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妖怪人間べム


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それは、何時産まれたのか誰も知らない。
暗い音の無い世界で、1つの細胞が別れて増えていき、3つの生き物が生まれた。
彼らはもちろん人間ではない。 また、動物でもない。
だが、その醜い身体の中には、正義の血が隠されているのだ。
その生き物 それは人間になれなかった妖怪人間である。

1968年放送 全26話 企画・制作:第一企画 BEM = Bug-Eyed Monster

妖怪人間べム

デビルマンの記事を書いている時、この作品の事が頭をよぎっていました。昔懐かしい、恐怖アニメの、妖怪人間べムです。

凄い作品ですよね。よくぞあれだけのものを放送出来たと思います。子供向けの作品ですが、そのクオリティの高さ、ストーリーの裏側に潜む制作サイドの意思の高さが凄いレベルのものがあると思います。子供だましではないんですよ。本当に子供の頃、怖かったアニメです。

特に、このアニメに出てくるお婆さんキャラに怖い方が多くって・・・(><;小さい子供の頃は、マジで顔を手で覆いながら観ていた位です(^^;子供の頃は、その恐怖をテーマとしていたものから、べムが変身してからの一種のアクションヒーロー的なストーリー展開への転換を楽しんでいたと思います。そして正義の行いを重ねるにも関わらず、仲間として、人間として認められないべム達に同情の念を感じていました。

そんな作品に対し、時を重ね、何度も観ているうちに、そのクオリティが半端なく高いレベルであると感じるようになったのです。人に潜む心の闇、残虐性というものをこれ程表現したアニメは現代においてもそうそうないのではないか。と、思うのです。

現代では、その言葉使い、身体的表現において、差別用語として扱われてしまうものが、ばんばん使われています。今の時代、地上波であのままの内容を子供向けとして放送する事は相当難しいものがあるのではないかと感じます。無論それらの表現は、決してそれらの人を冒涜する目的で使われているのではありません。逆に、そういった表現を使う事で、放送当時の時代、当たり前に存在していた、人の中に潜む、無意識な闇の部分が誰にでも存在するという事を表してすらいると思います。いや、そういった闇の部分というものは、時代が変われど、今の時代も誰の心にも存在する悲しく醜い人間の本性を表してすらいると思います。(とは言え、私はそういった表現を賛美している訳ではありません。)

人の為に、人という存在に近づくために、良かれと思う正義の戦いを行うも、その姿から迫害を受け、蔑まれる悲しき存在。その彼らが戦う相手も、その多くが人から蔑まれ、迫害を受けている過去が恨みとなって仕返しを行なおうとする者が殆どです。そう、べム達が成りたかった人間の本質というものは、外見で人を判断し、平気で差別する醜い心を持っているのです・・・。にも関わらす、べム達は、弱きを助け、正しい道を進めば、人間になれると信じているのです・・・。

そして、数々の善行をおこなうも、その最終回では・・・(><;思わず泣けてくるものがあります・・・べムよ、あなたの方がよっぽど人間らしいです・・・。(T_T)

ゴシックホラーとしての絵としてのテイストも、凄いクオリティですよね。あの妖しい街の雰囲気、得体のしれない登場人物達の模写。もう、凄いとしかいいようがありません。あの怪しく恐ろしい効果音もたまりません!ある意味、漫画のデビルマンで表現しようとしていた事と、十分に通じるものがあると思います。本当に怖く忌むべきものは、姿かたちではなく、人の心に潜む闇であるのだと・・・。人の本質を鋭くえぐる、正に正義の血が隠されていたといえる類稀な作品だと思います。

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永井豪 / デビルマン


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原作:永井豪&ダイナミックプロ
wikipedia永井豪 デビルマン

