由布院発 デジアナおじさんの怒りの矛先

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TPP参加へ、 菅内閣独断暴走に思うこと

「TPPも究極、話は郵政米営化と同じことなんだ」

 つい23日前だったか、よく訪れているブログのタイトルに「小泉竹中が行った郵政営化が本当だったあり、折りしも米国主導になるであろうTPP参加問題もあり、興味深く読ませていただいた。そして、次のようにコメントを残させていただいた。
こんばんわ。金融に支配される米国の政治。そしてその米国からコントロールされる日本の政治。第二の郵政民営化と同様な動きがTPPで起きようとしています。菅総理の米国追従と暴走は、農民ならず国民総てを飢餓と不幸な世の中に引きずり込んでしまいます。APECでの水面下での動きに要注意です。
とちょっと長めのコメントだったのだが、後で再び訪れてみたら、私のコメントに対するコメントがそのエントリーの読者からなされていた。
まあTPPはちょっと話は違うのでは。それもこれも一緒は困る」と。イメージ 1
まぁ、何を書かれてもそれは自由だし、気にはしないのだが、
TPPも究極、話は郵政米営化と同じことなんだ」との認識が日本ではないのかなと小首を傾げざるを得ない。それだけ日本では「親米」「米国隷従」が広がってしまっているのだろうか。「それもこれも一緒」なんだからこの先、日本の将来が恐い。
 なんて自分のコメントに対する微々たる話なんかはどうでもいい。大事なことは「TPP参加へ、菅内閣が独断暴走」をはじめたことだ。TPPというと、すぐ農産物が話題にされがちなのだが、問題はそれだけではない。前記したブログのタイトルのように小泉竹中が行った郵政米営化が本当だった」というように、米国がこのTPP参加の小国相手に相変わらずの覇権主義を貫こうとしているのは明らかで、TPPは貿易だけでなく経済全体のバリアを撤廃の方向に持って行こうとするもので、環太平洋における米国の影響力をさらに高めることにもう一つの大きな目標があるそういった米国の目論見の中で、果たして郵政民営化を180度逆転させようとするいわゆる「見直し法案」を成立させることが出来るのだろうか。この「郵政民営化法案」、TPPの方向性と米国の想いとは相容れない。もちろんこの交渉を主導する米国からは郵政民営化を推進するようにあらためて強い要求が出てくと思われる
 さらにもう一つ考えねばならないことがある。TPP多国間の経済連携協定であること。FTA(自由貿易協定)やEPA(経済連携協定)は2国間の協定であることはご存知だと思うが、日本は先、インドとのEPA締結で合意しこれで12カ国・地域と自由貿易協定を結ぶことになる。しかし、韓国や中国はすでにこうした2国間協定を積極的に進めており、日本は出遅れていることも事実だこうした2国間の自由貿易協定など多国間の協定の場合とでは大きな違いがある。それは多国間の場合、それぞれの国の事情に伴う「例外」が認められないということだ。そこには、各国の文化や環境、経済の現状など多くの勘案しなければいけない事項があり、単純に例外規定もなく一つの協定としてまとめる無理が存在するのだ。実際、153カ国もの国が参加しているWTO(国際貿易機関)のドーハ・ラウンドは、先進国と発展途上国との対立が表面化している。しかし2国間になると融通性があり、関税撤廃の例外品目を交渉することも可能となってくるわけで、実際、日本が各国とFTAEPAを結ぶ場合はこれまでそうしてきている。しかしTPPの場合は、原則として例外品目を設けないとしているからTPP参加を検討すること自体、障壁が多いことなのだこの辺のところを政権与党も、マスコミも国民に知らせていない。いや、知らせたくないのかもしれない。一律に関税を撤廃させられることのデメリットはあまりにも大きすぎる。
 マスコミはよくこう解説していることが多い。
「農業へのセーフティーネットの整備が急務です」だとか「農家への補償制度を早急に整備しないと間に合わない」だとか、参加を前提とした検証も何もない勝手なコメントばかりだ。せめて、「農家への個別補償をするとなるとどうなるのか」そして「その財源は」くらいのことは検証して欲しいところだ。実際、ある試算によるとコメだけをとっても、約1兆7千億円ほどの補填が必要になってくるらしい。全品目になるとこの数字の三倍とも五倍ともいうらしい。こんな財源が今の政府に用意できないことははっきりしている。それでも参加したい菅総理。何が一体彼を突き動かすのか。国民は不思議に思わなきゃいけない。
なぜTPP参加に突き進むのか
 実は菅内閣の主要閣僚は「参加を目指す」という意見が強い。その中心は、仙谷由人官房長官、前原誠司外相、玄葉光一郎国家戦略相であり、いずれも対米隷属派の面々だ。仙谷官房長官は「『第3の開国』期にあたって、政治家を含め危機感が弱いのではないか」と語り、前原さんは「TPPの扉は閉まりかけている。日本が問題を先送りして、協議に入れてもらえない状況が早晩出てくるだろう」と変な危機感を募らせるコメントを出している 
イメージ 2 彼らはみんな元米国務次官補でCIAの陰の実力者といわれるジョセフ・ナイの恫喝と甘い飴によって、子分と化している方々だ。かって民主代表選で、米国と距離を置中国に近づこうという小沢をハメて潰して、戦略としては後任にアメリカべったりの前原に近い岡田を持って来ようとしていたのは有名な話だ。だが当時は、マスコミを動員しても民主党は踊らず、結局、鳩山が党首になってしまったわけで、最近では、小沢を西松建設事件でハメたのがナイだという話もあった。それだけ「親日?派」で日本の政治経済に通じているナイ氏が、今回も自身の復活をかけて動いているのではないかという憶測もある。ナイ・イニシアティブやアーミテージレポートなどの言葉を聞いたことのある方も多いと思うが、その内容は「タカ派」で、しかもかなり強硬姿勢で日本の内政に干渉してきたことは有名だ。「今の民主党の外交政策がそのまま採用される場合には反米と見なす」などと恫喝ともとられることを平気で言ってきていた。そこに菅や前原が擦り寄ったわけで、それ以来、ユダヤ商会をバックに持つナイの資金協力はもとより政治的後ろ盾を得た対米隷属派は党内での権力抗争にも勝利を収めたわけで、それによりいよいよナイの操り人形と化してしまっている。イメージ 3
 ここまで書くと、「なぜTPP参加に突き進むのか」は言わずもがなの話だ。郵政民営化でかって失敗したように、今回は国内市場だけでの話ではないだけに真剣に一歩でも前進せねば葬り去られることを菅総理以下、対米隷属派の面々は知っている。日本国家の行く末よりも自分の政治生命ばかりを心配している、菅や仙ダニの落ち着かない様子はもう見ていられない。
 本題に戻そう。私は決して「何が何でもTPPに反対だ」というわけでもない。きっちりと、農業にしろ他の産業にしろ、体力を付け、多国間での競争力を備えた上で検討を始めるべきだということを訴えたいわけだし、それが政治の役割であるはずだ。前のエントリーでも書いたが、今のままでは飢餓列島となっていく日本しか見えてこない。だというのに、前原外相あたりは弱肉強食を平気で口にする。
 前原誠司外相は10月19日午後の講演で、農林水産業関係者が反対している環太平洋連携協定(TPP)への参加について
「わたしは入るべきだと思っている」と強調した上で、
「日本の国内総生産(GDP)における第1次産業の割合は1.5%だ。1.5%を守るために98.5%のかなりの部分が犠牲になっているのではないか
と述べ、反対論を強くけん制した。
とても外務大臣が発言する言葉ではなかろう。弱者を守ってこその政治だなんてことは奇麗事に過ぎないのだろうか。
 他国から食糧カードを手に強圧外交を迫られたら、そうでなくとも外交下手な日本は屈するしかない。だからこそ、遅ればせながら、まずはアジア経済圏を新に生み出し、日本独特の外交手法によって信頼を築き、アジアのリーダーとして崇められるポジションを得ることが大事だ。文化で外交をこなし、技術でネットワークを創出する。そしてアジアの仲間と共に、大国へと挑むほかない。
「軍事」と「食糧」の多国間安全保障の構築を
 今や、グローバルな政治経済を支配するのは「軍事」と「食糧」なのだ。臆することなく、「NO」と言える日本になって欲しいものだ。TPP参加について、もう少し国民に説明と理解を求めていかねばならない。マスコミは偏った情報を流すことなく、理路整然と分かりやすい報道に期待する。

