高校時代、今思えばいろんな過ごし方があったと思います。
たまたま、はじめた中の一つに部活がありました。サッカーとかバスケなんてスポーツを選んでいれば、たぶん違う経験や出会いがあったのでしょうが、ボールを追っかけるスポーツが苦手だったので、単純に格闘技を選びました。一年間坊主頭になるとも知らず・・・。一年は奴隷、二年から人権を認められ、OBを含め三年以上は神という図式も入部してまもなくしてから知りました。
頭坊主以外はごく普通の学生生活だったと思います。SASやBOOWYを聴いたり、喫茶店の常連客になったり、中学の同級生(女子)がびっくりするほど綺麗になり、結局告白できなかったりと・・・まぁごく平凡な。。。
変わったところと言えば、一発芸を覚えたり、道着に裸足で買い物に行ったり、女子高の前で歌わせられたりと一年の時は何かと忙しかった記憶があります。腕立てや腹筋も地味ですがきつかったです。
そんな一年目を過ごし、二年目、やっと部内で人権が認められ、恒例の夏合宿の季節がやってきました。
越後のとてものどかな、ところでした。冬はスキー客、夏は私たちのような合宿生を受け入れている民宿を利用しました。入口にほうきをもったおじいさんが立っていたので、みんなで挨拶し中に入りました。大学生のバイトが数人お手伝いをしていて、笑顔で迎えてくれました。
稽古は他校と合同で田んぼの中にポツンと建っている体育館を利用していました。練習も普段以上にきつかったのですが、一年生にはさらに試練があったのです。
去年、自分たちもやらされたのですが、歩いて20分位のところに渓流があり、5mくらいの崖からダイブするというもの、当然、ただ飛ぶのではなく若手お笑い芸人よろしくなにかしら見せ場を作らなければいけなかったのです。5mというのは高さ的に微妙な恐怖心に襲われダイブするのに時間がかかります。おびえる一年生を怒鳴りながら去年の自分を思い出していました。
そして、夜は肝試しです。民宿の近くに古い神社がありその周りは森で覆われています。その森に入り、3分くらい奥に進むとかなり古い墓地があります。完全に朽ちはて苔に覆われた墓石だけ立っている感じです。昼に棒のアイスをおごり、その場所へ案内し食べ終わったアイスの棒置いておくように促します。なにもなければ、懐かしい夏休みの1ページで終わったのですが、この肝試しが他校を巻き込んだ大変な事件になったのです。
|