永井豪 / デビルマン


先日、岡本太郎氏の作品や、書籍を通して、表現行為というものを考えていた時、1つの作品、いや、漫画家の事を思い出していました。それが、この永井豪のデビルマンです。

正直に告白しますが、私は永井豪という漫画家を、高校生位まではそんなに好きではなかったのです。私は前の記事でも書きましたが、TVアニメのデビルマンは好きでした。マジンガーZやキューティハニー等ももちろん観ていました。しかし、正直アニメの原作者としては有名ですが、何故あんなにもてはやされるのだろう。と。絵は特別綺麗でもなく、何の魅力があるのか。単にアニメ制作会社と何かコネでもあるだけではないのか。時代遅れの古い漫画家ではないかと・・・。(って言うか、全然絵が上手くないじゃん・・・とすら思っていました・・・)

しかし、大人になってからこの漫画を読んで、その価値観はがらっと変わったのです。凄い・・・ この人は凄い・・・ この話は、本当に凄い・・・。 初めて読んだ時、そう思いました。

多くの人(漫画家・音楽家・海外クリエイター)が、神扱いするのも十分頷けるのです。もう伝わってくるエネルギーが凄いのです。本能のままに、湧き上がる衝動のままに、描きたいと思うものを素直に、いや、あからさまに描き出しています。もう、描き出してしまったら、押さえが利かないというか。本当に勢いのままに描き出しているようです。本当にそのストーリーは正に神懸り的でした。(題材そのものが、正にそういうものを呼び込む要素を最初から孕んでいたと言えるのかもしれませんが)

私はアニメからこの作品に触れたクチだったので、最初から登場人物の大半が異なったり、ストーリー展開が異なる事に目を見張り、直ぐに引き込まれましたが、デーモンの総攻撃や、デビルマン軍団の話が出てきた時には、一体この話はどうなってしまうのだろう。と、感じていました。そして、よもや、牧村家があのような事態となろうとは誰が予測できたというのでしょうか。最初はギャグまじりのゴシックホラー調?と思っていたのが、いつしか人間の心に潜む闇・猜疑心、残虐性といった本質に目が向けられていくのです。そして、最後に訪れる悲しくも壮大な最終決戦。まさか、あのような結末だとは。

この作者は、ストーリー上に不確定要素を持ち込み、自分自身でも、最初からその着地点を作らないようにしている。その方が創作活動として、漫画家自身も楽しんでいける。と、考えているそうですが、よくぞあれだけ大きく広げたの大風呂敷をたたむ事が出来たと思います。その想像力の凄さ。しかも、最後に漂う、えもいえぬ悲しみの余韻。見事としか言い様がありません。

決して上手い絵を描く人ではないのです。デッサンは恐ろしく狂っていると言っても過言ではないのです。しかし、その恐ろしく狂ったデッサンだからこそ伝わってくる、その力強さ、スピード感、おどろおどろしい恐怖感、といったものは、正にこの人しか産み出せないもの。そういった自ら沸き起こって来る表現という行為に対する純粋さ、そういったものに驚かされます。

そうか、偏見を持っていた私が間違っていたのだ。この人の作品は、単に一見した絵で判断すべきものではなく、作品を通して感じるべきものなのだと。あるいみ反省すると共に、この作者に惹き付けられるようになりました。

そして、こうした表現を行いつつ、広く世間に受け入れられている漫画家は、そうそういないのではないか。いや、ありとあらゆるアーティストでも、そう多くはないのではないか。そう思っていました。

ところが、先日、岡本太郎氏の作品や、著書を読んで、非常に似ている部分があると感じました。綺麗な絵ではないが、魂を揺さぶる絵。人によっては、不快感すら感じさせるもの。あるいみ、恐ろしく狂ったデッサン。で、あるにも関わらず、人を惹きつけ、魅了する力。表現とは、技術的に巧みである、とか、上手い下手とかそういうものだけでくくられるものではない。扱うものは違えども、自らに挑戦し、その表現の限界を超えようとする行為が素晴らしいのだ。そういった感覚が伝わってくる事が非常に似ているのだと。こうした作品にめぐり会える日本という国は、本当に幸運な国だと思いました。

