろうと迎えに行っていました。

 さてそのポイントの海の中はというと透明度は高い確率で10m以上、トビエイの編隊がつねに旋回を繰り返し、子魚はえずけされ人間に近づいてくる、大物は2mのカスサメ 死滅回遊魚etc・・・
関東地方の海であることを忘れてしまうところなのです。
ポイントの真ん中に船に似た大きな根(岩のこと)があり、そこから50m程度ほど離れた場所から米軍が上陸に使うゴム製のボートを着けエントリーします。
ただ、この日は4人でいったのでダイビングボートを出してもらいました。

4人一緒にドボンとバックロールエントリーし、一旦海面で集合してから、ひとりずつ潜行ロープ沿いに深度12mまでDIVEすると海底に到着します。そこから根までゆっくりと移動します。               
ただ初心者は耳抜きがうまくいかないもので、やはりこのポイント初の2名が途中で立ち往生していた。再浮上してサポートしながら、なんとか海底に到着し、さぁこれからというとき、
耳元で「ボン!」と音がしました。
メンバーの中ではなかなか出来るKという友人が急を告げてきました。
この男は福山似のいい男で上達も早くサークル参加第1号でした。

あるツアーに二人で参加している時、浮上中にブイのロープを放してしまったのか、定置網の方向へ潮流で流されパニック状態の女の子をたまたま見つけ、私が救助したとき、Kはただ船べりから手を貸しただけなのに、その女の子の中では命の恩人はKになっていました。
Kと抱き合って感動的でしたが・・・
ん?あの潮流の中、オクトパスを貸してくれて、落ち着けサインをして船まであなたを曳航したヒーローはだれ?といいたかったが、イケメンに助けられた方がいい思い出か・・・。


「おまえのファストステージからエアーが噴出している」と水中ノートにでかでかと書いて見せてきた。


残圧ゲージを見ると針がゆっくりと0を目指していた。仕方なくKに先に行ってくれと水中ノートに記入しダイビングボートに戻った。タンクのOリングが切れてしまったのが原因だった。タンクを予備と変え再びドボン!と潜行し一気に根に向ってフィンを振って合流したのはよかったのですが、3人ともエアーがない模様でした。
残念だけど戻るかと彼らを先導し潜行ロープまで来た時、まだ自分のエアーは150・・そのときKが「一人で行ってこいよ」とノートに書いてくれた。
私は考える間もなく「すまん」と返事をして、3人がボートに上がるのを確認後、再び潜行した。
いつもバディにあわせてエキジットのタイミングを決めていたので思いっきり潜ったことがここではなかったのです。

根を1周して帰るか、そう思いゆっくりと進みました。
素晴らしい透明度、そしてトビエイの編隊、しばし物思いにふける。
船状の形をした根の折り返し地点に来た。早かったなと思いゲージを見ると残圧100・・こんなにもつものなのか?そう独り言を呟きつつ根の反対側へ行きました。
そのとき何故残圧の減りが遅く、早く移動できたのかわかりました。

「潮流を背にしていたんだ!」

不安が頭の中を支配していきました。フィンキックで始めは進んでいましたが、潮流はどんどん強くなり流される危険が出てきました。
そこで海底を這うように進むことにして、岩場は石につかまり砂地はナイフを抜いて突き刺してバランスをとりました。
しかし、このペースではダイビングボートに辿りつけない・・・エアーがもつはずがない。

この流れで緊急浮上したらどこまで運ばれるか判らない、ボートにも発見してもらえない。
浮上は最後の手段と方針を決め残圧10まで頑張ろう、そう自分に言い聞かせた。

潮流は更にはげしくなり、押さえていないとマスクが飛ばされそうになるほどだ。残圧60となってもほとんど前進できていない・・ふと根に目をやると大きな亀裂と洞窟が見えた。
始めてみる場所だ。その亀裂には魚たちが無数に集まっていた。流れがそこだけ無いせいか4〜5mほどのスペースにぎっしりと・・その光景はまるで一匹の大きな軟体動物ようだった。

その奥の洞窟になにか巨大な存在がある。間違えなく何かいる・・・

吸い寄せられるように洞窟の入り口に近づき周囲を見渡すと根の形状は水没したギリシャの神殿ようだった。
「オォ〜〜・・オォ〜〜」
洞窟の奥から声ともとれる音が聞こえた、何がいるんだ?あの中を見てみたい・・・呼吸音が薄れていく・・・

はっ!と我にかえった。

ゲージを見ると残圧20「まずい!」深度は23m・・・こんなに深い場所はここにはないはずだ!

