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■ 2013年上半期に見た映画 その2 ヒューマンドラマ・サスペンス 2013年の上半期において、新旧を問わずに見た映画の感想を纏めてUPします。この記事はその1からの続きです。(順不同・ネタバレ一部ありです。) ■ ルルドの泉で 「宗教」 それは、人としての進むべき道を諭す事で、多くの人の心を支え、傷ついた心を癒してくれる存在。しかしながら、その教えは全てが正しいものなのか。矛盾は存在していないのか。そもそも、神は存在するのだろうか。神が存在するならば、どうして求める者全てに対して「奇跡」という名の救いが差し伸べられないのだろうか。宗教に殉じ、その教えを人々伝える者も、その全てを理解し、信じているのだろうか。そうした疑問を持ちつつも、それを頼らざるを得ないのが人という存在なのだろうか・・・。 この映画は、キリスト教カトリック教会の巡礼地「ルルド」の街を舞台としながら、これらの事柄に深い疑問を投げかけている作品でした。(無論、これらのテーマはキリスト教だけでなく、全ての宗教に対して存在する疑問だと思います。)物語そのものの進行は、非常に静かで淡々としているのですが、それだけに「奇跡」を望む主人公の女性の複雑な心の内を映し出せていたように思います。そして、その役を演じたシルヴィー・テステューの押さえた演技も素晴らしかったと思いました。 日本ではあまり注目を浴びる事がない作品かもしれませんが、多くの人に見てもらいたい作品だと感じました。 ■ リード・マイ・リップス 人並みの普通の暮らしを望んでいたはずの”ろうあ者の女性”が、とある男と出会ってしまった事から犯罪に加担していってしまうという話でした。彼女は社会生活において他人から正しい評価を得る事が出来ない状態が続いており、そのフラストレーションや女性としての欲求が、その男によって引き出されてしまったわけなのです。 海外では一定の評価を得ている作品のようですが、私はどうも好きになれない映画でした。たしかに現実において、ろうあ者の方は、様々なストレスを抱えているのではないかと思います。その反面、耳が聞こえない以外は、全く普通の人と同じである事から、個人の性格によっては、状況に流されてしまうる部分もあって可笑しくはありません。この映画は、そうした部分においてリアルを追求している部分はあったと思います。 しかし”あの男”には、彼女があれたけの施しをするだけの魅力があった人間かというと、そんな事は全く思えなかったりしたわけで・・・。彼女自身もそれを感じていたであろうと思うのですが・・・。そんな男ですら離れる事が出来ないというのは、それだけ彼女が切ない人生を送ってきたという事なのかもしれませんけどね・・・。 ■ ザ・ディープ・エンド・オブ・オーシャン 幼少の頃に行方不明となった息子の存在が突如として判明した事による、家族の悲しみ・混乱・動揺と、それらの事柄を乗り越えてゆく様子を描いた作品でした。とはいえ犯罪・法廷シーン等は登場せず、家族の感情の動きを丁寧に描こうとしていたのが特徴的でした。そうした意味で、この作品も意欲作と言えるのではないかと思います。しかしながら、私は感情移入する事が出来ないまま作品が終わってしまったため、イマイチに感じてしまいました。 ■ 8mm ■ 60セカンズ 地上派で放映されていたのを拝見しました。この映画を見て改めて思ったのですが、ニコラス・ケイジって・・・どの映画でも演技が同じですね(^^; というか、同じような性格付けをされたキャラクターばかり演じているように思えたりするわけで・・・。まあ、本人の希望・意図によるものなのか、マーケットや映画会社からの要求に基づくものなのかわは判りません。それに、有名どころの役者さんというのは、古今東西そういうものなのかもしれませんが、もうちょっと違う演技も見てみたいと思ったりしました。 |

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