PS)
永井豪の漫画「バイオレンスジャック」等を読むと、そういった表現への欲望がさらにエスカレートして、暴力、迫害、差別、欲望、性愛、純愛、そういった、人間だれしもが持ち合わせながら、敢えてひた隠しにするような部分、本来一般常識としては越えてはならない一線というものスレスレというか、もう越えてしまっているのではないか?と、ある意味怖い位のものを感じた事があります。あの作品も凄いですね。しかもあのラスト・・・まさかあんなラストだとは・・・。

PS)その2
念のため申し上げますが、岡本太郎氏は、基本的なデッサン力は十分ありながら、表現行為としてああした画風で表現しているのはちゃんと理解しています。永井氏はどうなのかと言うと・・・って感じもしますけれど(笑)

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デビルマン解体新書


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講談社
原作:永井豪&ダイナミックプロ
編:赤星政尚
wikipedia 永井豪 デビルマン

デビルマン解体新書


先日、岡本太郎氏の作品や、書籍を通して、表現行為というものを考えていた時、1つの作品、いや、漫画家の事を思い出していました。それが、この永井豪のデビルマンです。岡本太郎という人から直接思い起こしたのは、人間・永井豪なのです。が、今回は、アニメのデビルマンの方の話を先にさせていただき、原作に関してはあえて次の記事にさせていただきたいかと。

さて、有名な作品ですよね。原作はともかく、TVアニメは観た事がある方も多いのではないでしょうか。私も子供の頃、何度再放送を観たクチか。歌が良いんですよね。このアニメは。オープニングも、エンディングも。もう、たまりませんね。かなり好きなアニメでした。

実際、本編の内容もかなり好きでした。よく近所のトモダチと遊びましたよ。「デビィ〜〜ル!」って(笑)私が子供の頃には当然漫画やアニメの本放送は終わっていて、再放送でこの作品に触れたクチ。
アニメは保育園の頃から観ていましたが、漫画は大人になるまで読めるチャンスがなかなかありませんでした。

それでも最終回も子供心に何気に結構覚えていたりしました。しかも、このデビルマンのアニメ、実は最終回が2つあるんですよね!私は最初観た時、「アニメを作る大人の人、間違えちゃったのかな?」なんて子供心に疑問に思っていたクチです(笑)(詳しくはWikiを参照してください)

そんな記憶を持っていた私が、大きくなってようやく原作漫画を読み、そのストーリーに触れ、驚嘆しました。マジで凄い話であると。と、同時期に手に入れた本が、この本です。この本を通して手に入る情報をからめてアニメの最終回の感想を・・・。(最終回のモロネタバレの感想です。未見の方は超ご注意を。)

最後に出てきたデーモンの名は、妖獣ゴッド。デーモン(悪魔)なのに、奇跡(雷とか、嵐とか)を起こすので、ゴッドって名前なんです。そのゴッドとの戦いの際、ヒロイン・美樹ちゃんを助ける為、主人公・不動明は美樹ちゃんの目の前で変身せざるを得なかったシーンがあるのです。ひた隠しにしてきた真実が、ついに知られてしまうのです。ついに人間である美樹ちゃんの前で、デビルマンの正体が不動明だって事がばれてしまうんです!!(ヒーローもの最終回のお約束!)

その不動明が変身するシーンにおいて、「デッ、ビィイイイイイル!!」って感じで、うつむきながら涙を押し殺すが如く叫び、ゆっくりと変身していく様が、この上ない怒りと苦悩が現われていて子供心に胸に来るものがあったんですよ。でも、美樹ちゃんは、その変身を起こしたのは、不動明自身でなくて、そのゴッドの奇跡によって変身させられた。って思いこんでしまうんです。

「うそつき!明くんがばけもののはずがないわ!無論あなたは神でもない!本当の神様があなたみたいに人間の世界に害を加えるもんですか!神様ならあたしたちのここ(胸)に住んでるわ!神の名を騙るバケモノ!さあ、明くんを元の姿にもどしてよ!」う〜ん、なんという思い込み(笑)でも、おかげでゴッドを倒した不動明は美樹ちゃんは幸せに?今までどおり仲良くバイクでタンデムです(笑)

