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11人いる!


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■ 1986年 / 日本 / 91分
■ 原作・構成:萩尾望都
■ 監督:出崎哲 / 富永恒雄
■ 脚本:今泉俊昭 / 小出一巳
■ 作画監督:清水恵蔵
■ キャラクターデザイン:杉野昭夫 / 清水恵蔵
■ 音楽:福田裕彦
■ 出演:神谷明 / 河合美智子 / 田中秀幸 / 古川登志夫 / 玄田哲章 / 鈴置洋孝 / 若本紀昭 / 池水通洋 / 塩屋浩三 / TARAKO / 柏倉つとむ
■ 主題歌: 『僕のオネスティ』川上進一郎
■ wikipedia:11人いる!

11人いる!

 良く出来たSF作品という事で、この作品を取り上げてみたいかと。萩尾望都原作のSFアニメ映画です。私はこの作品を全くの予備知識無く映画館で見たのですが、良い意味で期待を裏切られた作品です。

 この映画、本当に良く出来ている作品だと思います。作画のレベルがどうのこうのとか、絵柄がどうのこうのというのではなく、ストーリー構成が凄く上手いと思います。実はSFと言うよりも、ミステリーの要素が強い作品だと思います。むしろ、そのミステリーを演出する上でSFのエッセンスを用いているのですが、そのバランス感覚が上手いのです。そのうえ90分と映画としては比較的短い作品ながらも、登場人物のキャラもしっかり立っており、ヒューマンドラマとして高く評価できる作品なのではないかと思います。

 未見の方は何の予備知識無くご覧になる事をオススメします。それこそアニメだの漫画だのという先入観無しに見て欲しい作品です。個人的には傑作だと思っています。

ネタバレ有りの観想です。

 舞台は異星間の交友が既に行われている未来。そのトラブルは、人生を掛けた超難関大学への入学試験の最中に起きた。密閉された空間に、本来居てはならない第三者が存在してしまっている。その第三者は誰なのか。一体何者なのか。疑惑・不安・恐怖。初めて顔を合わす者同士、互いが疑心暗鬼になり、様々な思惑が交錯する。しかし、互いを信頼して次々に発生する問題に当たらねば、試験はおろか、自らの生命すら危うい。果たして、彼等の運命は・・・。

 原作者の萩尾望都女氏は、宮澤賢治の「ざしき童子のはなし」を読んで、まだ高校生の時期に、こうした展開を見せる物語を思い付いたのだそうです。その若さで、よくぞこれだけの話を作り上げる事が出来たなぁと、感心する事しきりです。しかも、こうしたシチュエーションの面白さのみならず、登場人物の描き方が上手いですね。

 違う星系の様々な階級・経歴を持った者を組み合わせる事で、差別や先入観という問題すら扱い、両性具有者(性未発達者と言うべきか)を登場させる辺りは流石です。また、そうしたジェンダー問題はデリケートな話題ですが、さらっと恋にまで発展させてしまうセンスは、女流作家ならではといった所でしょうか。さらに、搭乗した宇宙船で起こる様々なトラブルも物語を盛り上げる要素として十分働いていると感じました。正しく、人は外見や、知識能力云々ではなく、互いを尊重し、信頼出来る人間関係を作り上げる能力があってこそ、一人の個人として認められるという、大人ヘの通過儀礼を上手く表していると思います。

 まあ、直観力という能力や、キャラクター達の高度な知識によって、次々と機器を捜査出来てしまうあたりは、ご都合主義が無いとは言いません。でもそうした部分を抜きにして、これだけの話をコンパクトにまとめあげるのは凄い構成力だと思います。

 ホント、原作者の萩尾望都女氏は天才ですね。また、このアニメも非常に良心的に作られていると感じます。しかもエンディングに流れる主題歌『僕のオネスティ』がまた良いんですよ。見た後に凄く気持ちの良い後味を感じる作品だと思います。(詩集『メニールの夏』が実在するなら、是非とも読んでみたいものですw)

 こういう作品こそ、日本が誇るアニメとして世界にPRすべきなんじゃないかなぁと思いますね。それこそ、ハリウットで同様の作品を手掛けるとしても、現実の役者では両性具有者の配役は難しいでしょ?

 (此処まで言っていて恥ずかしながら、私は未だに原作を読めていません><;何時か続編も含まれている豪華本を手にいれなければ!)


