|
夫が18年ぶりにシリアのダマスカスに帰って、日本の生活ぶりを 話したら、こう言われたそうなのだ。 今回、古い友にも幼馴染にも全く知らせずに、いわばサプライズで 帰郷したにもかかわらず、多くの友が聞きつけてやってきては 昼食に誘い、ドライブで遠出してのバベキューなどに次々誘う。 「仕事は大丈夫なの?」と夫が問えば、「休むからいいさ」と言う。 「えっ、いいのか」 「大事な友が帰ったときくらい、いっしょに過ごさないでどうするんだ」 「日本じゃ、急に仕事を休んだりできないよ」 「そうかい。・・・そりゃ、可哀そうだな」 仕事は、だいたい朝から晩まで。毎晩誰か気の合う友だちといっしょに 座ってゆっくりすることなんてないよ、と夫が話せば、 「じゃ、一体なんのために生きているのよ?」 と言われてしまったというのである。 |
2010年ダマスカス(シリア)
[ リスト | 詳細 ]
|
夫の末の妹ボシュラの「目」です。濃いでしょう。ボシュラのまつ毛は、
もともと、とっても濃いのです。よって、これは付けまつ毛ではないのですが、 アイラインを濃いめに引いて、マスカラをたっぷりつければ、ほれ、このとおり。 あちらでも、どうやら若い人たちの間では、このように濃いお化粧が、 流行っているようです。もちろん、ダマスカスには、ベールをつけて、ほとんど 素顔の人もいます。しかし、そのベールのつけ方も最近は、だいぶファッショナブル になったそうです。体のほうのを、かなり露出しているのに、顔のまわりだけ ベールをつけている人もいて、これじゃ何のためのベールかわからない・・・ そんな人もいたとか。 しかし、久しぶりに見たダマスカスの女性は、とても魅力的だったとか。 「日本みたいに、痩せすぎなんていなくて、みんなグラマーだからね」 とは夫の報告。 |
|
もちろん18年ほど前には、なかった大型ショッピングセンター。
お子様向けのプチ遊園地まであるのです。 こんなものが、ダマスカス郊外にできてしまっては、 昔ながらの小売店(スーク)は大丈夫なの?・・・と思いましたが。 まだまだ、こちらのショッピングセンターまで来る人は限られているので スークはスークで健在であるということです。 |
|
ドライフルーツのお店 オレンジ色はモシュモシュ(アプリコット) 手前の数珠つなぎのものはティーン(無花果(いちぢく)) 新鮮な果物を天日にさらしてドライフルーツにします。 今は世界中でシリアのドライフルーツが人気なのだとか。 いかにも新鮮でおいしそうでしょう。 |
|
18年ぶりのシリアは、やはり大きく印象が変わっていたそうである。
それは筆舌に尽くしがたいものがあり、私自身も行かなければ、もう何も語れない だろう、と。 さて、日本に帰って来て、ハイウェイバスに乗ると、「日本はいい。秩序がある!」 と夫は、まず言ったのだった。 「あちらは・・・『マー・フィ・ニザーム』だよ!(全く秩序がない)」 それは、車の運転、道路上の秩序の話。 「道を渡る時なんて命がけだよ。ドライバーのマナーなんて全くない。 譲り合いの精神もなければ、まるで我先、我先に、という感じ・・・横断歩道を渡る人に、 早くしろ、と言わんばかりに右折、左折の車がクラクションを鳴らすし・・・。 信号もかなり無視されている(←ドライバーにである)」 2003年にイラク戦争が起こり、まずイラクの富裕層がシリアになだれ込んできた。 その辺りから、車の台数が急激に増えたという。道路の両脇の路上駐車も多く、 その間を、紙一重の隙間で車が通らなければならないという。どこもかしこも そんな状況だから、道が狭くなった、という印象であったそうな。 私が居た20年前頃は、三菱やマツダの日本車も多く見かけたのだが、 今や韓国製の車が大半を占めるという。 そんなに車が増えては・・・ 「ダマスカスの空は、青くはなかった?」と尋ねると、 「それは、変わらず青かったよ」と、答えたので一安心。 |