M「よかったわ、もとの明くんに戻って。バケモノのままだったらどうしようかと思ったわ」
A「もしそうだったら、俺を嫌いになったかい?」
M「そうでもないわ」
A「ふうん?」
M「案外カッコよかったわ」
A「ありがとうよ」
M「何が?」
A「俺を信じてくれた事さ。デビルマンになった俺を・・・」
M「どんな格好になったって、中身は同じ明くんじゃない」
A「そうだよ・・・好きだぜ美樹・・・」
M「え、何か言った?」
A「なんでもねえよ!」
M「もう、明くんったら♪」

なんじゃほりぁあああ! は、恥ずかしすぎる(笑)って言うか、アニメの不動明の中身はそれこそ人間でなくて、人間・不動明の体を乗っ取ったデビルマンですから!!(><;と、思いつつ、この2人のやりとりは、いかにもアニメのデビルマンという番組らしいと感じて、結構好きだったりしております(笑)

って言うか、何故、こんな事を書いたかと言うと、原作だけでなく、アニメの方でも方法論やストーリーは違えど、神と悪魔といった対立の構図が最後にもってこられていたんですよね。その話をしたかったのです。ま、アニメ版は、あくまで名前が「ゴッド」なだけですけれど。

元々、デビルマンという作品は、アニメ制作会社が、売れるネタ、話題性を産む材料として漫画家・永井豪とタイアップして出来た企画もの。つまり、原作漫画の方も、アニメ漫画とのタイアップで産まれた作品な訳です。でも、ベースとなる、悪魔の体を手にした人間が、デーモン一族と戦う。という構図は同じでも、あるいみ別物って言っても過言ではない程の内容です。監督・脚本も、それ程原作者、永井豪と深くコンタクトをとり合い、ストーリーを練って構築していったものではないようです。無論、デーモン等の造詣に関するアイデア等は永井氏から提供されていたようですが。逆に言えば、ストーリーの進行は漫画の方が大幅に遅れていたそうです。

ちなみに調べると、アニメの最終回の放送は、昭和48年3月31日(シナリオは2月2日印刷)、その頃の原作、3月30日発売のマガジンでは飛鳥了が自らの行動に疑問を感じ、山奥の実家に戻り父の資料を調べようとする辺り。仮に2月2日発売のマガジンだと、デーモンによる人類への総攻撃が始ったあたり。

ま、互いにその立場を意識しあい、より良い物語を作り出そうとしていた結果なのかもしれませんね。それで尚、あるいみ同じような着地点にたどり着いたといえるのが興味深いといえます。最初にデビルマン=デーモン(悪魔)を主人公とした時点で、対峙するものとしての象徴は神となるのはある意味必然だったのかもしれませんが。

注)念のために注釈しますが、流石に台詞なんぞは覚えてませんよ(笑)本の資料から拝借いたしました。(どんなシーンだったかは覚えてましたが)

となりのトトロ


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1988年 / 日本 / 86分
原作・脚本・監督:宮崎駿
音楽:久石譲
製作:スタジオジブリ
歌:「さんぽ」作詞:中川季枝子 / 「となりのトトロ」作詞:宮崎 駿 / 作・編曲:久石 譲 / 歌唱:井上あずみ

となりのトトロ


先日、地上波でやってましたね。いつもどおりの感想です。

ちょっと他事しながらでしたが、久々に観ました。ジブリ作品は、本当にキャラクターが良く動きますね。メイが半透明の小トトロを初めて見つけて追いかけるシーンは良く描いているなあと思います。うちの姪や甥も好きな作品です。愛知万博記念公園のサツキと姪の家の予約をおじさんが代わりにやってよ。と、姉に頼まれる程です・・・。

たしかにキャラクターは可愛いと思います。動きも面白いし。でも、大人の私は、そんなに楽しめるか、というと・・・(^^; 私は子供の心を失ってしまったんでせうか・・・ううっ・・・(><;

