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『ハディース』(牧野信也訳―中公文庫 P51より抜萃)
☆:。。・☆:。。・☆:。。・☆:。。・☆:。。・☆:。。・☆:。。・☆:。。・☆:。。・☆ アブー・フライラによると、或る日、預言者が集まりで信徒たちと話をしていると、 一人のベドウィンが彼のもとに来て、かの時はいつか、と尋ねたが、預言者は そのまま話し続けた。すると信徒達のうちの或る者が、預言者は彼の言葉を 聞いたが、それは気に召さなかったと言い、他の者は、いや全く聞かなかったのだ、 と言った。 そうこうするうちに預言者は話を終え、「かの時について尋ねた者はどこか」と言うと、 彼は「ここにおります」と応えた。 そこで預言者は「すべての安全が失われるとき、かの時は来るものと思え」と言った。 するとベドウィンは、安全の消滅はどのように現れるかについて尋ねたので、 預言者は、「権力がそれにふさわしくない者達の手に委ねられたとき、かの時は 来るものと思え」と答えた。 ☆:。。・☆:。。・☆:。。・☆:。。・☆:。。・☆:。。・☆:。。・☆:。。・☆:。。・☆ ベドウィンは、砂漠の民。「かの時」とは、人類滅亡のとき、という意味でしょう。 「権力がそれにふさわしくない者達の手に委ねられたとき、かの時は来るものと思え」とは然り。 本当に、権力は正しい者が手にしなければならないと思います。 |
『ハディース』を読む
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「ハディース」とは、ご存知のかたも多いと思われますが、イスラム教の預言者ムハンマドの言行(スンナ)を伝える伝承のことをいいます。『ハディース』(牧野信也訳―中公文庫)から、よい言葉を拾い紹介したいと思います。
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