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いつも、トラバで、有力な、資料ありがとうございます。
郵政米英化、日本農業壊滅化、沖縄基地永久化を許してはいけませんね!今後とも、よろしくお願いいたします。

2010/11/12(金) 午前 10:45 [ 琵琶 ] 返信する

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琵琶さん、コメントありがとうございます。いつもちょっとひねくれた切り口でとっつきにくいエントリーになっております。ご容赦を。もう、日本の政治が国を守り、保持していくのは限界ではないかと思います。後は最大不幸が国民に降りかかってくるばかり。どなたか革命を起こしちゃくれませんかねぇ。

2010/11/12(金) 午後 9:19 unc*eyu*u 返信する

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郵政改革もまた元通りになりそうですね。
しかもご指摘の隷属者は正に米国教信者と言うほどのめり込んでいますから是々非々と言う事が出来ないのでしょうね。
すべて安保に結びつける所などは正に邪教に汚された信者ですね。

2010/11/13(土) 午後 8:23 [ 天空 ] 返信する

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天空さん、コメントありがとうございます。いよいよ大政翼賛会的政治、社会の流れが見えてき始めました。菅が厚生大臣当時、エイズの手柄を独り占めにしたように、TPPでも米国に褒めてもらいたいボチ状態になっているようですね。また首脳会談に官房長官同席なんていう醜態を晒したり、国辱ものの総理に鉄槌を。

2010/11/13(土) 午後 8:44 unc*eyu*u 返信する

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