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■ 2014年に見た映画 その1 戦争・SF・アクション作品系 皆さんお久しぶりです。この記事が、年明け最初の投稿ですね(^^;最近はなになと余裕がなく、ブログの更新頻度が減っておりますが、ブログ記事にしたいと思っていたネタが無かったわけではありません。 それこそ、映画くらいはボチボチと見ております。そんなわけで、例年のように2014年において、新旧を問わずに見た映画の感想を纏めてUPしたいと思います。(順不同・ネタバレ一部ありです。) ■ ディア・ハンター 1978年製作のベトナム戦争モノの作品です。以前から気になっていたのですが、ようやく見る事ができました。 メインテーマ曲の「カヴァティーナ」が有名ですね。というか、この作品で最も有名なのは、例のロシアンルーレットのシーンなのでしょうけど・・・。あのシーンは様々な場所で紹介されていたため、映画本編を見た事はなくても、知っていました。そのため、あのシーンはどのような物語の過程を経て至る場面なのかを確かめるために見たといった感じでしょうか。そして、そのシーンが登場した際、その結末がどのようになるのか判っていてたにも関わらず、見るしかなかったのが辛かったです。 狩猟用のライフルなら使った事はある。他の生き物(鹿)に対して、何度も撃った事はある。その際は、相手の苦痛を考慮して一発で仕留める事を心がけてきた。かといって、別に驕っていたわけではない。しかし、戦争に行くまで、本当の意味で相手との命のやりとりをした事はなかった。自らが標的となる環境に身を置き、自分の命を危険にさらした事はなかった。囚われの身となり、理不尽な状況で命のやり取りをする羽目になるなど、想像すらした事はなかった。 そのような極限の狂気にさらされた後では、仮に戦争を生き延びる事が出来ても、もう元の生活には戻る事は出来ない。友と語り合い、純粋に鹿狩りを楽しめていたあの頃には、もう戻れない・・・。しかもその戦争は祖国を守るものではなく、他国(ベトナム)での戦いなのだ。そこに何を求め、期待していたというのだろうか・・・。 そんな言葉に表す事が出来ない苦しみを描いた作品だと感じました。映画の前半の明るさと、重い空気が流れる後半とのギャップは、参戦前と参戦後のアメリカの空気を色濃く反映させたものなのかもしれませんね。 ■ キリング・フィールド カンボジア内戦の様子を取材したニューヨーク・タイムズの記者と、現地スタッフ(通訳兼)が遭遇した壮絶な体験を映画化ものです。戦争の惨劇を写した映像は、本物の光景を写しているかのように生々しく、幾度も寒気を感じました。 これが実話だなんて、凄い話ですよね。クメール・ルージュに囚われの身となった、現地取材スタッフのプラン氏が、あのような状況から逃げ出し、生き延びる事が出来て本当に良かったと感じました。無論、彼自身に冷静かつ的確な状況判断力、忍耐力、行動力があったからではあるものの、そこには数々の強運も重なっていたわけであり、正しく奇跡と呼べるものだと思います。とはいえ、単なる感動的なストーリーとして、この話を受け止める事は出来ないんですよね・・・。 というのも、彼があのような状況に陥る羽目になったのは、NYタイムズのシドニー氏の判断の甘さのせいと言っても過言でないわけで。それこそそ作中のシドニー氏の行動は、ジャーナリズムという名目さえあれば、全てにおいて優先させるべき事として行動するわけですが、時として我侭というか、自己中心的にしか見えない行動が多々見受けられたわけで。そしてプラン氏はその彼に始終振り回されっぱなしであったわけですよね。 にも関わらず、プラン氏がシドニー氏の謝罪を何事も無かったように受け入れるシーンで締めくくられたのを見て、なんとも言えない複雑な感情が沸き起こってきました。当事者同士でしか判らない深い絆や信頼が、そこにはあったという事なのでしょうか・・・。 