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■ ニコ生で陸に上がった「しんかい6500」を観る



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■ 「しんかい6500」実機がやってくる!〜ニコニコ超会議3超深海ブース〜
■ 開催日:2014年4月26日(土) 27日(日)

■ ニコニコ生放送:超しんかいブース 特設HP
■ ニコニコ生放送:しんかい6500・陸送の様子を生中継
■ ニコニコ生放送:しんかい6500の実物を目撃せよ 超深海ブースを生中継



みなさんお久しぶりです。記事更新が久々となってしまっておりますが、とりあえず私は元気にしております(^^;

といっても、つい先日までちょっと風邪ぎみでした。なんでこの時期に?と思われる方もいらっしゃるかもしれませんね。その原因は、春から風邪ぎみの状態が続いている母を気遣い、家事手伝いなどをしていたら、いつの間にか私まで移ってしまったわけなんですね(^^; そんなわけで、今年のGWは自宅でノンビリモード。映画やドラマを見たりネットを見たりしていました。。

そんな状況の私を楽しませてくれたのが、今回記事で取り上げる「ニコニコ超会議3」のネット生放送イベントだったのです。正直な話、ニコニコ動画の世界は、ちょっとヲタクすぎて、既にオッサンの私ではついていけない部分が無いわけではありません(^^; しかし、サイエンス、音楽系のネタには結構楽しませてくれるモノがあるんですよ。それこそ、地上波では取り扱われる事の無いディープな話題や、珍しい企画も多く、私の好きなJAMSTECやJAXAなどが全面協力して作成された番組も結構やってくれるんですよね。(以前行われた、深海調査のライブ中継は、見ていて凄く楽しかったです。)

それこそ、今回行われた超会議3というユーザー参加型の大型イベントには、その会場までJAMSTECの有人潜水調査船「しんかい6500」の実機が搬送されるというのです。しかも、母船「よこすか」からの陸揚げ、大型トラックでの陸路運搬、会場設営までの様子もライブで見られるというのです。これはもう見なきゃ駄目でしょ!って感じだったわけですよ。



■ 『しんかい6500』搬送プロジェクト

● 概要
ニコニコ超会議3という大型イベントにおけるJAMSTECブースでの展示を目的として、有人潜水調査船「しんかい6500」の実機を搬送するというプロジェクトが行われた。東京湾の某港に横付けした母船「よこすか」から陸揚げし、会場となる「幕張メッセ」まで搬送する。これは、JAMSTECの活動や、建造時の日本の技術の粋を集めた「しんかい6500」の技術の高さを多くの人に知ってもらおうとする広報イベントの一環。

過去において、「しんかい6500」は船体の整備目的で陸揚げされた事はある。但し、その際はJAMSTEC敷地内を数百メートル程度搬送するだけ。しかし、今回は一般道約6kmを移動しなければならない。そこで、トレーラー搬送のエキスパート「ゴールド・スター」社が(過去にも搬送実績あり)その搬送業務を請負った。ニコニコ動画では、そのトレーラー固定・深夜搬送・会場設営などの様子を昼夜2回に分けてネットでライブ中継を行った。

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こうした一般道を用いた長距離の搬送は、JAMSTECにとっても初の試みだったのだそうです。ちなみに「しんかい6500」は全長10m・総重量27トンと、それなりに大きな乗り物なんですよね。それだけでなく、世界で唯一の貴重な存在なわけです。

そのため、確実にしんかい6500を台車に固定するために、態々専用の部品を用意したのだとか。さらに、安全に配慮するため、移動スピードは20km/h(最大40kn/h)程度でトレーラーを走らせなければならない状況だったそうです。運送経路に存在する電信棒・看板・歩道橋・その諸々との接触や、一般車両との兼ね合いなども考慮に入れ、安全確実に運送する必要があったわけですね。

その任務を請け負ったゴールドスター社は、障害物となるモノの高さ・幅・交通量などに関して綿密に調査を重ね、シミュレーションを行ったそうです。しかし、それでも相当緊張したミッションだったのだとか。そりゃあ、そうですよねえ。モニター越しとはいえ、障害物となる看板や歩道橋を数10センチの距離で見事にすり抜けてゆく様子は、見ているだけでもドキドキしました。でも、それを見事にやってのける様子に、プロの仕事を見たような気がしました。

