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■ 定光寺から海上の森へ 東海自然歩道を中心に歩く その8 この日の最終目的地である「海上の森」へ向かうには、「雲興寺」から「猿投山」へ続く東海自然歩道を再び登ってゆく事になります。 私は過去に反対側から雲興寺に下りて来た事があるので、事前に知ってはいたのですが、この猿投山の北側にあるルートもまた、丸太の階段が多くを占めています。ここまで延々と20km程歩いて来た身には、この階段が堪えるのが予想されるわけです。その事を考えると少々気分が落ち込んでしまうのですが、「海上の森」の「海上池」で夕焼けを見たいと望むのならば、此処を進むしかないわけで・・・。 そう思って山へ入ってゆくと、その麓の案内板の付近に何本もの木の杖が置かれているのを見つけました。それは比較的真っ直ぐな木をナタ等で切って作った手作りのもの。このルートを通過した方が、後で登る方に利用してもらえればとの思いで置いていかれたもののようです。今まで私はストックどころか、まともに杖を使った事などなかったのですが、今後の事を考えて、試しに1本だけ借りてみる事にしました。するとコレ(杖)が非常に有難い存在だと気づかされました。1本あるだけでも、疲れ方、安定感が全く異なるんですね。びっくりしました。 その杖の有り難みをひしひしと感じながら猿投山方面へ延々と登ってゆくと、ちょっとした展望を望める場所に出ました(写真1)。どうやら、今まで歩いて来た瀬戸方面の山々が麓に見えているようです。またこの場所で記されていた案内板によると、空気が澄みわたっている時であれば、この角度から遠くに聳える白山や、大日岳なども見えるようです。でも、この日は認識する事が出来ませんでした(^^; その見晴らし台からさらに進む事で、鉄塔の麓にある休憩ポイントに到着。(写真2・3)此処で少々足を休めた後、この日の最後の登りに入る事に。そして小さな尾根を越えた後に、分岐のある小さな沢に到着(写真5・トイレが近くにあり)。其処を右へ進みさらに歩いてゆくと、海上の森へ通じる林道(トイレが近くにあり)へ出る事が出来ました。 この日の行程においては、東海自然歩道として歩く区間はこれで終了となります。(この後も東海自然歩道を歩く場合は、林道を暫く進んだ後に、案内板のある場所から猿投山を登り、越えてゆく事になります。) しかし、海上の森へ進むのであれば、もう登りはありません。しかも歩き慣れたエリアなので道に迷う事もありません。あとの問題は、夕日が沈むまでに、私が海上の森の中にある「海上池」にたどり着けるかどうかだけ。ホッとした気持ちと、焦る気持ちが綯交ぜになりながら、最終目的地へ進んでゆきました。 |
里山散策・クライミング
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■ 定光寺から海上の森へ 東海自然歩道を中心に歩く その7 「岩巣山」に登った私は、南側にある「岩屋堂」まで下りてきました。「岩屋堂」とは名僧「行基」に由来する天然石の祠の事。現在においては、その巨石の祠がある鳥原川沿の渓谷地域全体を指す俗称のようになっています。川には何本ものアーチ状の橋が掛けられているだけでなく、上流には瀬戸大滝という滝もあったりします。(昔見た記憶では、そんなに水量のある滝ではなかったような気がしていますけどね・・・。)夏になると、この川の堰に溜まった水がが天然のプールとして利用されており、多くの親子連れが訪れているそうです。 この場所に来るのは久しぶりだったので、観光気分で写真を撮るのも悪くなかったのですが、今回は空腹を満たし、疲れをとるために休憩をする事に専念する事に。 というか、食事よりも何よりも、行程が遅れ気味だった点が気がかりでした。(既に時刻は14時過ぎ。予定より1時間半程遅れ。)まあ、定光寺周辺で1時間ほどウロチョロしてしまったり、道中で道に迷った事等が原因だった事によるのは明白です。ならば、歩くペースを上げたいところですが、岩巣山を登る際に軽いハンガーノックっぽくなってしまい、イマイチペースがあがりません・・・。 