ちなみにこの作品を見た後、ISILによる日本人人質事件が発生したんですよね・・・。それ故、あの人質事件に関して、非常に複雑な思いを抱く事になりました。 ■ ネイビーシールズ こちらも軍隊もの。といっても、取り扱うのは実在するアメリカ海軍の特殊部隊のシールズです。世界トップクラスのエリート部隊、プロ中のプロが、鍛え上げた肉体・精神・技術・経験を用いる事により、様々な特殊作戦を遂行してゆく様子を映画化したものです。 その作戦行動能力はすさまじく、時として現実離れしているのではないかと感じる程のシーンすら出てきます。しかも、物語がスピーディかつスタイリッシュに展開してゆくので、まるでジャック・バウアーの出る24のような架空のドラマでも見ているかのようです。しかしそれは、映画として誇張して映像化しているのではなく、危険地帯へ乗り込む作戦行動の描き方や、情報戦の様子などに関しては、実際に為し得る能力があるのだとか。凄いというか、恐ろしいくらいですね。 とはいえ、彼らはあくまでも人である事に変わりはなく、撃たれれば傷つき、時として命を失うわけですね。その事に対する恐怖・危険性・リスクなどを自覚しながらも、強い愛国心と、「この任務は我々でしか為し得ない。」という、プロフェッショナルとしての誇りと自負が、彼らを戦場に向かわせるのかもしれませんね・・・。 ■ 地獄に落ちた勇者ども 邦題に「勇者ども」と付けられていますが、ドンパチシーンがあるような作品ではありません。第二次世界大戦時のドイツにおける製鉄財閥を束ねる一族の人間模様を描いた作品です。 何故この作品を見ようと思ったかというと、初代「機動戦士ガンダム」のシナリオライターの1人である山本優氏(作中で、名脇役を殺す事で有名。例:ランバラル、マチルダ)が、ガンダムを手掛けていた当時に影響を得た作品の一つとして上げていたからです。私は今頃になって初めて見たわけですが・・・・なんというか・・・非常に重苦しい作品でした。(こんな作品だと思いませんでした。) ナチスにそそのかされ、いように利用され、翻弄された挙句、財閥の富豪一族が凋落してゆく様子は、なんとも言えないものがありました。まあ、彼らにも国に尽くす事で一族を繁栄させ、従業員達の生活を守りたいという思いがなかったわけではありません。しかしながら、戦争というものは、様々な利害と欲望をさらけだされてしまう状況なのでしょうか。互いに積年の恨みと邪な欲望を抱えていた彼らには、ナチス親衛隊に付け入られる隙があったわけですよね・・・。とはいえ、あまりにもドロドロとした人間関係は、見ていて気分の良いものではありませんでした。 (PS:このドロドロとした人間関係は、ガンダムのザビ家の人間模様に通じるものがあるのかもしれませんね。) ■ ブラジルから来た少年 非常に有名な作品ですよね。子供の頃、TV地上波で何度か見かける事はあったのですが、何時も途切れ途切れで完全に見た事はありませんでした。というのも、あの少年が醸し出す雰囲気が不気味で不気味で、最後まで見てられなかったんですよね・・・(^^;そんなわけで、だいたいのストーリーは知っていたものの、ようやく今頃になって最初から最後まで見る事ができました。 やはり、かなり不気味な作品でした。それに、映画自体は架空の話(SF小説を映画化したもの)ではあるわけですが、登場人物であるヨーゼフ・メンゲレは実在した人物であるというのだから驚かされますね。それこそ、本作品と同様に、狂気に満ちた異常な人体実験を繰り返していたのだとか・・・。恐ろしい限りです。 とはいえ、この作品のように特定人物のクローンを作り出せたとして、オリジナルの人物と同じ性格・思考・行動性を示す人物に成りえるのかという点には疑問を感じます。それこそ、育った環境が同じ1卵生双生児であっても、その兄弟の性格は異じになるとは限りません。万が一、性格や気質などを受け継いだとしても、作品のように「ある程度似たような家族環境」で育てただけでは、その人物の人格形成に必要となった様々な経験を得る事など出来ず、総帥の生まれ変わりに仕立て上げる事など無理な話だと思うわけで。 