それにしても、こうした特殊貨物の搬送の様子って興味深いですよね。TVなどで新幹線などの車両搬送の様子などが報道されると、ついチャンネルを合わせてしまいます。そういえば、過去に戦車の搬送をしているトレーラーと偶然すれ違った事がありますが、あの時はその大きさにびっくりしました。今の時代にそうした光景と出会ったら、写メを撮りたいところですが、実際にはその余裕もなく通り過ぎてしまうんでしょうね。今回のライブ中継では、長時間に渡り搬送の様子を見れたので、大変面白かったです。



■ 耐圧殻(コックピット)見学ツアー&『しんかい6500』デモンストレーション


● 概要
イベント会場では、しんかい6500に装備されたマニピュレーターのデモプレイや、しんかい6500の探査活動を統括する「桜井司令」本人による解説なども行われた。また、事前応募によって当選された人に対する「耐圧殻(コックピット)」内部での見学ツアーも行われた。

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コクピット見学ツアーですか・・・凄くイイですね!参加出来た方が超うらやましいです!まあ、しんかい6500に関しては、過去のTV番組などにおいて芸能人などが搭乗し、深海へ潜った様子をレポートする様子が放送されたりしています。それだけでなく、以前のニコニコ生放送の番組でもコクピット内部のが長時間映し出されており、一部の機器類に関する説明を聞いた覚えはあります。なので初見の光景というわけではありません。

とはいえ、一般市民が中に入れる機会はそうそうないわけです。それこそ、JAMSTECの基地での公開イベントくらいしかないわけですよ。っていうか、そうしたイベント時に現地に行ける人なら、そのチャンスは巡ってくるかもしれませんが、遠方に住む人はなかなか難しいわけです。そんなわけで、現役パイロットの人たちが解説をしてくれる見学ツアーの様子を、モニター越しとはいえ一緒に見れるというのは、とても興味深いものがありました。それこそ、パイロットによって解説の仕方が少しずつ違いがあり、個性が感じられました。

ちなみに、見学ツアーは親子連れが多いのかと想像していたのでしたが、さにあらず。意外と若い女性の参加者が多かったんですよね。しかも一緒に来ていた男性よりも積極的に質問されているケースが多かったのが印象的でした。また、同会場で行われた「言論コロシアム」などの別のイベントに参加するために訪れた国会議員などの数名の政治家も、開いた時間にコックピット見学を行っていました。(その様子もずーっとライブ放送されていたのには、ちょっと驚いてしまいました。)

それにしても「桜井司令」はイベントの進行が上手ですね。立場上、説明する事に慣れていらっしゃるのかもしれませんが、しんかい6500の機能・探査の様子など熟知されており、流石だと感じました。



■ 「宇宙VS深海 超コラボトークショー」 JAXA VS JAMSTEC

イベント初日において、JAMSTECの客員教授である 「高井 研(JAMSTEC深海・地殻内生物圏研究分野 分野長・上席研究員)」 と、JAXAの技術者による共同トークショーも行われていました。

JAXAの方々は、見るからに生真面目で温和な感じの2名。それに対し、コードネーム「1031(天才)」を名乗る我らが高井氏は、何時ものようにノリノリトーク全開でした。説明の際にスライドが用いられていたのですが、その内容がちょっと・・・って感じだったのです。それこそ、そんな画像使って大丈夫?そんな時勢ネタを織り交ぜると笑いは取れるかもしれないけど、後でクレーム来るんじゃないの?なんて心配になってしまう程だったわけで(^^;

でも、高井氏の 「地球は宇宙における貴重な水の惑星と言われるが、必ずしもそうではない。水の比率が多い天体は他にも存在している。地球は、地表付近で液体の状態で覆っている面積が多いだけなのだ。実は、惑星を構成している物質全体から見ると、水の量は数パーセントにしかすぎない。また、海底までの水の深さも、他の天体(エウロパ)などと比べると、決して凄いわけでもない。とはいえ、その 「浅い海」 がこれだけ地上を覆っている(凍っていない・蒸発していない・液体として存在し続けている)のは本当に珍しい。また、そのような状態の浅い海があるからこそ、様々な変化を産んでいる(水が流動的であるため、自然現象として多くの変化があり、多くの生命の源となっている)。だから興味深い。」 (これらのコメントは、私が勝手に意訳して編集しました。) 的な事を言われていた点に、凄く心を動かされました。



■ 【「超」募集中!】全員主役で次世代フルデプス潜水船を考えちゃおう!