現時点でルートの半分〜3/5程度を消化した程度で、まだまだ先は長い状況。最終目的である「海上の森」で夕暮れの景色を拝めるのか少々心配な状況となってきたからです・・・。 また、この先の東海自然歩道において、一部区間が通行止めとなっているというネット情報も気になっていました。なにやら一部地域が私有地(東京大学の演習林?)と被ってしまっているため、迂回路を示す看板が建てられるとの事。しかしながら、推奨される迂回路は山の麓の一般道を延々と(1時間前後)歩くものであるため、歩行者に大変不評なのだそうです。しかも、通行禁止区間とされている道には、特にゲートやロープ等は設けられていないのだとか。また、危険地帯があるわけでもないので、実際には多くの人が利用してしまっているのが現状のようです。 とはいえ、推奨迂回路は歩きたくなくとも、禁止区間を通るのも気がひけるという方も居るようで・・・。そうした人は、通行止め区間の手前にある分岐から東海自然歩道を逸れて、鉄塔管理用の細い脇道を利用させいただいているようです。そこで私も、後者の回避ルートを利用させていただく事に・・・。 実際にその道を歩いてみると、案内板に道が記されていながら、推奨迂回ルートとして扱われていない理由が判りました。あまり道が整備されておらず、急斜面かつ非常にスリッピーな路面があったり、沢を越える場所で丸太が崩れ落ちていたりしていたからです。無論、山を歩き慣れた方なら十分対処出来る範疇ですが、足腰の弱い不慣れな方だとちょっと心配かもしれません。そんなわけで、通行させていただいた私が言うのも何なのですが、色々な意味で他人にお勧めできるルートとは言えないかも・・・と感じました。(悩ましいものです。) そんなこんなでなんとかその区間を越た私は、トムソーヤ野営場(キャンプ場)の横の林道を通過。用水路のような小川に掛けられた橋を渡り、丸太で組まれた階段を上り下りしながら尾根を越える事で、雲興寺に到着する事が出来ました。 「雲興寺」は、曹洞宗の寺院です。本堂の大きさは一般的なお寺と変わりませんが、敷地は結構広かったりします。実は、東海自然歩道は、このお寺の本堂の背後へ下りてゆくような形で通じています。なので、このルートを歩く者は、このお寺の敷地内の正門を抜け、正面の一般道を越える形で再び山に入り、猿投山方面に向かって尾根を登ってゆく事になります。(つまり、お寺の敷地内が、東海自然歩道の一部のような状態になっているのです。) この雲興寺も訪れるのも本当に久しぶり。疲れを癒しつつ、敷地内をゆっくり見回ってみたいところです。しかし、既に時刻は16時。悠長に写真を撮っている余裕はありません・・・。昼食を採る事で元気が回復したと思っていたのですが、疲れが蓄積してきてペースが上がらない状態だったので、先を急ぐ必要があったのです。 ちなみにこのお寺の側にはバス停もあります。そのため、最初に行動計画を立てた際に、何かしらの非常時にはこの場でエスケープする事も可能だとは考えていました。この日の時間の遅れと、疲れ具合からして、それも一つの選択かもしれません。(ホンの少し、そうした誘惑が頭を掠めてしまいました。(^^;)しかし、ここで切り上げるのはあまりにモッタイナイ話。お寺の本堂で安全祈願をした後、改めて気合を入れ直して道を進む事にしました。 |
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■ 定光寺から海上の森へ 東海自然歩道を中心に歩く その6 東海自然歩道の案内板に従いながら、「白岩町」の集落を通り抜けた私は、再び山の中へ進む事となりました。これからは、「岩巣山」の山頂に至る頂上付近の案内板まで、ひたすら登りになります。 その道程は、今までの比較的なだらかな坂道とは異なり、傾斜が強いものでした。それに合わせて、が丸太で組まれた階段が至る所に現われます。実は、この階段を登るのが結構堪えたのです。それこそ、自分の歩幅のペースで進みにくいので、既に長い道程を歩いて来た状態だとしんどかったのです。それに周りは木に覆われ、景色もあまり楽しめるポイントがありません。そんな中、小さな沢や、トンボ、ハルリンドウなどの姿が見れたのが数少ない癒しでした。 