しかしながら、人間のクローン実験が実現する可能性がある・無いに関わらず、狂気に満ちたナチス親衛隊ならば、こうした無茶苦茶な計画を立てて実行する意思があっても可笑しくなかったのかもしれない・・・。そう思わせてしまう説得力というか、迫力のようなものを感じさせられました。 ■ オール・ユー・ニード・イズ・キル とある事が切欠で、何度死んでも生き返る・・・というか、同じ状況を何度も何度もループさせられてしまう主人公が、人類の存亡をかけてエイリアンと戦うという作品でした。日本人が原作小説を手掛けていた事もあり、公開前から何かと話題になってましたね。 アクションシーンは迫力がありました。でも、いくら力を増強してくれるスーツを着ているとはいえ、大型の剣を振り回しながら人間離れした動きを見せるヒロインの姿などを見せられると、現実ばなれしているようにしか見えない部分も無かったわけではありません。それこそ、「最近の●●無双とかの3D系のアクションゲームのシーンを見せられてるみたい」って印象を抱いたわけで。 というか、「何度死んでもやり直しが利く。」というのは、「リセットボタンを押せば、最初からやり直せる。」と同じ事であり、正しく覚えゲー系要素の強いのアクションRPGそのものですよね。また、舞台設定のキモである「時間のループが発生する要因」も、決してリアリティがある話ではなく、色々と突っ込みどころはあったように思います。 でも、決してデキが悪いわけではなかったと思います。映像、演出、カットのつなぎ方、シナリオの展開の仕方とかに関しては、かなり丁寧に作っている作品だと感じましたし。それこそ寧ろ、時間ループもののアクション・エンターテイメント作品としては、よく出来ている作品だと思いました。 ■ アイアンマン3 1・2と見てきたので、3も見る事にしました。 正直なところ、ちょっと期待外れでした。というのも、敵となる存在の能力があまりにも現実離れしてて・・・。まあ、この作品はリアルSF作品ではなく、あくまでもロボットアクションヒーローであると認識すればいいわけなのでしょうが、それにしても・・・ねえ・・・。異常な能力を身につけたとはいえ、生命体があれだけ発熱しながら活動出来るというのがどうも受け入れがたく感じてしまいました。それに、その敵とのラストマッチにおける勝機を決める事となるのが、スタークではないというのも・・・。まあ、いいんですけどね。 でも、あれだけの資産・地位・知恵・そして超兵器であるアイアンマンを手にしながらも、主人公はPTSDに陥ってしまうという展開は悪くはないと思いました。それに長々とシリーズを続けてマンネリ化に陥るのではなく、今回で区切りをつける潔さは、良い判断だと感じました。 ■ ルーシー 中華系マフィアによって強制的に運び屋にさせられてしまった一般人の女性がが、新種のドラッグの影響によって脳の潜在能力が飛躍的が高まり、人としての存在を超越してゆく様子を描いた作品でした。 このように書くと、なんだか面白そうなSFなのかな・・・って感じもするかもしれませんが、正直言って期待はずれな作品でした。それこそ、脳の能力が飛躍的に活性化したからとはいえ、何でも出来るようになってしまうのは理不尽にしか感じられませんでした。百歩譲って、学習能力、情報処理能力が高まるのはよしとしても、物理接触無しにネットを自在に操ったり、エスパーまがいの能力を発揮出来てしまうというのも・・・。 それに、主人公は目的のためには他人の命を奪う事に対して躊躇いというものが無くなったのかと思いきや、自らを脅し、命を奪おうとしてくるマフィアの連中(特にボス)は生かしておくのも理解できませんでした。それこそ、それだけの能力を身につけ、様々な事を瞬時に判断し、悟りにも似た境遇に近づいたというのならば、真っ先に消すべき存在は、彼らであると一瞬で判断できそうなものを。まあ、物語の序盤でマフィアのボスを殺し、組織を壊滅させてしまってたら、物語が後半まで持たない・・・という事なのかもしれませんけどね。