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だいぶ前の話です。
高速道路のパトロールを生業にしていたころ、
午前中の巡回を終え、昼休みに待機所の真上にあるPAへ
ランチを食べに上った。
メニューは多くあれど、大体いつも同じものを頼むもので
カレーにするか、天玉そばにするか、思案の末
そばにする。
狭いので立って食べるのですが、反射チョッキを着た作業員のとなりで
七味を大量にかけていると
「おえぇ〜す(お疲れ様ですの変形)」と聞きなれた挨拶を受けた。
その作業員は施設関係の業者さんで、オービスの点検などもやっている。
私は担当者ではないので、オービスの仕組みは詳しく知りません。
現在はもっとハイテクが使用されているようですが、
当時はカメラのフィルム枚数に限りがあるので、
写し切るとフィルムを交換するまで
沈黙してしまうそうでした。
その作業員とそんな世間話をしていると
「この間、フィルムを回収したら妙なものが映っていたらしいんですよ」
「へぇ〜・・どんな?」
「信じないかもしれませんが、自転車を捕らえたようで・・・」
「へ?本線車道で?」
「・・・はい、測定140でらしいんですけど」
「まじ?最近この付近で自転車の進入事案の扱いは聞かないけど」
「いえね、実際に現像写真を見せてはくれなかったんですが・・・ママチャリだったそうで」
「人間の脚力じゃ無理だよね・・・140は」
「でも、スーツ姿の中年男性が運転していたそうです・・・
ネクタイも髪型も乱れてなかったそうです。」
スーパーファミコンが全盛の時代・・・そんな手の込んだいたずらを誰がやったのでしょうか。
業者と警察しか見ないので、誰にも笑ってはもらえないのに
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