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■ グレープフルーツ・ジュース ■ オノ・ヨーコ 前衛的な現代芸術家。平和運動家にして、音楽家とも言えるこの方は、ジョン・レノンの奥さんであると言った方が有名でしょうか?幼少から母親が傍にいなかったジョン・レノンにとって、少年の頃からずっと抱えていた母性・愛に対する枯渇を埋める事の出来きた相手。恋人であり、母親役でもあり、共に芸術活動・平和活動を行なう大切なパートナー。ビートルズのファンからすれば、ビートルズからジョンを奪った相手、解散の引き金を引いた相手と映るのかもしれません。私は、この人を現代アートの作家であると勝手に認識していたのですが、詩集も出されていたと知ったのは、恥かしながら近年になってからでした。 オノ・ヨーコさんは、「グレープフルーツ」という詩集を出版されています。詩集「グレープフルーツ」は1964年に500部のみの限定版として東京で出版され、1970年に加筆され英語版が世界発売されたそうです。現在に至っては、詩を再編された形で、「グレープフルーツ・ジュース」という詩集で出版されています。 『 想像しなさい 』 この詩集の詩には、その多くにこのフレーズが用いられています。また、用いられる事のない詩においても、様々な事柄を命令系で要求してきます。しかし不思議と不快感はありません。私は詩集を読んで、ジョンはこの詩集から、本当に様々な「想像」をするきっかけを手に入れたのだと理解できました。また、言葉の使い方で、こうも現代アートを感じさせる事が出来るのか。芸術とは、真に個人によってどのように感じ、解釈し、自分で広げていった良いものなのだな。と、感じさせてくれました。 この詩集には、平和・戦争といったテーマを直接扱った詩は一切出てきません。また、詩は読者である個人に対し問いかけをされる形で終始します。しかしこの詩集にインスパイアされたジョン・レノンは1971年に平和を謳った「イマジン」を作りだしたとききます。 12月8日この日は、ジョン・レノンの命日にあたります。彼は不幸にして凶弾に倒れましたが、我々に多くのメッセージを残してくれました。我々は今後何を想像し、何を後世に残していけるのでしょうか。
ジョンの冥福を祈ると共に、彼が想像した世界に一歩でも近づけるように努力していきたいものです。 |
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ジョン・レノンが大好きな兄がこの詩集を持っていて目にしたことがあります。「ジョン・レノン・メモリアル・デイズ 25」と題した追悼イベントに行ってきたと言ってました。あたしも数年前にジョン・レノン・ミュージアムに連れて行ってもらい たくさんのメッセージを感じました・・・
2005/12/8(木) 午前 9:03
オノ・ヨークさんは特にアメリカに住む日本人に物凄い恩恵を与えてくれていると感じます。ジョン・レノンが日本人を愛したという事実だけで、どれだけ日本人の印象が良くなったことかと。もしオノ・ヨーコがいなかったら、野茂とかイチローが出てくるまでずっと戦後くらいからの日本人のイメージを払拭できなかったのではと大袈裟ながらも思ったりします。でも、彼女のアート作品に関してはアメリカでも賛否両論で、正直、自分には理解できないものばかりですw前衛芸術家たちには絶賛されてますけどね。
2005/12/8(木) 午前 10:11
こんにちは。今日はゆっくりジョンを忍んで曲を聴いております。
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2005/12/8(木) 午前 10:35
marchさんコメント有り難うございます。今年はジョンの没後25周年という事で、各地で様々なイベントがありますね。ジョン・レノンミュージアム行かれた事があるのですね。確か横浜ですよね?私もいつか行ってみたいです。
2005/12/8(木) 午前 11:09
オノ・ヨーコの自伝は読んだ事がありますよ〜 さいたまのミュージアムには私も行きましたけど。。。
[ bon*081* ]
2005/12/8(木) 午前 11:10
ミジンコさんコメント有り難うございます。オノ・ヨーコさんの存在はそれ程まで、アメリカでの日本人のイメージを変えてくれる程のものなのですね。私も彼女のアートは正直いって理解出来なかったのですが、この詩集だけは別でした。
2005/12/8(木) 午前 11:13
現代美術館をあなたのやり方でバラバラに解体しなさい。破片を集めて糊でもう一度復元しなさい。という詩があるのですが、これを読んで、あくまで自分なりに解釈して、自分の好きなように想像(創造)して良いのだな?と、感じたら、なんだか気楽に見て感じられるようになりました。
2005/12/8(木) 午前 11:16
RainyWoodさんコメント有り難うございます。私も同じです。毎年同じなのですが、この日はどうしてもジョンの曲を聴いてしまいますね・・・。
2005/12/8(木) 午前 11:18
ナンシーさんコメント有り難うございます。ナンシーさんもミュージアムに行かれた事あるのですね。埼玉にあるのですね(苦笑)オハズカシイ。 行かれた際の印象はいかがでしたか?