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■ 第5回文化庁メディアマンガ部門優秀賞受賞
■ 画:谷口ジロー
■ 作:夢枕獏
■ wikipedia神々の山嶺

神々の山嶺 / かみがみのいただき


 谷口ジロー繋がりでこの漫画を取り上げてみたいかと。元々は夢枕獏の小説がベースの作品。夢枕本人の希望もあり、圧倒的な山岳光景の描写力を誇る谷口氏が漫画化を手掛ける事となった作品です。

 以下ネタバレ有りです。ご注意ください。

 1924年6月8日、マロリーとアーヴィンはエベレスト直下200mに及んだ時点で立ち込めた雲に覆われ、人々の前から姿を消した。果たして彼等は遭難する前に、エベレストの初登頂を為し得ていたのだろうか。その謎を解く可能性を秘めた古いカメラ『ベスト・ポケット・オートグラフィック・コダック・スペシャル』。そのカメラに収められていたであろうフィルムが現存するのであれば、現在でも現像が可能であり、内容如何によっては、現在公式とされるヒラリーとテンジンによる1953年のエベレスト初登頂の歴史が大幅に塗り替えられる事となる。

 1993年のネパールで偶然そのカメラの存在を知ったカメラマン・深町誠は、そのカメラをエベレストで拾ったであろう男、”毒蛇(ビカール・サン)"と呼ばれる日本人に会う。それは、かつて天才クライマーと呼ばれながらも、そのエゴイスティックなまでの生き方から、1985年以来姿を消していた孤高の単独登攀者・羽生丈二だった。日本に戻った深町はマロリーのカメラと羽生の過去を探る内に、獣が如き野太い匂いを発するこの男の生き方そのものに魅せられてゆく事となる・・・。

 もうね、凄いんです。描写力が凄いんです。モノクロの画であるのに、漫画であるというのに、その場にいるかのような臨場感を感じさせる程の描写力と演出力が凄いのです。

 有に1000m以上の落差はあろうかという垂直壁での滑落への恐怖。手の指や足の指が生きながらにして凍ってしまう程の寒さに対する恐怖。仮に自らの足で動く事の出来なくなってしまった人間は、見殺しにされても仕方が無いという覚悟を迫られる世界での恐怖。そうした圧倒的なまでの山の存在感が、ありありと迫って来るのです。それこそ、遭難し死と対峙し、幻覚と戦いながら状況を綴った手記の描写は狂気を感じさせる程。

 そこまでして、人は何を求めるのか。それまで勝ち得た全てのものを投げ出し、それでも手にしたいと願う高みとは一体どれだけの価値があるのだろうか。

 現実の世界でも幾度と無く話題に登り、専門の書物まで出ているマロリーの登頂の謎と、壮絶な人生を送る羽生のモデルとなった森田勝や、ライバルと言える長谷のモデルとなった長谷川恒男のエピソードを交えながら、とても漫画とは思えぬ重厚な展開を見せてくれるこの作品。クライマーの強烈なプライドと、エゴイスティックなまでの生き様を見事に描いていると思います。機会があれば、是非ご覧ください。

K [ケイ]


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■ 画:谷口ジロー
■ 作:遠崎史郎
■ 双葉社 Action comics

K [ケイ]

 最近、映画ミッドナイトイーグルのCMを目にする事が多いせいか、この漫画の事を思い出しました。

 前人未到の領域の征服者たらんと、ヒマラヤの8000m級の山々に挑む男達。名声を勝ち取るには、一瞬の判断に迫られる事がある。ある者はそれに勝ち、ある者はその身を危険にさらす事となる。そのような極限の環境下の中、遭難事故が発生した。誰もその場所に辿りつく事が出来ない世界。助けようにも助けに行く事が出来ない世界。誰もが諦めざるを得ない状況で、ある男の名前が持ち上がる。彼であれば・・・彼であれば助けにいく事が出来るかもしれない。鍛え上げられた鋼の肉体と高度な登山テクニックを駆使するだけでなく、山岳民族クジュツに古くから伝わる伝統と、動物達から教わった感を頼りに獣が如く登る男。大自然への敬いと恐れを忘れず、大いなる神々が巡らす周期に合わせ、1%の可能性に賭ける男。それが『K』と呼ばれる男である。

 この漫画は、『K』と呼ばれる主人公の活躍による、遭難救出劇を描いた短編集です。この谷口シローの手による、K2、プモリ、エヴェレスト、マカルー、カイラスといった山々の描写のみならず、フェース(垂直壁)への取り付きの様子や、凍結対策を施す様子や、数々の登山用品の描写も細かく、変な映画などに比べ遥かに本格的な内容となっています。欧米の富裕層の道楽となりつつあるヒマラヤ登山を風刺し、現地で生活するシェルパ達の苦悩をも描き出しています。まあとにかく『K』の描き方が中々に渋いのですよ。一部荒唐無稽な描写がない訳ではありませんが、『神々の山嶺』と共に、谷口ジローの手による山岳漫画の代表的な作品と言えると思います。

 今回思い出す切欠となったのは、プモリでの話です。
 ネタばれあるのでご注意ください。

 Kは突然謎の武装集団に拉致され、ザイルパートナーとしてプモリを登る事を強要される。指定されたラインは僅か1cm程度のホールドがあるかどうかという氷壁。雪崩等のアクシデントに見舞われつつも、短期間での登攀を強行させられるK。何故それ程までに、危険を犯し、急ぐ必要があるのだろう。困難の末に登った先は、とある軍用機の墜落現場だった。仲間を見殺しにしてまで任務を遂行しようとする隊員は、何を目的とし、何を守ろうとしていたのだろうか・・・。

