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1987〜88年 / イギリス・アメリカ 出演:マット・フルーワー / アマンダ・ペイズ / クリス・ヤング / ジェフリー・タンバー / ジョージ・コー / チャールズ・ロケット 「マックス・ヘッドルーム」とは、俳優マット・フルーワーの映像を加工したCGキャラクターであり、同名の映画およびTVシリーズのヴァーチャルタレント(主人公の分身)を指す。このCGはAMIGAで作成されている。 彼は、1984年にイギリスのチャンネル4の企画で誕生した。当初は音楽番組のバーチャル司会者として予定だった。しかし企画は変更され、マックスは映画(パイロットムービー)デビューする。それがCGキャラクター「マックス・ヘッドルーム」である。マックスはその後コーラのCMやトークショーのキャラクターなどに採用された。1987年にはアメリカのロリマー社が権利を買い取り、一連のTVシリーズ(14話)が作成された。 日本語版は、88年3月にRCAコロムビアビデオからビデオ1〜3巻が発売された(1巻に2話ずつ収録)。その後4〜7巻が発売され、全エピソードが市販化。90年にNHK-BSでも6話分のみ放送。その後に地上派のNHK総合でも放送された。(台風特番か何かの影響で、私の住む中部エリアでは5話分のみの放送だったかと思われる。)また一部ケーブルTV等でも放送された模様だが詳細は不明。現在、国内版としてはパイロットムービーのDVD版しか流通していない。ちなみに、キヤノンの国内CMキャラクターにもなった事もある。 海外ドラマの情報ページ 海外ドラマ総合データベース マックス・ヘッドルーム 未来テレビ局ネットワーク23 / Max Headroom : 20 Minutes Into the Future上記に記したように、キャノンのCMキャラクターにも登場したくらいですので、何気に知っている人もいるかとは思うんですが・・・。それでもカルトな作品となってしまうかな?って作品ですね。早速ですが、ネタバレ大有りの感想です。まずは、物語の導入の雰囲気からご紹介を・・・。 20分後の未来…。(さして遠くないであろう未来の世界・・・)近未来のTV局・ネットワーク23のトップレポーターであるエディスン・カーター。彼はTV局のコントロールからリアルタイムで情報のバックアップを受けながら、ビデオカメラ片手に犯罪や事件の現場の突撃ライブレポートを行なっていた。ある日彼は思いがけないスクープ事件に迫るものの、局の上層部からライブ放送の中止を言い渡される。事件の背後には局のトップが絡んでいると睨んだエディスンは、事件の証拠を収めた極秘ビデオテープの存在を知り、それを入手しようとする。 秘密の部屋への進入に成功した彼は、極秘ビデオの内容を確認する事は出来たものの撮影には失敗。それどころか、逃走にも失敗し、意識を失ったまま警備に捕まってしまう。事件に絡む上層部は意識を失ったままの彼の処遇を迷う。 彼は極秘テープを観て事件の詳細を知ってしまったのだろうか?事件の真相を知ってしまったとなると生かしてもおけない。しかし、看板スターでもある彼を無闇に殺したくはない。意識が醒める前に、彼の記憶を吸出し、その記憶を確認出来ないだろうか・・・。技術部長の提案で、彼の知識はコンピューターに吸い上げられた。その行為の結果、事件は思いがけない展開を見せる事となる。エディスンと瓜二つの人工知能「マックス」を産む事となったのである。 このような形で、ケーブルネットワークのトップ・レポーターと、それを取り巻くサポートメンバーと共に、ケーブルで繋がっているサイバー空間(TVやPC)であれば、何処にでも進入し、調査や取材に協力する(そして時に、人のいう事を聞かずに、勝手に暴走する)人工知能マックスの活躍が始まってゆくのです。 この作品、CGで構成した人物キャラクター・ヴァーチャルタレントを世界で初めて本格的に登場させた作品ですね。当時のマシンパワーでは、上半身を描くだけで精一杯で、全身像まで再現できなかったとか。かし、人体をCGに起こす際、最もデータを食う顔の表現をリアルタイムで表示する事に挑戦し、それが可能であると証明した事は、いづれは人を3DCGで表現しきれる時代が来ると業界に確信させ、その後の映像世界に大きな影響を与えました。また、そのキャラクターの性格は非常に特徴的なのです。 「これは・・・生中継だ・・・ ハァア〜ァイ♪ ハァア〜ァイ♪ マ〜〜ックス・クス・クス・クス♪」 この有名な台詞回しは、一度聴いたら耳から離れないのではないでしょうか?彼の存在だけでもユニークなのに、作品の世界感がこれまた凄いのです。時にシリアスで、近未来の出来事を描きながらも、時にチープで妙なレトロ感が漂う妖しい世界。