でも、そのため話の展開が非常に安っぽいというか、漫画チックで強引な展開になってしまったように思います。 ちなみに私は、攻殻機動隊の影響をモロに受けている作品だと感じました。そして、それ以上の新しいものを全く見せる事が出来なかった作品だったと感じました。 ■ エンダーのゲーム 非常に有名なSFの古典的作品を映像化した作品ですね。子供の頃、知人にストーリーのオチを聞いた事があったように思うのですが、既にすっかり頭から消えてしまっていたので、素直な気持ちで見る事ができました。この作品も、正直言ってちょっとイマイチだったように感じました。 なんというか・・・人類の敵となる存在との最終決戦に向けたトレーニングに違和感を感じまくってしまいました。それこそ、最終決戦は艦隊戦のような形で行われたというのに、なぜトレーニングでは終始白兵戦的な方法で行われていたんでしょうか?それが戦術の基礎だからなのでしょうか?それに、いくら主人公の能力が秀でていたとはいえ、全人類の命運を極秘裏のまま彼に任せてしまうというのも理不尽といいますか。事実を伝える事によって過度のプレッシャーを当たるのではなく、あくまでも平常心のまま、任務を遂行させる必要があったという事なのでしょうが、それでも・・・ねえ・・・。本当に、オチのためにだけあるお話だと感じました。(原作だと、そういう印象でもないんでしょうかねぇ・・・。) ■ ミスト 見た人が鬱になってしまうホラー映画として有名な作品だそうですね。私はホラーが大の苦手です。本当に苦手です。大嫌いな方です。でも、この映画はそんなにグロくないという噂を聞いていました。にもかかわらず、ラストシーンを見ると辛くなる・・・この映画を撮った監督の思考は普通ではない・・・といった類の話を幾度も耳にしていました。そこで、地上波の深夜枠で放送されていたので、恐る恐る見てみる事にしました・・・。 はい、たしかに非常に嫌なラストを見せられました。もうね、駄目ですよ、こんなラストは。本当に噂どおりですね。あまりにも救いがなさすぎです・・・。改めて見る事は絶対にないと思いました。 ■ 宇宙人王さんとの遭遇 政府の組織に捕えられた、宇宙人が中国語を話すため、通訳として呼ばれた女性が遭遇する異常な光景を映し出した作品です。この映画も地上波の深夜枠で放送されていたので、興味本位で見てみる事にしました・・・。しかし、この映画も見る価値の無い作品でした。 この映画もラストシーンのオチのためにある作品の一つではあるのですが、そのオチは映画を見ているうちに、段々と予想がつくんですよね。にも関わらず、物凄く展開が遅い映画でした。嫌になるほど延々と宇宙人に対する尋問・拷問シーンばかり見せられて、本当にイライラしてきました。 そういえば、以前見た「スカイライン-征服-」なるSFは、そうしたオチすら作品中に示せす事が出来ていなかったというか、話が完結していないまま終わってしまったので、あの作品よりはマシなのかもしれませんが、非常にストレスがたまる作品でした。 ■ イルカの日 人間の言葉を理解し、簡単な単語レベルなら人と会話する事すら出来るようになったイルカを巡って発生する事件を描いた古いSF作品です。これも原作小説が存在してるクチですね。 いやあ、イルカが可愛かったです。ほんと、可愛いです。マジで可愛いです。でも、そんなイルカ達にスパルタ教育を施して、強引に言葉を話させようとなんてしちゃいけません。それに、話す事が出来たからといって、それを軍事目的というか、テロ目的に利用しようなんて悪い大人まで登場するのもいけません。それこそ、大統領が乗った船の船底に、爆弾を抱えながら向かわせるなんて事しちゃいけませんよね。そんなコトさせせたら、彼らも死んじゃうじゃないですか。ほんと、人間は駄目な生き物ですね・・・。そういうお話でした(笑) その2に続きます。 |

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