そこで、途中にある休憩スペースで一旦休憩をとる事に。よく考えると、これが今回初めての本格的な最初の休憩でした。(今考えると、ちょっとしたハンガーノックっぽい感じになって力が入らなくなっていたのかもしれませんね。)この場所で足を休めながら水分などを補給。改めて気合を入れなおし、先に進む事にしました。 暫く登る事で、一つの尾根のピークに到達。そこにある分岐ポイントから西に向かい、尾根を一旦下った後に上り返すことで、ようやく「岩巣山」(標高480m)の頂上に到着する事が出来ました。(分岐から頂上に至るやせた尾根においては、数箇所視界が開ける場所があります。しかし、道の大半が花崗岩が風化した事による砂で覆われており、滑りやすいので注意が必要だと思います。) 頂上そのものは見晴らしが全くありません。そこで、其処から数メートル離れた場所にある展望台とよばれるところまで移動してみました。そこから撮影したのが(写真1)です。頂上だというのに・・・思いっきり鉄塔が邪魔ですよねw でも、天気が良かったので、遠くに名古屋駅周辺の高層ビル群や、名古屋ドーム球場らしい建物の姿などを確認する事が出来ました。(さらに遠くには養老山地っぽい山影が薄っすらと見えるのが判りますか?) 山頂側の展望台は傾斜のある斜面にあり、柵などはありませんでした。また、その場所も風化した花崗岩の砂に覆われていて、足元に注意が必要でした。そこで、此処で休憩をとるか、次の目的地の「岩屋堂」まで進むべきか迷う事に。 すると、先客としてその場で休憩されていた年配の男性が声を掛けてきました。その方との話の流れから、私は山頂で休憩をとる事なく、2人で東海自然歩道の分岐まで一緒に歩く事になりました。その方は瀬戸の住人の方で、この山には何度も登られているとの事。そしてこの日は、翌週に控えているハーフマラソンのトレーニングを目的として登られてきたとの事。タフな方ですねえw その方と分岐で分かれた私は、そのまま「岩屋堂」まで下ってゆく事にしました。その途中で、私は寧比曽岳で見た「亀の甲岩」とそっくりの岩(写真6)が登山道の道中埋まっているのを見かけました。でも、こちらでは社が建てられ、祀られたりはしていませんでしたw (此処を通られている方は気づかれているのでしょうか?) さらに下ってゆくと、今度は立派なやぐらが組まれた展望台が姿を現しました。この場所の展望台はまだ真新しい感じで、ちゃんと手すりも設けられていますそこで昼食がてら休憩をとろうかと思ったのですが・・・そこには家族ずれの先客がいらっしゃいました。しかも5人連れなので、展望台は既に手狭な状態(^^; 仕方なく、ちょっとだけお邪魔して写真だけを撮らせていただき、私は早々に立ち去る事にしました。その時に撮ったのが(写真2・3・4)です。この場所の方が岩巣山の山頂よりも標高が低いのに、立地が良いため余分な鉄塔などが目に入らず、見晴らしが良い感じでした。なので、長居出来なかったのがちょっと残念だったかも・・・(^^;でも、親子水入らずの場にお邪魔するのも気がひけたので仕方ないですね。 そんなわけで、私は岩屋堂で食事休憩を取る事とし、大岩が連なる間を通り抜ける急な斜面や階段部分を下ってゆく事にしました。。 |
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■ 定光寺から海上の森へ 東海自然歩道を中心に歩く その5 「上半田川歩道橋」から東海自然歩道へ戻った私は、「白岩町」という集落の方面へ進む事にしました。 まずは上半田川沿いの田んぼまで下り、その横の散策道を進みます。さらに、一般道(舗装路)に出て、名古屋学院の敷地を横目に見ながら東へと直進。そして、今まで通り抜けてきた小さな集落が途絶えそうになる場所から、再び山へと入ってゆく事になります。其処から小さな尾根を越えると、「白岩町」に出ました。 今まで木々に覆われた山道が中心だったので、こうした所に出ると、開放感がありますね。また、里山の斜面に並んだ木々の新緑が、妙に眩しく感じられました。それに街道沿いの民家で舞う鯉のぼりの姿が印象的でした。 「上半田川」の付近や、「白岩町」にはバス亭があります。