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■ 再び何時もの場所へ - A STROLL AROUND MY HOME TOWN 53



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先日、カメラを持って地元を散歩してきました。前回この場所を訪れてから数日経過しています。この間、再び雨が降っていました。しかも今回は風も結構吹いていました。なので流石に桜の花びらは散ってしまっているだろうと予想していました。寧ろ、この小さな小川に桜の花びらが舞い降りて、桜流しの光景でも見れるのではないかと思っていたわけです。

ところが、その想像は大きく外れ、桜は未だに満開の花を見せてくれていました。それどころか、この日になってようやく桜が散り始めているようで、地面に落ちた花びらも、まだ色が褪せていないものが殆どだったのは意外でした。今年の桜は開花が遅かっただけでなく、花が散るのもゆっくりしてくれているようでした。



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この場所は住宅街の中にある小川沿いの散策道なのですが、この日は本当に多くの花見客でにぎわっていました。でも、鳥や蜂などの姿を殆どみかけなかたのが気がかりでした。

ヒヨドリの姿を数匹見かけましたが、ウグイスの声は皆無でした。(私が子供の頃は、自宅の周辺ですら春になれば当たり前のよう彼らの聞こえていたというのに・・・。)ミツバチの姿も減ってしまっていて、これだけ花が咲いている場所であっても、彼らが飛んでる様子を見る事が殆どありませんでした。

こんな郊外の場所でも住宅化が進み、彼らにとって住みにくい場所となってしまっているという事なのでしょうか。なんだか寂しいというか、害虫駆除剤などの影響で減ってしまっているではないかと、ちょっと心配になってしまいました。








■ 夕暮れのひとときに - A STROLL AROUND MY HOME TOWN 52



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先日、再び地元を散歩してきました。例によって桜の写真を撮ろうと思ったわけです。幸いな事に、綺麗に花が咲いた桜の木々を見る事が出来ました。



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先日の投稿で記したように、前回散歩をした後、この地方では天気予報通り雨が降りました。しかも結構な量でした。そのため、タイミング的に満開をを迎えるであろう桜の花びらは、その雨で散ってしまってるのではないかと危惧していました。しかもこの日は前日まで雨を降らせた雲が空に残っていて、正午過ぎまでどんよりとした天気。そのため、ろくな写真が撮れないのではないかと思っていました。

しかし、この日の翌日から再び数日間雨が降るとの天気予報。再び晴れた日が訪れた時には、本当に桜の花びらは完全に散ってしまっているかもしれません。となれば、夕暮れ時にさしかかった僅かな時間とはいえ、雨と雨の合間の貴重な晴れ間が訪れているのならば、ちょっと様子を行ってみようと思ったわけです。そうしたら幸いな事に花弁は雨によって流される事なく、綺麗に咲き誇っている姿を見せてくれました。徒労となる事を厭わずに、足は運んでみるものですね。








■ 桜流しが訪れる前に - A STROLL AROUND MY HOME TOWN 51



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先日、久々に地元を散歩してきました。例によって地元の桜を撮影しようと思ったわけです。

ちなみに、今年は桜の開花が非常に遅いんですよね。早い年であれば、3月の第4週目には咲きはじめ、4月初旬には満開となりながら雨風にさらされて散り出す事も少なくありません。でも、今年の開花は4月に入ってから。それだというのに、この週末は数日に渡って雨が降ると天気予報が告げています。満開の時期に花びらを散らせてしまう雨が降ってしまうわけですね。であるならば、その桜流しの雨が訪れる前に、少しでも綺麗に咲いている草花の姿を楽しんでおこうと思ったわけです。



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桜の花を求め、朝の8時頃から夕方4時すぎまでずっと歩いたのですが、出会った桜の木のほとんどが2分咲きくらいの状況でした。それなりに咲いていたのは、写真として上記に掲載した幾つかの個体だけでした。ちなみに開花が遅れているのは桜だけではなかったようでした。この時期になると散ってしまっている事の多い白木蓮の花が、まだ綺麗に咲いていたのです。これは嬉しい誤算でした。

とはいえ、この週末には数日に渡って雨が降る模様。時を同じくして満開になるであろう桜の花びらも、その雨によって散ってしまうのが予想されます。この木蓮の花ともなれば言わずもがなです。(週末に雨が降る際に強風が吹かなければ、来週になっても花が残ってくれてるかもしれませんが・・・。)そうした意味で言えば、これらの光景に出合えただけでも有難い事だったと思います。








■ 2013年下半期から2017年の年始にかけて見たアニメ作品 その5



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2013年下半期から2017年の年始の間において、新旧を問わず見たアニメの感想をまとめて書こうと思います。

