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原作;山崎豊子 脚本:井上由美子 音楽:加古隆 主題歌:ヘイリー(アメイジング・グレイス) 出演:唐沢寿明 / 江口洋介 / 黒木瞳 / 矢田亜希子 / 伊藤英明 / 石坂浩二 / 西田敏行 / 川上隆也 / 及川光博 / 若村麻由美 / 水野真紀 / 伊藤雅刀 / 西田尚美 ・他 2003年10月放送のフジテレビ開局45周年記念ドラマ。国立・浪速大学の医学部を舞台に、医師の権力争いや誤診問題を通じ、医学界の実態と人間の尊厳を描いた作品。全21話 参考:はてなダイアリー白い巨塔 白い巨塔多くの方がご存知の作品かと思います。先日、私の住んでいる地域のローカル局で、再放送がされていました。この作品、本放送の時から好きで、録画して、久々に通して観る事が出来ました。久々に観ましたが、やはり良く作り込まれた作品ですね。脚本も、俳優も、音楽も素晴らしいと思います。あのアメイジング・グレイスは心に残りますね・・・。 さて、ネタばれありの感想です・・・。(ま、多くの方がご覧になってるとは思うので、こんな前置きは不要な作品でしょうが・・・) 本放送の時も観ていて思ったのですが、財前五郎(唐沢)の生き方には疑問を感じずにはいられません。何ゆえに、あそこまで高みを望むのか。その高みへ至る為には、どんな手段をも辞さないというのか。そこまで、駆り立てるものは何なのか。高みを望むのが、プライドであるとするのであれば、何故、自身の実力のみで至ろうとしないのか。有る意味、プライドを捨ててまで(と、敢えて言いたいのだが・・・)自身の権力・周りのコネクション・そして、最終的には偽りをもってしてまで目指そうとした、その高み。それは、果たして、国立ガンセンター所長となり、里見(江口)を呼ぶ事だったのだろうか?と・・。 確かに、一般企業においても、顧客を満足させ、品質を上げつつ、現場の環境を良くしようとどれだけ努力しても、自身の権力(決裁力・ポジション)がついてこなければ、どうにもならない事は多々あります。どれだけ、理想を掲げても、その決裁力が自身になければ、自らではどうする事も出来ない。上を説得するしかない。しかし上を説得していては、時間があまりに足りない・・・。故に環境を良くし、理想の世界に近づけてていくには、結局は自身が上にのし上がっていくしかない・・・。そう思う事は、確かにあるとおもいます・・・。 とはいえ、実際に財前のような男が目の前にいたとすれば、とても里見のように冷静でいられるのか、私には疑問な部分もあります。ましてや、医局の者達のように、財前側について、持ち上げていくようなマネは、私では出来ません。 それでも尚、自身に肺がんによる死を確信した際、里見に対し「ただ、無念だ・・・」と、告げるシーンでは、胸に来るものがありました。 これは、この長いドラマを見ているうちに、財前五郎の欲望というものへの純粋な動きに、私自身が少なからず影響を受けてしまっていたという事なのでしょうか。財前五郎という人間が置かれた環境の中では、こうしていくしか道が無かったのだと、無意識のうちに納得させられてしまっていたのでしょうか・・・。非常に多くのテーマを持ち、色々な事を考えさせられる作品でしたね。
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