1日あたりの本数は決して多い場所ではないのでしょうが、こうした公共交通機関を利用して、このルートを小刻みに区割りしながら歩かれる方もいらっしゃるようです。(バスで移動して山に登るのも何だか楽しそうですねw) しかし私としては、なんとかして海上の森まで進みたいところ。それこそ体力と時間の都合がつけば、猿投山を越える事も検討したいと思っていたくらいでして・・・。(結果として、この日において猿投山を越えるのは断念しましたけどね(^^;) 最終的にどちらの方へ進むにしても、この付近で今回のルートの約1/3程度を消化した形となります。 此処まで体力的な疲れはそんなに感じていませんでしたが、予定していた時間よりも遅れ気味になっているのは気になっていました。 まあ、定光駅のホームで切符を無くしかけたり、定光寺付近で散策した際に予想以上に時間を費やしてしまったり(約1時間)、先ほど途中で道に迷ってしまったせいもあるのですが・・・。なにはともあれ、この場所を過ぎてから「岩巣山」の山頂までは登りが続くらしいので、改めて気合を入れて進む事にしました。 |
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■ 定光寺から海上の森へ 東海自然歩道を中心に歩く その4 「山星山」を越えた私は、5差路に木造トイレが隣接する「宮刈峠」を越え、案内板に「稚児橋」と表示されている場所に到着しました。そこには小さな小川の上に、木で組まれた小さな橋が掛けられていました。ルートとしては、その橋を越えた直後に現われる一般道を一瞬跨いだ後、再び東海自然歩道に入ってゆく事になります。 実は、その国道に出た途端、大量の水が流れる音が聞こえました。先程渡った丸太の橋の足元に流れていた小川の水量とは思えない程の音の大きさです。そこで、その音のする方にちょっと寄り道してみる事にしました。すると、車道には橋が掛けられた場所があり、その足元には、先程の小川が合流する別の川が流れていました。(写真5・6) これまでのルートは非常に歩きやすい分、似通った感じの道が続いていたので、こうした光景が非常に新鮮に感じました。 (私は瀬戸の住人ではないので詳細は判らないのですが、ひょっとして「稚児橋」というのはこの車道に掛けられた古い橋の事を指すのでしょうか?) さて、「稚児橋」から再び東海自然歩道に戻ると、再び登りが始まりました。この辺りはちょっとだけ道が岩でゴロついています。しかし、斜度はそんなにきつくないので歩きにくい程ではありません。その道中において、2人の年配の女性が先行して登られているのを見かけました。「今日は天気が良いし、風も吹いていて気持ちいいですね。」といった感じでお互いに挨拶を交わしつつ、私は先に行かせていただく事に。暫く登ると道はフラットになり辺りもかなり明るくなりました。 ここまで特に大きな問題は無かったのですが、暫く進んでいると、一般道に出くわしてしまいました。この東海自然歩道は、何度も何度も交差する一般道を跨いで進む事になると聞いています。なので、この場所もその内の一つなのかと思ったのですが・・・この場所においては、次に進むべき東海自然歩道の入り口や、それを指し示す案内板等が見当たりません・・・。 ”ひょっとして分岐で選ぶべき道を誤ってしまったのか?それともこの先に東海自然歩道の入り口があるのか?”それらを判断するためにも現在位置を確認したいと思ったのですが、最寄の交差点に出ても地名表示がありません・・・。 そんな時、最寄の大きな建築資材店から人の声が聞こえてきたのでで、ちょっとお邪魔して現在地をを尋ねてみる事に。結果、目の前の道が国道248号線である事が判明。それと同時に、私が東海自然歩道上のとある分岐点を左折すべきだったところ、直線してしまった事が間違いであったと判りました。 また、248号線と東海自然歩道が交差する場所は、この場所から然程遠くはない模様。来た道を戻る方が確実ではあるものの、試しに少しだけ248号線を歩いてみる事にしました。すると、直ぐに248号線を宙で越える形で掛けられている「上半田川歩道橋」(東海自然歩道・写真1)を発見。右往左往してしまったものの、なんとかルートに戻る事が出来ました(^^; |