今回は、新海誠監督の作品をまとめて取り上げようと思います。この新海氏は、大ヒットした「君の名は。」の監督さんとして知られる方です。あの映画は2016年8月26日に公開された作品でありながら、現在も劇場で上映中なのだとか。凄いロングラン上映ですね。でも、私は未だに「君の名は。」を見てはいません。中年の域に入った私では、こうした若者を対象とした作品を観に映画館に行く事に対して抵抗感があったりするわけで・・・。 それどころか「君の名は。」のヒットのニュースが世間で流れるまで、この監督さんの名前すら知らなかったくらいなわけですし・・・。

でもこの3月において、私が時折利用しているネット無料動画配信サイトのabemaTVで過去に手掛けた4作品が一挙に配信されたのです。話題の監督さんの作品を知る良い機会だと思い見てみる事にしました。(厳密には今年の新春までの時期に見たものではありませんが、一連の流れに乗って扱おうと思います。)



■ 雲のむこう、約束の場所

現代の日本を舞台としつつ、現実の世界とは異なるSF設定が展開される世界において、3人の若者が自らの手で飛行機を造り上げ、子供の頃に抱いた夢を果たそうとする姿を描いた作品でした。

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まず最初に、物凄く背景美術が綺麗な作品だと思いました。必要あれば朝・昼・夕・夜といった時間を問わず、時間をかけてロケハンした写真やスケッチなどをベースにしているのでしょうか?丁寧に描かれた背景はそれだけで十分鑑賞に堪える画になっており、高いクオリティを感じました。ちなみに本作の美術監督は、丹治匠という方ともとに新海氏自ら行っているとの事。というか、原作・脚本・監督・音響監督も新海氏なんですよね。マルチな才能があるがゆえに、自身が思い描いた作品世界を作り上げる事に対して強い拘りがある完璧主義な人なのかもしれないな。とも思いました。

でも、物語の舞台となっている近未来?の日本のSF的な設定にはリアリティを全く感じる事が出来ませんでした。登場人物達によって、彼らが住む平行世界?位相空間?などに関するヤヤッコシイ設定が語られても何が何だかという感じ。そうしたヤヤッコシイ台詞まわしや、未知領域の調査に関する一種の作戦行動のシーンはエヴァの影響をモロに受けている印象で、う〜ん・・・といった感じでした。

また、主人公となる3人の若者が、その世界の謎とされる場所に向かいたいとする動機もイマイチ共感できなかったといいますか・・・。しかも、女の子が他の人とは異なる特別な存在であり、彼女がその場所へ行ったら世界が終わってしまう可能性があるかもしれないとされているにもかかわらず、「子供の頃からの約束だから」と言って、飛行機で国境を越えて未知の場所へ連れてゆこうとするんですからねえ・・・。

そんな設定なんか用意せずとも、もっとシンプルに若者だけで飛行機を飛ばすストーリーにしたり、丹念に繊細な若者の恋心を描いた方が共感しやすかったのではないかと、オジサンである私は思ってしまいました。そんなわけで、私は苦手な雰囲気の作品でした。



■ 秒速5センチメートル

人が大人へと成長してゆくうえで経験する淡く切ない恋を描いた3部作の短編作品でした。相変わらず背景美術のクオリティが高いだけでなく、主人公たちのキャラクター造形もリアリティを重視しており、アニメ作品云々としてどうのこうのではなく、普通の恋愛ドラマとして十分鑑賞に堪える作品になっていました。

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言葉にしきれぬ切ない想い。その繊細さたるや、観ているこちらの気持ちが痛くなってしまうほど。よくぞここまで丁寧に描けたものです。また、この作品を観て、この監督さんにしか描けないナイーブなまでの繊細な世界がある事も判りました。

でも、奥手な主人公たちの行動は、現実の現代日本に生きる若者からすれば、幼く不器用でもどかしい部分もあるかもしれません。それこそこの映画を見る事で、若いカップルが恋を育んたり、片思いをしている人が「明日こそ、あの人に告白しよう」と思えるタイプの作品でもなかったりするわけで。むしろ、自らの過去の苦く切ない記憶を呼び覚まされ、心の中で泣いてしまう作品といった感じでしょうか。