パニックをおさえつつ亀裂から脱出し緊急浮上を開始した。エアー残圧ジャスト10・・・
自分の呼吸の泡を抜かないようにゆっくりと浮上しました。

みるみるうちに流される・・もうさっきの根はみえない。

片腕を上に上げながら、海面にゆっくり顔を出しました。
スタビライジングジャケットのポケットからいつも持ち歩いていた救難フラッグを出す、まさか使うことになるとは・・ニュースに出ちまうかな・・海面に無事浮上したはいいが、これからが大変だ。

そうして周りを見渡すとまぶしいくらいの青一色、どのくらい漂流することになるのか・・・うねりが高く陸地が見えない・・・方角はコンパスでわかるが、はたしてどれくらい距離があるのか見当がつかない。

浮上してからどれくらいたったのだろうか。

タンクとウエイトを捨てる決心をして、ベルトに手をかけようとするが、握力がない・・悪戦苦闘していると、遠くからディーゼル音が聞こえてきた。
うねる波間から白い船体が真っ直ぐこちらへむかってきた。
そこには見覚えのある三つの笑顔が乗っていた。自分としてはまさに奇跡の瞬間だった。

海の中であったことは3人には言わなかった。連れていけというに決まっているからだ。

何年か後、この話をKにしたらやはり、「バディ 組んでいけば平気だろ」と言い出した。

今回は幽霊ではなく・・・ジャンルはなんになるんだろ?

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20代の前半は暇を見つけては伊豆や千葉の南側に出向いてダイビングをしていました。
始めるきっかけとなったプロショップでのお手伝いを含めるとかなりのタンク本数を数えていました。そうなると個人的に好きなポイントが出来て、ちょくちょく顔を出す事になります。当時、千葉はダイビングできる場所が少なく、お店のメンバーさんは行かないので、ある意味私にしてみれば穴場的なポイントでした。

都内の某総合病院に勤めていた看護師さんがいて、飲んだ席で千葉のポイントを話したら、かなり乗り気で個人的に連れて行くことになりました。
二人きりだったので、内心下心いっぱいでした。

当日、手作り弁当まで用意してくれたので、テンションは急上昇でした。
道中、仕事の話になり、その中で出た彼女の奇妙な話を紹介します。

彼女は看護師歴3年である程度その病院では、ベテランの域に達していたそうですが、ある夜勤の日、深夜1時を回ったころ、ナースステーションに一人でいると、
デン!デン!ボン!ボボン!とボールをつく音がしたそうです。不思議に思いカウンターから身を乗り出して廊下を見渡しても誰もいなかったそうです。
また、椅子に腰掛け何気なく後ろをみると、職員用のドアが半開きになっており、5〜6歳の男の子がのぞいていたそうです。

きっと、病室から抜け出してきたんだと思い
「どうしたの?もう寝ていなきゃいけない時間よ」といいながら、立ち上がりドアに向かい開けてみると誰もいない。ドアのすぐ近くに階段があるので、違う階の子かなと少し様子をみましたが、特に異状がないので、その日はそれで気にしなかったそうです。
しかし、次の夜勤も一人でいるとき、デン!デン!ボン!ボボン!・・音がしたそうです。
今度は犯人がわかっているので、ドアの前で待ち構えていると、ドアは開きません。
あら?っと思いカウンターの方に向きなおすと、男の子がカウンターに手をかけてこちらを見ていたそうです。
「しょうがない子ね!今日も?」とカウンターに向かうと男の子はさっと下に隠れ、見えなくなりました。

身を乗り出しカウンターの下を見ると男の子がいません。そのかわりにバスケットボールが転がっていたので、職員用のドアを出てボールを拾いに行くと、ボールもありません。

さすがに怖くなり、見周りから帰った相勤の友達に話したそうですが、二人とも怖がりだったのでもっと怖くなってしまい日勤で出てきた婦長さんにも話したそうです。
すると
「絶対、ナースステーションに入れちゃダメよ!いい?必ず声をかけて追い返すのよ!」と少し切れぎみに言われたそうです。
確かに部外者を入れたり、まして子どもなんか入れたりして、いたずらでもされたら大変なので、
「わかりました」と当たり前に返事をしたそうです。

そして、しばらく普通に日が流れ、ある日、急遽休みを取ったナースがいて、人が足りなくなり非番から通しで彼女は勤務についたそうです。
その日は昼から忙しく、深夜にやっと落ち着き静かな病棟になったとき、つい疲れからカウンターでうとうとしてしまったそうです。

夢なのか現実なのか・・・デン!デン!ボン!ボボン!ボールを床につく音が聞こえる・・ボールの音は近くになり、廊下ではなく、自分の後ろで聞こえているような気がして、
はっ!と思い出したそうです。婦長さんの言葉を・・・

