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高橋 正夫
「本居宣長 ― 済世の医心」
講談社学術文庫 
*239頁
*発行 1986年
*カバーデザイン・多田進

*カバー文
戦前・戦後を通じて、国学者本居宣長への評価は多様を極めた。そして、宣長が同時に優れた小児科の開業医でもあった事実はよく知られているが、国学者宣長と医者宣長との内面的な相補関係については、これまであまり重視されてこなかった。本書はその宣長自身の存在構造の複合性の意味、とくに医者春庵と思想家宣長の統合の問題について考察した。宣長論をわが国精神史における最も象徴的な医・文両全者の視座から試みた劃期的評伝。

*目次
序に代えて
第一章 本居宣長の医学と国学
 一 医学史上の位置
 二 小児科医・春庵と国学者・宣長
 三 医学と文学の交響
 四 先見性と今日的意義
第二章 春庵考
 一 開業宣言
 二 医師(くすし)志向
 三 「春庵・宣長」の誕生
 四 宣長と景山
 五 花実相具
第三章 女童心
 一 小児科医の心
 二 婦女子の心
 三 大丈夫の心
 四 まことの人倫
第四章 生命観
 一 二つの斎(いつき)
 二 生活者の統合
 三 惟神(かむながら)と念仏
 四 遺言
第五章 医論
 一 転形期の医学
 二 養気の説
 三 伝統医学の発展
 四 医と窮極にあるもの
 あとがき
 春庵・本居宣長略年譜
 索引


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