そうした意味では、この作品は主人公たちと同年代の若者よりも、過去の淡い想い出を捨てきれない大人達のための作品といってもいいのかな。という印象を持ちました。



■ 星を追う子ども


こちらは緑豊かな田舎街で生きる女の子が、偶然の出来事を切っ掛けに幻想的な地下世界で旅をする事になり、様々な事を経験してゆくファンタジー作品でした。

その作風は、背景美術、キャラクター(造形・動き)、シナリオ展開、その他諸々の点において、過去のジブリ作品や宮崎駿の漫画「シュナの旅」の影響を強く感じさせるものでした。それは新海監督自らが敢えて意図したものであるのだとか。それは、日本を代表するアニメスタジオであるジブリと、それを率いる宮崎監督への敬意であると共に、それを超えようとする挑戦でもあったのかもしれません。

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日本のアニメの地位・作品の水準を引き上げたジブリ。アニメファンはもとより、アニメの製作に携わる者にとっても非常に大きな存在だと思います。とはいえ、そのジブリを率いてきた宮崎氏は既に年老いて、ナウシカ、ラピュタといった冒険的要素を含むファンタジー作品を作る事は叶わぬ状況となっています。(監督が年老いて、そうした作品を手掛ける気がなくなってしまった。)しかも、後継者の育成も思うようにはいかなかった事も多くの方がご存知の事かと。(制作部を畳んでしまったくらいですしね。)

しかし、依然としてジブリに冒険ファンタジーの要素を求める世間の声は多いのではないかと思います。また、他のアニメスタジオが新作アニメのための企画を立ち上げたり、資金集めをしようとした際、スポンサーや広告代理店から「ジブリのように話題性や集客があり、儲かるアニメを作れるか?」と尋ねられる事もあるのではないかと想像します。

そうした状況において、この新海監督は辟易し「ならば自分が焦がれたジブリファンタジーのような作品を、この手で作ってやろうじゃないか。(そして、宮崎アニメに対して皆でさよならを告げ、次の段階へ移行しよう。)」という反発心が芽生えたりしたのではないかと想像してしまいました。勿論これは、私個人の勝手な想像です。でも、そうした事を思わずにいられないほど、宮崎作品を強く意識しているのを感じずにはいられなかったわけです。

とはいえ、本作は決して出来の悪い作品だとは思いません。非常に丁寧に作られてた作品だと思いました。シナリオの展開に関しても、ラストシーン以外に関しては疑問を抱く部分も少なかったと思います。それどころか、ジブリ作品よりもキャラクターがよく動いていたり、躍動感を感じる部分もあったと思います。

でも、心に強く残るシーンがあったかというと微妙だったかもしれません。また、作品にオリジナリティを感じる事ができたかという点においても微妙かもしれません。何より、新海監督の独自の良さ(登場人物たちの、言葉にしきれない繊細な心の動き)が薄れてしまっているように感じられたのが残念でした。



■ 言の葉の庭

雨降りの公園で出会った男子高校生と年上の女性との奇妙な交流と、そこから生まれる恋心を描いた作品です。

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今まで以上に背景美術に力が入っていると感じた作品でした。雨、風、しずく、木漏れ日などに関する映像表現が素晴らしく、非常に強く印象に残りました。また、舞台設定やキャラクター設定なども今まで以上にリアルだったと思います。登場人物達の行動においても、過去作品の「秒速5センチメートル」では存在していた幼さや拙さなが消え、より大人の鑑賞に堪えるものとなっていたと思います。

それこそ恋愛ドラマとしての部分のみフォーカスすれば、アニメ作品である必要がない作品だとも言えるのかもしれません。でも、この監督さんはアニメでやりたいんでしょうね。というか、アニメという媒体だから作る気になるのでしょうね。それは、監督さんがアニメやゲームなど通じて映像作品の世界に入ってきたからなのかもしれません。また、この監督さんが完璧主義である点も影響しているのかなと想像します。

実際、この作品を実写として作ろうとしても、これだけ理想的な美しさの背景を撮る事は容易い事ではないと思います。また、2人の主人公のキャスティングにも困る事になりそうですよね。有名俳優を使えば、その俳優の知名度や人気、過去の役柄のイメージなどに作品が引っ張られてしまう事になりかねません。仮に俳優たちが「自分ならこのシーンは、こう演じたい」などと自己主張しだしたりしたら、監督と意見が対立してしまう事もあるかもしれません。作品を宣伝する段階においても、アイドル俳優がプロモーション活動の全面に出て、作品自体の魅力が全く語られないような事になってしまう事もありえるかもしれません。それでは、何のために映画を作ってるのかわからなくなってしまいますよね。

ならば、無名俳優を使う事も出来るのでしょうが、演技力が伴う理想的な役者を確保できるとは限りません。また、監督の思い通りの演技を演じてくれる保証もありません。

しかし、アニメであれば登場人物に思い描いたとおりの演技をさせる事が可能なわけです。勿論それは、恋愛ものの物語に限った話ではありません。また作画、演出などに関する高い技量があっての事ではあります。でも、だからこそ、自分の頭に思い描いたとおりの作品を追い求めたいし、それに挑戦したいと、この監督さんは思っている部分があるのではないかと感じたのです。

