82年のアルバム「スリラー」で売り上げの世界記録を打ち立て、「ポップの帝王」と称された米歌手マイケル・ジャクソンさんが25日午後2時半(日本時間26日午前6時半)ごろ、米ロサンゼルスのカリフォルニア大ロサンゼルス校(UCLA)医療センターで死去した。50歳。兄の歌手ジャーメインさんが同センターで発表した。
■ ソース asahi.com
■ wikipedelia マイケル・ジャクソン
R.I.P. KING OF POP MICHAEL JACKSON
マイケル・ジャクソンの突然の訃報に、私は一時言葉を失ってしまいました。確かにここ数年は、整形疑惑、裁判問題、不可思議な奇行、借金問題など、ゴシップ誌を騒がす様々なスキャンダルにまみれていました。私自身も、 彼の独特の価値観によって作られたゲームの話題などを、茶化し気味に取り上げた記事を書いたことさえあります。
しかしどんな事があろうと、彼は世紀のスーパースターであったと思います。ニュースや特番などで改めて紹介されるまでもなく、彼ほど、80年代以降のPOPSを、MTV世代の音楽を代表とするスターは他に存在しません。彼のその特異な行動も、幼児期に受けた親からの虐待や、黒人としてのコンプレックス、そしてスーパースター故の孤独によるものだという事は、想像に難くありません。人というものは失ってしまう事で、改めてその存在の大きさに気づくという事があるのでしょうが、彼の場合においても、私は強烈な虚無感と、喪失感に襲われてしまいました。
彼との音楽に出会ったのは、中学1年の時に初めて買った小型のFMラジカセを通じての事でした。それまでも応接間に置いてあったステレオでFM放送を聞いた事はあったのですが、自分の部屋で自由に聴けるという興奮は格別のものでした。それこそ、AMと違ってCMが少ないだけでなく、曲もフルコーラスで掛けてくれる事も多かった事から、積極的にテープに録音しては、聴きなおしていました。
そんな時に、よく聴いていた洋楽専門番組で、ヒットチャートの最先端に居た1人がマイケルでした。丁度、クインシー・ジョーンズによるプロデュースによるモンスターアルバム「スリラー」が発売されていた時期だったのです。その当時の彼の勢いというものは、本当に物凄く、アルバムでの順位が1位なのは勿論、アルバム収録の「ビリージーン」や「ビート・イット」等の複数のシングル曲が、同時にランクインする事など珍しくなく、それが何週にも渡って続いているという有様でした。しかも、一端は順位が下がりだしても、後にビデオクリップが発表される事で話題を盛り返し、再びチャートの上位を独占するという事もあったのです。
そう、最初はビデオクリップの話題性が主流ではなく、あくまで音楽性が先行して売れていたわけです。そしてアメリカ本国で話題となっている彼のビデオクリップを見るには、どうすれば良いのだろうと思っていたわけです。ちょうどTV朝日系列の洋楽専門番組である、小林克也のベストヒットUSAが放送されたのもこの頃であり、新聞の番組欄でマイケルの名が列記されていたのを見たときには狂喜したものでした。そして初めて見た彼のビデオクリップが、「ビリージーン」でした。そして私のみならず、誰もがその映像の斬新さ、エンターテイナーとしてのダンスの上手さに痺れてしまったわけですね。
彼の魅力は歌だけでない、音楽性だけでない、そのルックスも、ダンスも、全てにおいて飛びぬけた存在であり、正に新時代のスーパースターが現れたのだと感じさせられました。それこそ、私の通っていた中学校の英語の先生も彼の魅力に取り付かれており、英語の授業の最中に、輸入版の「スリラー」のフルバージョンのビデオクリップを見せてくれた事も思いでになっています。
以降の活躍はご存知の通り。スターダムの頂点を極めた男は、数々の名曲と、素晴らしいダンスパフォーマンスで我々を魅了してくれていました。正に「KING OP POP」の名に相応しい活躍ぶりであったかと思います。そんな彼が、もうこの世の人ではないだなんて・・・
今日は、彼の残してくれた数々の名曲を聴きかえさざるを得ない自分が居ました。どの曲も名曲であり、思い出深いのですが、この記事においては、特にこの曲(映像)を紹介してみたいかと。
■ 『BILLIE JEAN』
1983年にMOTOWN創立25周年を記念して製作されたアメリカ・NBCテレビのスペシャル番組「イエスタデイ・トゥデイ・アンド・フォーエバー」での映像だそうです。この番組内で、彼は初めて「ムーン・ウオーク」をお披露目しています。もうね、ダンスのキレが半端でないのです。普通のカッコ良さのなんてもんじゃないですよ。そのリズム感や、ダンスの斬新さもさる事ながら、その細身の体は、全身がバネで出来ているのではないかと感じさせるほどの動きで我々を魅了してくれます。(多分、この時は口パクですが、これだけのパフォーマンスを見せてくれたら、何も文句はありません)
高画質版を見たい方は、 こちらをどうぞ。(かなり綺麗な映像でみられて、オススメです。)また、ビリージーンのオリジナル・ビデオクリップ(英語字幕付き)を見たい方は、 こちらをどうぞ。
こんな映像を見ていると、過去の素晴らしい思い出が呼び起こされると共に、余計に彼の死が更に辛くなってきますね・・・。ホント、思わず涙がこみ上げてきそうになって・・・有難う、マイケル。そして、さようなら・・・彼の魂が、天国で安らかな眠りにつけますように。
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