2005/12/8(木) 午前 11:22
オノ・ヨーコさん、ジョン・レノンの奥さんってイメージしかなかったです。お恥ずかしい・・・。詩集を読んでいろいろ想像したり、感動したりってPUREな心がないとできないことですから、そういう気持ちはいつまでも大切にしたいですね。って、詩集とかあんまり読んだことない私が言うのもなんですが・・・(^^;)。
2005/12/8(木) 午後 5:50
「想像しなさい」も含めた命令形の言葉は、きっと、母が子供を導く様な優しさに近いものがあるのではないでしょうか。だから素直にその意味を知ろうとおもえるのでは、と。読んでいないのでわからないのですが、オノヨーコさんの言葉がちょっと気になりました。
[ ミツコ ]
2005/12/8(木) 午後 7:59
APURUさんコメント有り難うございます。私もこの方が詩集を出していたとは近年まで知りませんでした。この詩集、読んで泣いたり、胸が熱くなるような事はそんなにないかもしれませんが、想像するという行為のヒントがちりばめられていて、不思議な思考の世界に導いてくれる感じがしますよ。こういう本は、たまに読んだりすると面白いですよ。
2005/12/8(木) 午後 9:01
suou_mitukoさんコメント有り難うございます。私も同じような感覚を持ちました。きつく命令しているのではなく、諭すような感覚とでもいうのでしょうか・・・。そうでありながらも、詩はあくまで想像するきっかけを提供しているだけで、そこから想像される世界はあくまで個人に委ねられている点が面白いと感じました。
2005/12/8(木) 午後 9:08
オノヨーコさんをあまり知らないので・・・、でも、小学生の時、テレビで、アメリカに住む人に「知ってる日本人は誰?」のアンケートで一番だったのが「オノヨーコさん」わたしはこのとき、初めて彼女の名前を知りました。「想像しなさい・・・」想像すると言う行為は忘れてはいけない行為だと思います、全ての人が想像することを忘れなければ、もっともっと人間は優しくなれると思う。
2005/12/9(金) 午後 8:24
素敵な詩集ですね。講談社文庫で出ているのですか。バッグに入れておいていつでも開けるのが似つかわしい感じです。イマジンもきれいな歌ですね。ヨーコ&ジョンの間に流れていた空気もこんなふうに静かで優しかったんだろうなと想像します。
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2005/12/10(土) 午前 11:51
いくぴんさんコメント有り難うございます。地上で唯一想像する行為を手に入れる事が出来た人類。その想像するという行為の持つ意味や可能性を忘れないでいたいものですね。
2005/12/10(土) 午後 7:50
Ringoさんコメント有り難うございます。詩集を持ち歩く事は今までした事は無いのですが、そういう行為もしてみたいものですね。でも私には似合うかどうか・・・(^^;。おっしゃられるとおり2人は共に尊敬し、信頼し合い、優しい空気が流れていたのでしょうね。しかしながら2人の平和運動の全てが優しいメッセージばかりではなかったようですし、誤解を受けるような事もあったようです。が、常に平和を願い、その思いを伝えようとしていた姿勢は素晴らしいと感じます。
2005/12/10(土) 午後 9:54
こんばんは。「イマジン」のモトネタが日本人だったとは、日本人の端くれとしてニヤリとさせられます(^ー^) 私は、彼女の日本での評価はかねがね不当なものだと思っていました。「平和の人」や「ジョンの妻」であることと同時に、フルクサスでの活動をもっと評価&紹介してもらいたいものです。
[ okhp ]
2005/12/11(日) 午前 1:29
okhpさんコメント有り難うございます。そうですね、オノ・ヨーコさんは日本での活動より、海外での活動の方が有名なのかも知れませんね。たまに日本でも企画展をやられてる情報を見かけるのですが、何せ遠くの美術館が多くて・・・是非、近隣の美術館で企画展をやってもらいたいです。
2005/12/11(日) 午後 0:18
東京へ出かけたついでに、MOTで「オノ・ヨーコ 私の窓から」展を見ました。
それまで、彼女の活動にそれほど関心がなかった私は、実験的だけれどもオーセンティックな作品の数々に、すっかり魅了されてしまいました。
帰宅後、書架から「グレープフルーツ」を取り出して再読しました。
現代美術でいうところのInstruction Artです。
石を空に投げなさい。
戻ってこないくらい高く。
・・・
この本を燃やしなさい。
読みおえたら。
instructionの一つ一つが、それぞれ美しい詩のようだということに、今になって、ようやく気付きました。
残念です。私の窓こそ開いておくべきでした。
[ 紺珠 ]
2016/3/4(金) 午後 8:38