でも、それは何も悪い事だとは思いません。というか、本作において、この監督さんの良さが戻り、さらに良い方向に昇華されていると感じました。そんなわけで「きみの名は。」に関しても、DVD化されたら見てみたいと思います。(やはり映画館には恥ずかしくて行けませんw)



アニメの感想はひとまず終了。後日、邦画・洋画の感想をUPしてゆきたいと思います。





■ 2013年下半期から2017年の年始にかけて見たアニメ作品 その4



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2013年下半期から2017年の年始の間において、新旧を問わず見たアニメの感想をまとめて書こうと思います。今回は、コミックがアニメ化された作品をとりあげようと思います。



■ AKIRA


大友克洋原作のコミックをアニメ化したものです。海外でも高い評価を得てる作品ですよね。私もコミックを全巻持っていました。(現在は手元になく、過去形になってしまいますが。)

でも、このアニメは個人的にはそんなに好きな作品ではないかもしれません。それというのも主人公の金田と鉄男の声が、自分がコミックを読んでいた時に抱いていたイメージとは合わなくて、どうもいまだに馴染めないのです・・・。それに、本作のオリエンタル系のサウンドトラックもどうも好きになれないのですよ・・・。(ちなみに、攻殻機動隊の劇場版の音楽も私は馴染めません。)まあ、人それぞれ好みが違うのは仕方がないという事で・・・。

それでも久々に観なおしてみたいと思ったのには2つのワケがあります。それは、2014年がアニメ版AKIRAの25周年という事で、色々なメディアで話題にのぼっていたのを見かけたからです。

もう一つの理由は、この作品の舞台となる「ネオ東京」の時代設定にあります。作品の中で登場する「旧市街地」において開催準備が進められている「東京オリンピック」は2020年開催予定となっているんですよね。そう、奇しくも現実の世界における東京オリンピック・パラリンピックの開催年と同じなんですよ。

勿論、東京でオリンピックが開催される設定は全く偶然の話です。それに何かの意味があるわけではありません。でも、この作品の舞台となっている時代に、現実の世界の時が追いつこうとしているのは事実なわけで。そんなわけでこの時期に再び観直してもいいかなと思ったわけです。(まあ、現在の東京は、AKIRAではなく「東京オリンピック」の会場設備の建設問題や、豊洲市場の移転問題などの方でてんやわんやしてるわけですけどね・・・)

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実際、改めて見ても、これだけの作画のクオリティで作品を完成させたという事実に驚かされますね。また、監督・脚本もその大友氏が手掛けたので当然なのかもしれませんが、原作の雰囲気がよく再現された作品だと思いました。それに作品と同様に、ドラッグや暴力が横行する状況が現実の世界に広がっている事に虚しさを感じてしまいました。明るい未来は現実には訪れず、悪い予想の方が当たってしまうものなんでしょうかね・・・。

余談ですが、鉄腕アトムの誕生日は2003年4月7日という事で、とっくに過ぎてしまっているんですよね・・・。時間の流れの早さを感じてしまいますね。



■ 超人ロック

超能力系の作品という意味では、こちらの作品を忘れるわけにはいかないのかな・・・という事で、久々に観なおした作品です。これは聖悠紀原作のコミックをアニメ化したものです。1984年制作なので相当古いアニメです。

とはいえ、アニメよりも原作コミックシリーズの方がもっと古いわけで。それこそ超人ロックは1967年に同人誌で発表され、現在もなお続いている(最終回が描かれていない。)という歴史ある作品なんですよね。単一シリーズが描かれている期間としては、あのゴルゴ13をも超える長さを誇るのだとか。すごいものです。

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でも、私はロックのコミックをあまり読んだ事がありません。マンガ喫茶に行っても、ついつい他の漫画を手にとってしまいます。なのに、この劇場版のアニメは、何年か経つと急に恋しくなって見たくなるんですよね。(そういえば「11人いる!」のアニメとかも急に見たくなる事があります。)

正直言って、演出は古臭く、ストーリーのテンポも遅く、作画のレベルだって今の時代からすると見劣りしてしまう部分も少なくありません。でも、なぜかこの作品は心に残るものがあるんですよね。それは、本作を一通り見た後で、映画のラストに流れる「星のストレンジャー」を聴きたくなるからなのかもしれません。



■ ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない

ジャンプに連載されてきた人気コミックをTVアニメ化したものです。ちなみに私は原作コミックを殆ど読んでません。仲の良い友人がコミックを貸してくれると言っても興味を持てなかったクチです。