焦って、後ろを振り向くと男の子がナースステーション内に入り自分のすぐ後ろにいたそうです。

「だ・ダメよ・・・ここに入ってきちゃ・・」というと、男の子はニタっと笑い


「もう・・はいっちゃったよ」


やはり、看護職とはいえ、人の子です。思い切り悲鳴を上げたそうです。
悲鳴を上げた直後、ナースコールが鳴り、一瞬気を取られたら、男の子は消えていたそうです。
急変ですお願いします・・・見周りに出ていた相勤者からでした。

一週間もすれば退院して、あとは定期的に外来で大丈夫と担当医から言われていた患者さんだったそうです。

婦長さんに昨夜のことと患者さんが亡くなった事を報告したら、怒られると思ったそうですが、「もう忘れなさい」で終わったそうです。

それ以上は雰囲気から聞けなかったそうです。

きっと、婦長さんクラスの人たちはなにか知っている・・・そう確信だけはあったそうです。

私は運転中にどこだったかヒマワリが綺麗に咲いているところを通過しながら、話を聞いていた記憶があります。



その日も暑い夏の日、ヒマワリをみると彼女との思い出とこの話を思い出します。

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伊豆七島を巡るには「すとれちあ丸」だ「かとれあ丸」だと昔は東海汽船の船に乗って2等船室に雑魚寝して一晩かけて行ったものですが、今やジェット船の時代・・・竹芝から大島まで約2時間足らずで着いてしまうようです。これなら気軽に行けますね。
あのときも高速船があれば、あんな思いはしなかったと思います。

バブル全盛の時代、夏休みシーズンになると大勢の観光客が島に訪れます。ダイビングショップのお手伝いをしていたとき、8月のお盆1週間だけM島に泊まれないかと言われたんですが、本職のほうもその時期は人が足りないので4日間ということで、ツアー客のサポートをしにいった。

やることは港までメンバーさんを迎えに行って、仮眠所として使っていた民宿の別荘に連れて行き仮眠させることだった。あとはダイビングギアのセッティングや潜ったときの補助などでした。

東海汽船の到着は概ね午前4時から半のあいだでしたので、港に近い仮眠所で泊まることになりました。
どのみち民宿はダイバーや釣りのツアー客で満室でしたので、以前「7人目のダイバー」で紹介したインストラクターのNさんと私のように常連客からスタッフになった男の子と3人でその仮眠所に寝泊まりしていました。

もっとにぎやかな所にあれば、ごく普通の民家なのですが、林というかジャングルに近い木々の中にポツンと廃屋のようにあるので夜は気持ちのいいものではありませんでした。電気ガス水道は通っていましたが、普段は空き家なので寝るにはある程度掃除が必要でした。

ひととおり受け入れの準備を済ませて、3人で酒を飲んでいると雰囲気的に怖い話になり、以前の看護婦話や民宿の前にある電話BOXの事とか、この空き家の話になりました。「この別荘には子供が夜な夜なあらわれて、走り回ってあそんでいる」とか「笑い声が聞こえる」とか「一人で寝ていると枕もとにしゃがんで顔を見下ろしている」とか・・・そんな話をするには絶好のロケーションなのでちっとも眠くなりませんでした。

しかし、寝ておかないと次の日に影響が出るので、縁側のある8畳間に3人ならんでとこに入りました。しばらくするとスタッフ男の子が寝息をたて寝たようでした。なかなか眠れません。虫の声やカエルの鳴き声がここちよくお手伝いとはいえ来て良かったなぁと思っていると・・・

急に虫の声だけ止みました。遠くでカエルの鳴き声だけしています。直ぐには気付きませんでしたが、Nさんがモソっと動き片眼が開いてます。目が合いお互いに異変に気付きました。

どうやら庭に車が入って来たようです。庭に面した縁側からヘッドライトの光が家の中を照らしています。雨戸は閉めず、古い家によく見られる不透明ガラスの引き戸だけ閉めていました。
朝、仲の良かった他のダイビングショップのスタッフが目覚まし代わりに立ち寄ってくれる話になっていたので、それかと思いNさんと玄関にまわり外に出ました。

しかし、そこは漆黒の闇、車が入ってきた形跡もありません。
私とNさんは闇の中で固まりました。

その庭は狭く出るときはバックして向きを変えるのでエンジン音もするはずだし、短時間で立ち去るのは不可能です。ただ、闇の中で固まっている私たちにはそんな常識的な分析は必要ありませんでした。あり得ない。何だったんだろう・・・?

無言で8畳間にもどり寝ようとしましたが、寝られるはずもなく、結局、他のダイビングショップのスタッフが車でやって来るまで起きていました。そのとき昨夜の光は車じゃないことを確信しました。

もし、玄関に行かずに直接引き戸を開けていたら、私たちはどうなっていたんだろうとNさんと話しました。

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