 なんだかチョビットだけミッドナイトイーグルと被ってるような感じですよね。あちらは『愛』をテーマにしたものだそうで。ではこちらはというと、男臭い話と思われるかもしれませんが、この後のストーリーに、また一捻りあったりして、こちらも実は『愛』がテーマだったりするのです・・・。(って言っても、この短編での場合ですが)

 まあ、マイナーもいいところで漫画喫茶などにあるはずもなく、滅多に本屋に売ってないコミックかもしれませんが、機会があれば是非ご覧になってみてください。ちなみに私は、ミッドナイトイーグルは、映画ホワイトアウトと同程度の作品かな?と勝手に推測しており・・・TV放送される日が来る事を楽しみにしております(^^;大沢たかおは好きな役者なのですが・・・スミマセン(^^;

THE WORLD OF GOLDEN EGGS season2


 なんですかこのCGアニメw ワケ分かりませんw もう何と言うのか、濃いんです。いや、内容が濃いって言うんじゃなくって・・・ウザイ系の濃さに近いと言うか・・・w もう悪乗りが過ぎてると言うのか、不可思議なセンスを感じると言うのかw

 登場人物は関西弁で喋ったりするのに、英語の字幕が入ったりするし。途中で意味不明なCMまで入ったりもするし。絵柄からすると洋モノ?って感じですが、スタッフは日本人なんですよね。どおりでギャグの展開は、吉本新喜劇に近いモノを感じでしまいました。よくもまあこんなCGアニメを作ったものですw
人によって好き嫌いがハッキリしそうな作品ですね。

 途中から観るとワケ判らないかと懸念される方もいるかと思います。でもEpisode毎のストーリーに関連性は無いので(それこそ吉本新喜劇のようなものです)ご興味を持たれた方はGyaOのリンク先を探ってご覧になってみてください。但し、面白いと思っていただけるかは・・・保証できかねます(笑)

 かく言う私は・・・好きなのか嫌いなのか未だ判断出来ていませんw まだseason2 途中の Episode 15 から3話分しか観れていないからかもしれませんが。でも次のEpisodeのUPを期待してしまっているという事は・・・ハマリかけているのかもしれません^^;


追伸)
どうやらseason2は各話繋がっている部分もあるようです・・・でも、そんな感じがしなかったのは・・・何故??w

ひつじのショーン


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■ 教育テレビ 毎週日曜 午後5:25〜
■ NHK公式HP
■ SONY MUSIC公式HP
■ アードマン公式HP

ひつじのショーン

 この春から日曜日のNHK教育でやってますね。NHKの番宣は一部のスペシャル以外あまり積極的にやらないので、いつの間にやってたの?って感じです(^^; 以前、ジブリの森美術館でアードマン展を観た時に、いつかこのスタジオが製作したクレイアニメを観たいと想っていたので、この放送は嬉しいものでした。さて、実際に観てみると・・・

 非常に面白いです(笑)基本的に毎回何かしらのイタズラやハプニングがあるのですが、変な嫌味が無くて良いですね。また、日本のアニメにありがちな偽善的な雰囲気や、出来すぎたご都合主義のようなものが無いのもいいですね。これは愛らしいキャラクターによるものもあるのでしょうが、イギリスという国で生まれた国民性というか、風土的なものも影響していそうですね。だいたい何で羊がピザが好きで、ピザを買い求めるために必死で農場から抜け出そうとしたり、音楽が好きでDJしたり、皆でディスコダンスしたりするのでしょう(笑)しかもブタとイタズラ合戦したりもするし(笑)そのジョークのセンスは日本ではなかなか真似出来ない感じですね。

 ちなみに登場キャラクターは人間も含めて台詞というものが無いのですが、そんな事は全く気になりません。言葉が無い分コミカルなボディランゲージで表現してくれるので、小さな子供からお年寄りまで誰もが楽しめるものになっています。それこそ作り込まれたセットは見事で、キャラクター達が飛んだり跳ねたりするシーンは一体どのように撮影しているのだろう?と興味深い事しきりです。しかし観ている内にそうした技術的な事よりも、物語そのものの面白さや、センスの良いギャグやジョークの面白さの方に惹き込まれて、こちらもニヤニヤしながら観てしまうのです。実際、主人公である羊達が軽快に動き回る様や、イタズラした時に一斉にイッシッシwwと笑うお茶目ぷりに、私はヤラレテしまいました(笑)。

 トムとジェリーの初期の作品が好きな人なら、この作品は素直に受け入れられるのではないかと思います。ちなみに私は、こんなに面白いなら初回から全部観たかった・・・と既に後悔し始めています(笑)

追伸)愛知県の「おかざき世界子ども美術館博物館」で、このクレイアニメを製作するアードマンスタジオの「ウォレス&グルミットのすべて!」展が開催されるそうです。【期間】 2007年5月12日(土)〜7月8日(日)※休館日:月曜日

追伸その2)ウォレス&グルミットを観る事が出来ました。正直言って、ひつじのショーン程の面白さを感じれませんでした。と言うか、ひつじのショーンの方が遥かに面白かったですw

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