それというのも、どうも初期のジョジョは、北斗の拳の模倣をしているかのようなストーリーや格闘シーンが多くみられて、オリジナル性をあまり感じられず興味を持てなかったからです。

作品がそのようなものになってしまったのは、ジャンプ編集部からの指示・圧力が強かった事によるんではないかと思っています。それこそジャンプの漫画って全部一緒。「強敵と戦い、一度負けた後に強くなる」「戦って勝った後に対戦相手と友になる」「旅をしながらそれを繰り返す」というパターンの繰り返しの作品が多すぎて、どれも似たり寄ったりに感じてしまうわけです。

自分としては、タイトルに「奇妙な」とつけるくらいならば、もっとオリジナル性の高い物語を描いて欲しいと思ったりしていたわけです。それこそ格闘シーンなんか無くてもよくて、オカルトホラーテイストな怪事件を解いたり、人の心の闇を暴いてゆくような漫画にしてほしかったわけです。例えるなら、高橋葉介による漫画「夢幻紳士」の初期作品のようなものをジャンプで描いて欲しいと思っていたわけです。でもジョジョの1部は、そうした作品とは違っていたため、興味を持つに至らなかったわけです。

でも、多くの人からジョジョは面白いと何度も聞かされてきました。しかも今では世界中に多くのファンを持ち、ルーヴル美術館で個展を開くに至る程の評価を得ているのも聞いていました。そこで、アニメ化されたなら、とりあえず見てみようかと思ったわけです。

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すると、1部は意外にもゴシックホラーテイストの作品だったので、思いのほか楽しむ事ができました。(個人的にはディオとスピードワゴンの台詞まわしが気にいりました。)でも2部は途中から駄目。3部もどうも馴染めませんでした。(3部は途中で見るのを止めてしまったくらいです。)

ところが4部は面白いじゃないですか。遂に「荒木氏は真に奇妙な物語を作り上げる事に成功したのだ」と感動したくらいです。それこそ、主人公が正統派のヒーローでもなければ、世界征服を狙っている者がラスボスでもないのもいいですね。各々が自分勝手に生きている分、キャラクター間に様々な衝突が起きるのですが、それが故にキャラクターが生き生きしているように感じられました。

特にサブキャラクターである「岸辺露伴」と「山岸由花子」のブッ飛び具合はいいですね!自分の理想、自らの欲望のためなら、何でも行ってしまう姿に驚いてしまいます。また、自分が圧倒的不利な状況に陥っていながらも、相手からの要求にNOを突き付ける「露伴」の姿は強烈ですね。正しく「そこにシビれる!あこがれるゥ!」なわけですよ。実際にこんな人達が現実に居て、すぐ傍に近寄ってこられたら怖くて逃げだしてしまいますけどね(苦笑)

まあ、今更ながらではありますが、そうしたキャラクター達の魅力に気付く事が出来て本当に良かったです(笑)



■ ブラックジャック

ブラックジャックの劇場版2作と、OVA全作ならびにTVスペシャル版を数本見ました。出崎統が監督・総監督などを務めたものと、手塚眞氏が監督を務めたものの両方です。

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ちなみに私には、出崎氏が手掛けたハードボイルとタッチの作品の方が好みでした。物語そのものや、医療関連の話題も現代風にアレンジされており、作品によっては、かなり挑戦的な内容となっていて驚かされました。その分、手塚治虫の原作からは、雰囲気が随分離れてしまったものになっていたかもしれません。というか、良くも悪くも完全に出崎作品として見るべきモノとなっていたように思います。

それとは逆に、手塚眞氏が手掛けたものは、原作の雰囲気に準じた絵柄になっていたと思います。しかしキャラクター達の演出が古臭すぎたのが気になりました。それどころか作品において重要な意味をなす手術シーンですら緊張感が全く感じられなかったのが残念なくらいでした。

これは単に自身の父親の作品を忠実に映像化したいという思いからだけのものではないように感じました。それこそ、手塚眞という人物の性格が、非常に温厚でまるい性格をされているからなのではないかと思います。また、子供にも安心して見てもらいたいとう思いから、過度な演出を避けたのかもしれません。

それに、手塚治虫氏の原作においても、社会風刺的な内容を含んでいたとはいえ、常にシリアスなものであったわけではなく、コミカルなシーンも多かったのも事実ですしね。そうした意味では眞氏の方向性は間違ったものではないのかもしれません。しかし、どうしても作品の対象年齢を幼く設定しすぎているように感じられ、既に中年となった私には受け入れ辛いものがありました。



その5へ続きます。


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