新エネルギーで地球を救え / サイエンスZERO 第162回(その2)■ 放送日(土) 23:45 〜0:29 教育 番組公式HP
■ キャスター:安めぐみ / 熊倉悟アナウンサー/専門家ゲスト 柏木孝夫(東京工業大学教授・経済産業省新エネルギー部会部会長)/コメンテーター 鈴木真二(東京大学大学院工学系研究科教授) ■ どこでも発電
・群馬県 草津温泉 温泉発電 ここでは90℃以上の高い温度の温泉が出る。このお湯と水の温度差を利用し、特殊な半導体を使い発電をしている。観光客が見るTVの電力等に使われている。 ・京都 嵐山 渡月橋 マイクロ水力発電 昨年から夜になると60基のライトが足元を照らすようになった。これは川の僅か1.7mの段差を利用した小さな発電機・マイクロ水力発電で賄われている。 ・横浜港 風力発電 高さ120m 1つ羽の長さ40m 3枚羽の巨大な風車。一般家庭860件分の電力供給を目指し。昨年から稼動している。横浜市民が建築費の半分の再建を購入した、市民参加型の事業となっている。 ・群馬県 太田 太陽光発電 500戸を越える世帯で、太陽電池を屋根に設置。昼間に発電した電気をバッテリーに溜めて使う実験を行なっている。平均して一般家庭の消費電力の9割程度が賄えるという。 現在の日本では全てのエネルギーの中で新エネルギーが占める割合は2%程度。2010年までに3%へあげる事を目標に立てている。 ■ 新技術の応用 ・ 燃料電池車いす 国と機械メーカーが燃料電池で動く、高齢者向け車いすの共同実験を行なっている。燃料電池とは、燃料の水素と空気中の酸素を反応させ、水が出来る時に発生する電気をエネルギーとして利用する非常にクリーンなシステム。この実験機の製作の際、2リットルのペットボトル程度の大きさの発電装置の冷却に配慮した。自動車であればある程度のスペースがあり、水冷化が行なえるが、小さな車椅子ではそうもいかない。そこで空冷式を採用。冷却ファンを2つ設け、小型化に成功した。また、水素燃料の補充は充填済みの小型ボンベを交換するシステムを採用。ボンベの中に水素吸蔵合金を使う事で、通常のボンベより30倍以上の量を詰め込む事が出来る。車いすは4本のボンベを使っているが、その交換は僅か1分。この車椅子は最高時速6kmで移動する事が出来き、10時間以上の稼動が可能だという。 燃料電池の応用は様々に研究され、今年の3月には無人機ではあるものの、航空機(プロペラ機)の飛行も成功。今年中には有人機のテストも計画されている。 ・ ゼロエネルギーハウス 太陽電池を屋根に乗せた一般家庭において、昼間は太陽電池から供給される電力の2/3しか使っておらず、残りの1/3は逆潮流(電力会社に余った電力を売る事)している。その1/3で燃料電池用の水素を作るための電気分解を行なっておき、夜になったら燃料電池の燃料として使う。また、お湯は太陽熱給湯機で作っておけば、非常にクリーンなゼロエネルギーハウスとして暮らしていける可能性がある。 こうした代替エネルギーの研究開発は大変に意義のある事だたが、根本的な問題として、そもそも無駄なエネルギーの消費を行なわない、節約する意識が事が大切だ。身近な所でこうしたエネルギーが製造される事で、こうしたエコの意識がさらに高まってゆく事になれば望ましい。 ■ 感想 世間を賑わす代替燃料。特にバイオガソリンは先日都内で発売されたばかりですね。京都議定書における排出量規制の対象とならないカーボンフリーな燃料と言われていても、その対象は今のところ3%とごく僅か。その製造コストの方が余程お金が掛かってしまうのが現状のようですね。しかも、その原材料の一部をブラジルからの輸入に頼らざるを得ないようですし。そのブラジルも自国での使用量の増加によって、外国への輸出などままならぬ状況になるかもしれませんし。さらにファンド等による投資の対象となり、様々な食物の物価上昇にも拍車がかかってますね。それこそこうした材料となる植物を育てるには、肥料だけでなく、水も大量に必要であり、バーチャルウオーターの問題も絡むように思います。また一部の団体では、そうした大量生産される穀物は遺伝子操作されたタイプのトウモロコシとかだったりする事に懸念を示しているようですね。無論、従来のような化石燃料系にばかり頼る訳にもいかず、代替燃料の開発・生産はされるべきだと思いますが、今のままの穀物(食物)に頼る生産は限界が早いのではないか?と心配です。今回番組内で紹介にあったような、セルロース系でのバイオエタノールの生産が上手く行く事を願いたいですね。 さらにクリーンな燃料としては水素を使った燃料電池もありますが、技術的問題、インフラ問題からすると、バイオエタノール程の段階にまで普及するのはまだまだ先の話になりそうですね。あと、電気自動車等も都内でテストされているようですね。でも、電気自動車となるとエンジン音が全く聞こえないので、歩行者は後ろからくる車を察知できないのだとか。さらに事故にでも遭ったとき、漏電や感電の問題は起きないのか懸念もあされているのだとか。どの技術もなかなか一筋縄ではいかないようですね。 色素による太陽光発電というのも非常に面白いですよね。それこそシリコンバレーで開発された効率の良い太陽光発電システムと組み合わせてもいいわけですし。また、従来から開発されている風力発電に関して、横浜では市民参加型の事業になっている事に関心しました。それこそ市民参加型の事業は風力だけでなく、太陽光発電でも言いわけですし。番組の最後に紹介されていた、ゼロエネルギーハウス案ですが非常に面白いと思います。 しかし、どれもこれもお金のかかる話ばかりですね^^: まずは無駄なエネルギーは使わない。無駄な消費はしない。という事を念頭においていく事が一番大事たと改めて感じました(笑) |
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記事の中にも書かれているように、何よりまず「無駄なエネルギーは使わない」という意識がないといけないですよね。例えクリーンで環境に影響を殆ど与えないエネルギーが得られるようになったとしても、謙虚な気持ちが無くなった時、争いに繋がる気がしますし。あ、記事の趣旨とずれたコメントだ(あわわ、反省・・・)
[ ミツコ ]
2007/5/15(火) 午後 8:44
mitukoさん、こんにちは。コメント遅くなり申し訳ありません。エネルギー問題だけでなく、ムリ・ムダ・ムラは無くしていかないといけないですよね。今朝のNEWSによると、南太洋の海水が吸収する二酸化炭素の量が急激に減少しているようで、温暖化進行への読みを悪い方へ修正しなければならないようです。http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070518-00000012-mai-soci エタノール燃料が普及すればOKといった甘い状況ではなさそうですね・・・
2007/5/18(金) 午後 8:23