さて、そんな事は置いておいて・・・。たしかに良く出来た作品だと思います。良くも悪くもこの作品によって、本当の意味で世界進出のキッカケをスタジオジブリは手に入れたのではないか。と、思います。
いわゆる、ディスニーとタメをはるという意味でプロモーションしやすいネタであるという訳で。でも、逆にその後のジブリ作品に、変に”世界”を意識しすぎた作品を作る起因を作ってしまったかのようにも感じたりしてしまいます。ま、そんな風にうがった物の見方はしない方が良いのかもしれませんが。

あと、この作品位まで、本職の声優さんが声を充ててますが、流石に声量がありますね。でも、ちょっとわざとらしさというか、誇張感も感じるかもしれません・・・。この作品のさつきとメイの声は、いかにもアニメのキャラって感じは、確かにしてしまうかも・・・なんでだろう。ラピュタまでは、そういう違和感を感じないんですが・・・。

子供向けのアニメって言う意味では、ハイジとか大好きだし、実際子供の頃に見ててもなんの違和感もなかったんだけど。(この作品に限らず、いつの間にか、あ、あのアニメのキャラと同じ声だ。とか、なんかオバサンくさい〜。とかは誰でも思ったりするとは思いますが・・・)でも、有名人による声の出演(そう、声優というより、声の出演ですよ、ホント)も、受け入れにくい事が多いのも事実。うむ〜〜。
こういうキャラと声(演技)そのものに違和感を感じるのは、大人だから?最近の子供はどんな感じで観ているんでしょうね。

ちなみに・・・。この作品で、本当にサツキとメイを助けた(迷子のサツキを見つけてあげた)のは、トトロではなく、ネコバスでは??トトロは、そのネコバスを呼んであげただけでせう??と、うがった見方をしてしまいますw ファンの方、ゴメンナサイ・・・。こんな私でも、一応、いや、素直な宮崎アニメのファンであるつもりです(^^;

PS)全然作品とは直接関係無いんですが、私がクライミングをしに行く岩場への道中にある鶏肉専門の料理屋に、ねこバスが停まってます。

ハウルの動く城


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2004年 / 日本 / 119分
原作:ダイアナ・ウィン・ジョーンズ
監督・脚本:宮崎駿 
プロデューサー:鈴木敏夫
音楽:久石譲
声の出演:木村拓哉 倍賞千恵子 美輪明宏 我修院達也 神木隆之介 
音楽賞:久石譲

ハウルの動く城


先日、地上波でやってましたね。撮っておいたビデオを先程拝見しました。いつもどおりの感想です。未見の方はご注意ください。

案外良かったですね。と、いった感じです(笑)大人のためのファンタジーといった感じで素直に観れました。宮崎駿も、本人による最後の監督作品で、ようやく男の子と女の子の恋の話を素直に語る作品を作れたんだなァって思えました。

これは私の思い込みの感覚ですが・・・。宮崎氏は、自身のお子さんが(若しくは孫が)、小さい時は、そういった子供向けの作品を作りたい。少年になった頃にには、そういう世代に向けた作品を作りたい。そういう思いが少なからず、心の片鱗にあったりしたのではないかと、想像する部分があったのです。お子さんがもう十分以上に大人になり、そういった部分をある意味全て脱ぎ捨てて、自身のピュアな感覚で表現できているように感じれました。

突っ込み所、疑問に思う所はけっこうあるんですが、もののけ姫のようなストレスや、千と千尋のような説教くささを感じずに済んだのは私にとって幸運でした。

懸念していた声優の件は、色々と思う事があります。やはり、映画を観はじめた時、ハウルを見ると正直キムタクの顔が浮かんできてしまいました。ああ、やっぱり・・・と思うものの、途中から、懸念していたような不安感は薄らいていきました。キャラ自体が心を無くした?という設定のせい?か、感情の抑揚が画に出にくいキャラといった感じであった為か、キャラクターの表情に対し、声の抑揚が追いついていないというストレスは、もののけ姫の時に感じたようなレベルには至りませんでした。