イベント2日目には、次世代フルデプス潜水船のアイデアを視聴者から募集して、それに対してトークを行うというものでした。

「しんかい6500」は、1990年から運用を開始している機体。建造から既に20年以上経過しているんですよね。それにより、有人の科学潜水艇としての最深部への潜行距離の記録は中国に敗れて現在2位。そろそそ新しいタイプの潜水艇の開発に乗り出してもいいんじゃないの?という声もチラホラ聞こえてきます。そこで、今回のイベントでは、あくまで一般の方からの希望や夢を聞きながら、世界の潜水艇の現状などを伝えるというものでした。

ちなみに、しんかい6500の建造には研究開発費と、実際の建造費を合わせて、約110億くらいの費用が掛かっているのだとか。建造費そのものだと50〜60億くらいなのだそうです。(この会場では、隣の自衛隊ブースに軍用ヘリ「アパッチ」の実機が展示されていたのですが、そちらは1機で130億相当だそうで。そう考えると、しんかいの開発費は決して高い金額ではないと思えます。)

今の日本の技術力があればフルデプス(11,000m)クラスの潜水艇を作れる可能性は十分あるのだそうです。(寧ろ、現代では6500建造時の熟練技術者達がリタイアしてしまい、技術の継承を上手く行っていけるのかが心配な状況) とはいえ、現行機の6500でも、今よりも深い深度の水圧に十分耐えれる能力はある。(しんかい6500は、耐圧に対する安全係数を2倍とっており、その気になれば1万5,000m手前まで潜れる基本スペックはある。)しかし、日本の法律では、現状より潜る事が許されていないのだそうです。

ちなみに映画監督のジェームズ・キャメロンが、一人乗りの潜水艇「ディープシーチャレンジャー」(全長7m、重量約12トン)に搭乗し、約2時間をかけて深さ10,898mへの潜行に成功した例についても取り上げられていました。あの船は、深海へ潜る際、棒のように縦の状態になって降りてゆく特徴があるとの事。それ故水の抵抗が少なく、非常に早いスピードで潜ってゆけるのだそうです。しかし、居住空間は非常に狭く、安全性もあまり保証されていない機体なのだそうです。(研究探査を何度も行えるような代物ではない。一発勝負の非常に危険な乗り物に近い。)

NHKスペシャルで放送された、ダイオウイカの生態映像を撮影した、アクリル球体のキャビンを有する潜水艇が話題だが、あれは現状では数百mクラスしか潜れない。製造メーカーは、あのアクリルタイプで、フルデプス潜水艇を作れると言っているとの事。しかし、本当に高い安全性が保証できるのか疑問もある。などなど、大変興味深い話が聞けました。



■ ニコニコ生放送の可能性


ここからは、私個人の感想と意見を。この一連の番組を見て、改めてネット動画の可能性を感じました。特に、こうしたイベント類の中継には威力を発しますね。

私としては、この機動力を活かして、科学館・博物館・美術館などで行われる、貴重なイベントやトークショーなどをどんどん取り上げて欲しいと思いました。文化施設って、科学者・有識者・アーティスト達を招いたイベント類を結構やってますよね。でも遠隔地に住んでいる人だと、旅費やスケジュールの問題もあって、なかなか見に行けないわけです。また、都心の施設だと、イベント時に人が集まりすぎて会場へ入りきらない場合もあったりするわけで。それこそ、入場整理券を手にいれるために何時間も待つ事になり、肝心の展覧会を見る時間が減ってしまうケースもあるわけです。ニコ生には、そうしたハードルを解決出来る力があるのではないかと感じたのです。

無論、こうした生放送は、スポーツなどの分野でも使えます。それこそ、地上波などでは取り上げられる機会は少なくとも、人気があるスポーツは沢山あります。例えば、ボルダリング(ロッククライミング)などのエクストリーム系スポーツが上げられるのではないでしょうか。そうしたスポーツの愛好家は、巷での情報が少ない分、メジャースポーツ愛好家と同等以上に、上手な選手の動きを研究したがる傾向があります。また、全国大会などに見に行って、選手を応援したり、業界を盛り上げたいと感じている人は少なくありません。でも遠方の人は難しい。雑誌ではそれらの情報を思い通り得られない。(DVD付きのものも増えてますが、見れるのは一部のシーンのみ。)それ故、こうしたマイナースポーツの大会を追ってゆくというのは、結構意義のある事になるんじゃないかと思ったりするわけです。そういうの、アウトドア・スポーツアパレルメーカーなどがスポンサーになって、定期的に配信したりしてくれると嬉しいですね。






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