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■ 中部電力 電力史料館 その2 ■ 中部電力 電力史料館 HP 先日、「中部電力 電力史料館」に見学に行ってきました。この記事はその1からの続きです。 ■ 感想 当時の操作機器や検査機器などに独特の造形美があるように感じられてきた私は、それらの機材により近づいてみる事にしました。巨大な機器の裏側に、懐かしいトランジスタ系の部品や、真空管などがこれでもかという程、大量に敷き詰められた様子を見ていると、「なんだか凄いな・・・。こんな巨大で、古めかしく、大掛かりなモノが当時の最新鋭の機材であり、電力を通じて人々の生活を守ってきたんだな」と、感慨深い気持ちになりました。(写真はモノとしての写りが面白そうなものを主体で撮ってるので、史料館の雰囲気が正確に伝わってるとは言えませんけどね・・・(^^;) 無論、電力を供給するのに必要なのは、そうした電子機器や検査機器だけではありません。山奥に張り巡らされた鉄塔然り、谷間の厳しい場所に作られたダムも然り。それらの工事も、中電のみならず、施工する協力会社があってこそ可能になるわけで・・・。(それこそ、登山中に見かける高圧電線を見ると、よくぞこんな場所に巨大な鉄塔を作ったと関心してしまうわけで。)未だに漠然としたイメージではあるものの、電力を産み出すという行為には、実に様々な技術と、労力があって初めて可能になっているという事を改めて感じました。 それと同時に、これだけの施設がありながら、殆ど人に知られていないという事はモッタイナイという気持ちにもなりました。展示解説の手法や、安全基準などを見直せば、より多くの方が楽しみながら学ぶ事が出来るように思います。そのことは、施設を管理されている方も感じられていられるようですが、何せ予算が無いとの事。この施設は元々バブル期に建てられたもの。今日においては、中電でも東日本大震災による原発事故の影響が大きく、厳しい経費削減が行われている中では、そうした改修予算はとても捻出できる状況ではないのだそうでうす。 そういえば、展示物は少し前までの火力・水力に関するものが殆どで、太陽光・風力・地熱・メタンハイドレート等の次世代エネルギーに関する話題が殆どないどころか、原子力に関してもホンの少ししか展示されていませんでした。つまり、そうした新たしい技術を展示するための予算も難しいのかもしれませんね・・・。 ちなみに、見学に来られる方には、原発に対する強い反対意見を述べられる方も多いそうです。確かに、私も原発は反対です。どれだけの規模の地震が何時起きるかのか完全には予知する事は難しく、災害への対応策も不十分だと感じるからです。また、事故が発生していない原発であっても、老朽化した後に廃炉にするのには大変な危険と手間とコストが掛かるからです。問題はそれだけはありません。核燃料廃棄物の安全な処分法が根本的に確立されていないため、負の遺産を将来に残してしまうのが、あまりに無責任かつ危険な事だと感じるからです。 とはいえ、今すぐ全ての原発を廃止する事は困難だというのも判らないわけではありません。また、中電はもとより、様々な協力会社の、技術者や労働者達によって、今までの電力が支えられてきたのも事実。こうした電力開発・供給の歴史を良い意味で後世に繋いでいけるよう、早急に次世代エネルギーの実用化や、電力供給に関する自由化も積極的に進めながら、健全かつクリーンな企業として、これからも頑張っていただきたいと感じました。 |
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