気になったのは、キムタクよりも、倍賞千恵子の方。正直、若いソフィーに対しての声は純粋に年齢的に厳しい感じがありました。特に、最初の辺りのシーンではそんな感じでした。

また、おばあちゃんになってから、言葉遣いが必要以上におばあちゃん言葉(台詞として)にしている意味が判らなかったです。外見はいくらおばあちゃんになっても、心はまだ少女のままなのでは??なら、感情が出る場合、今まで使っていた言葉がそのまま出たりするんじゃないの?という感じで、そういった部分に違和感を感じてしまいました。あと、泣くシーンは、倍賞さん自身の本来の年齢が出てしまうなァ・・・とも。

でも、ハウルにしろ、ソフィーにしろ、案外難しい役どころだとだと思います。特にソフィーは。なので、気に入ったワケではないんですが、敢闘賞はあげてもいいかな・・・といった感じでした(偉そうに事言ってスミマセン、)(とは言うものの、気に入ったワケではないんです。また、多分このキャスティングに納得出来ない方は、スンごく多いだとうなァ・・・と、想像します。)

はっきり言ってそのストーリーに関しても沢山の疑問点あります。

■ ハウルは本当に心を失っていたの??
悪魔に心(心臓)を売ったとは言え、臆病であり、髪の毛の色が変わった時などの喜怒哀楽を観ると、とても心を失っているように見えません。これは、サルマン先生の詭弁??

■ ソフィーの母親とソフィーとの関係・・・
仲直りした・・・って言ってたけど、元々どういう関係だったの??母親と似つかない。髪の毛の色が違う。異母??ソフィーは前妻の子??

■ ソフィーの呪いが解けたのはいつ?呪いが解けたのは何故?
人を心から愛すると解ける・・・自然に解けたって事?そんな感じで観ていたんですが、ちょっと明快には判りませんでした。ハウルの屋敷に爆弾が落ちる辺りから、姿が少女のままになったのは判ったんですが、何故その辺りのシーンからなのか、その理由が判らなかったです。

■ なぜ、子供のハウルは、流れ星を飲み込んだの?
飲み込む事で、流れ星(悪魔)と取引したんでしょうが、何故、流れ星=悪魔なのか??流れ星がハウルの元にやってきたのは、単なる偶然??

■ ゴメンネ。あたしグズだから。ハウルはずっと待っててくれたのに。
ソフィーが子供時代のハウルに会った後、もののけと化したハウルに対し言う台詞この意味が判らなかったです、、、。どうしてハウルが待っていてくれた・・・と確証をもてたのでしょう??

■ 途中から、ソフィーが若くなっていても皆違和感なく若い少女をソフィーと認識している・・・
最初、鏡に映る自分自身に対してのみ、おばあちゃんに見える呪い?って思ったんですが、そうでもないんですよね。じゃあ、皆がおばあちゃんと認識していたと思うんですが、途中から若い姿に戻ったソフィーに対し、皆なんの違和感もなく会話し、接してる・・・う〜〜ん判らない〜〜

■ ソフィーの髪の毛、星の色に染まっている・・・
ハウルが心臓を取り戻した時、ハウルがソフィーに言う台詞。これは、流れ星であり悪魔であるカルシファーに髪の毛を与えた為??逆に言えば、ハウル同様に悪魔であるカルシファーと髪の毛を通じて取引をしたソフィーは魔力を手に入れたの??

ま、他にも突っ込み所はイッパイあるというか・・・。原作を読んでいたり、パンフレット等を読んでいれば、簡単に納得出来るのかもしれませんけど。実際、原作をどれだけ脚色し、宮崎色にしているのか私では全く判りません。

でも、これだけ根本に関わるような疑問点は感じつつも、不思議と嫌な感じ、ストレスを感じる部分が無かった。ヘンに子供向けに説教臭い感じにせず、あるいみ純粋な恋物語に近いファンタジーに仕立てた。
そういった意味で、最近の宮崎アニメの中では非常に好感を持って受け入れる事が出来ました。(でも満足しているという訳ではないのです・・・)

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