しかもキッチュでブラックなジョークが至る所に張り巡らされています。また、アマンダ・ぺイズ演じるシオラが魅力的だったりするのですよ。 また、ドラマの中における取材対象として、毎回取り扱う未来の犯罪や社会問題などのテーマが、結構凄いのです。 ・双方向TVネットワーク ・ハッキング合戦 ・ネットワーク視聴率戦争 ・ヴァーチャルタレント(人工知能) ・犯罪の隠蔽と内部告発 ・臓器密売組織 ・ボディバンク ・殺人ゲーム ・視聴率による選挙投票 ・夢・記憶の売買 と、いったように、20年近く前のTVドラマとは思えぬ濃い内容です。それこそ、類似する犯罪や、社会問題は現代社会においても、既に発生しているものが少なくなく、シナリオの展開も結構面白いのですよ。ホント、色々な意味で時代の先を行っていた部分があるのではないかと思います。 とはいえ、このドラマでは、インターネットという用語や、それらに関するサイバー犯罪などは出てこないんですよね。(というか、未だネットの黎明期だったので、仕方のない話かと。また、脳から情報を吸い出しただけで、人工知能が生まれちゃったりする点など、良く考えれば全くリアリティが感じられない設定も多かったり・・・^^: とは言え、これだけイッちゃってるサイバーパンクの世界を描いたTVドラマは、今の時代でもそうそうお目にかかれるものではありません。寧ろ、当時の時代において、これだけの発想が出来て、それを表現していた事は評価できるものではないかと思います。 かといって重過ぎる内容ではないんですよね。それこそマックスのキャラクターが作品に明るいトーンを与えてくれていると言うか。(まあ、世界観は随分違いますが、甲殻機動隊SACとかが出て来て、ようやく追いついて来たって感じでしょうか) 私自身は残念ながら、この作品はNHK総合で放送された5話分しか観た事が無いのです><; 当時のNHK衛星なんて、加入している世帯の方が珍しいし、私が住んでいる田舎のレンタル屋では、こんなイってる作品など置いてあるはずもなく・・・。故に物凄く好きで、録画出来ている5話分に関しては何度も何度も観ている割に、私にとって幻の作品でもあったりするのです・・・ まあ、オークション等でレンタル落ちの中古をマメに買い集めるって手もあるのかもしれませんが、何にせ古いので画像劣化が気になるし、状態が良いのは意外と高値(5000円台/本)なので、なかなか手を出せないのです。(まあ、14800円/本の時代のビデオ作品だし、レアモノ・プレミア価格状態なので高くても仕方ないのですが・・・)ああ、全話DVD化してくれないかなァ・・・。しかもNHKでの放送の時の声優さんで日本語版のキャスティングされたやつで。そんなBOXセットが出たら必ず購入します!って感じなんですけどねェ・・・。 (*2010年ようやく、TVシリーズの全話を見る事ができました。セカンドシーズンにおいて、どんどんクオリティが下がってゆくのが残念でしたが、それでもやはりこのドラマは面白く、語り継がれてゆくべき作品ではないかと思いました。)
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書き込みのお返しに伺いました〜。
実はこのビデオ、1〜3巻だけですけど、持ってます〜。(^_^;)
ず〜っと昔のバブル末期に、どっかのレンタル・ビデオ屋の、
放出品で買ったんです。1本500円ぐらいだったと思います。
確か、全部で7本ぐらいビデオが出てて、全話、見たハズです。
コントロールからサポートしてたヒロイン(名前忘れた…)が、
ある日、エディスンが自宅へ電話したら、男性とベッドを共にしてて、
友達以上恋人未満だった2人の関係がギクシャクする…
なんてエピソードもあったと記憶してます。
CG全盛な今となっては、いかにもショボい近未来像ですが、
でも、やっぱりイイんですよね〜。
イギリスらしく、テーマも重めで、シニカルで。
「ゼロゼ〜ロ、ゼロワン・ショップ!」とマックスがTVに出た時は、
感動したもんですけどね〜。
2007/7/30(月) 午後 5:35
問わず語りさん、こんにちは。
この作品、今見ても十分面白いと思おうのですが、あまり話題には出てこない作品ですよね。個人的には大好きなのですが。
このビデオ3巻までもってらっしゃるんですね。凄く羨ましいです。
私が住んでるところはどうもこういったマイナー作品が出回りにくい土地のようでして・・・
そんな私はDVDのBOXセットが海外では発売されたようなので、日本での発売を心待ちにしている状態です。
ちなみに思い出されたエピソート、確かにありましたよ。その回は幸運にも私も拝見した事があります。
2007/7/31(火) 午前 0:56