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標高5000mの世界で何が起きているか - イムジャ氷河湖決壊洪水モニタリングプロジェクト


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■ 慶応義塾大学SFC研究所公式HP HPの右から2番目が、イムジャ湖の映像だそうです。
■ 隊員レポート:5000mでは何が起きているか 新・野口健公式WEBサイト
■ 再びイムジャ氷河湖へ 新・野口健公式WEBサイト

 近年、地球温暖化の影響が認識されるようになったため、極地の氷山溶解による海面上昇に注目が集まっている。しかし、極地以外で最も氷塊が多いのは、ヒマラヤの氷河であることはあまり知られていない。数千年にわたって、大量の氷河が流路を削り、険しい峡谷を形づくってきた。氷河はインド亜大陸と東南アジアに住む13億人以上の飲料水源になっている。ヒマラヤは9つの主要河川の水源でもある。

 昨晩、カンブリア宮殿で、アルピニスト野口健氏が登場していました。
ヒマラヤや、富士山の清掃活動を通じて環境問題を訴える野口氏。彼は最近のヒマラヤに向かうと、その氷河の退行ぶりに驚き、そこから流れ出る川の音に胸を締め付けられる思いがするそうです。以前は、清らかな水の流れとして癒されていたはずの音が、今は地球の悲鳴に聞こえると。

 実は、温暖化の影響で氷河から解けた大量の水が、今までに無いほど強い川の流れを生み出しているだけでなく、巨大な氷河湖を作り出してしまっているとの事。そうした湖は、膨大な数にのぼり、決壊の可能性があるものだけで、有に200を超える規模になっているのだとか。直ぐ近くの下流に住む貧しいシェルパ達は、成す術もなく、決壊の脅威に怯えた生活を強いられているのが現状なのだそうです。それは仮想の話ではなく、既に小規模の決壊は幾度と無く発生しており、犠牲になってしまった方も大勢いるのだとか。(一説には、温度で解けているというだけでなく、そもそもヒマラヤ地帯に雪ではなく、雨が降るようになっているためでもあるという話も耳にした事があります。)

 こうした状況に対し、特に決壊の恐れが大きなイムジャ湖に固定カメラを据え付け、決壊の恐れが見受けられた時、下流の地域に警報を流せないかと始まったのが、このモニタリングプロジェクトなのだそうです。遠いヒマラヤの5000mクラスの地域の映像がこのように見る事ができるというのは、ある意味凄い技術だと思いますし、何とかして我々の技術で、少しでも現地の人々に救いの手を差し伸べられないかと行われている行為には、頭が下がる思いです。しかし、これらの影響は、我々先進国の生活が生み出した温暖化ガスの影響が深く関わっている事は、疑う余地がない状況でもあるわけです。

 昨日から、北海道の洞爺湖で始まった、サミット等でも、環境問題が大きなテーマとなっていますが、各国のエゴを取り払い、手を取り合って環境問題を解決する姿勢を見せていただきたいものです。無論、こうした問題は国が決めたからどうのこうのというのではなく、我々一個人レベルでも真摯に向き合い、無駄の無い生活を心がけていかなければなりませんね。

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