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■ 2012年に見た映画 (主に旧作) その3 アクション・サスペンス系 この記事はその2からの続きです。 ■ ドライヴ 最近、めきめきと頭角を現してきているライアン・ゴズリング主演のアクション作品。あまり事前情報を入れないまま、多くの方に見ていただきたい作品です。でも、それでは内容が想像もつかないという方に対して敢え例えるならば、現代版のタクシードライバーのような感じの作品といったイメージを持っていただくとちょっと近いものがあるかもしれません。でも、あの作品よりもクールで現代的。スタイリッシュでありながらも、渋い作品です。(また、本編の主人公は、決してタクシードライバーではありません。)不器用な生き方しか出来ない主人公の、なんとも言えない物悲しさに溢れた物語です。 ちなみに私は、かなり気に入りました。この作品を見て、私は彼の事が気に入り、彼が主演する別の映画「ブルー・バレンタイン」も見ましたが、あちらも素晴らしい作品でした。彼は本当に良い俳優ですね。 ■ 007 スカイフォール スパイ・アクション映画の元祖にして本流のような作品である007シリーズも、ダニエル・クレイグ主演となってすっかり生まれ代わりましたね。ギミック満載のメカは潜め、現代的でありながらも重厚かつハードな世界観の再構築に成功したように思います。 しかし、ITによる情報戦が主流となった時代においては、007の世界もその影響を逃れる事は困難という事なのでしょうか?先の2作とは、雰囲気が変わっていましたね。また本作品中においては、主要人物の交代劇がありましたね。可能であれば、他のスパイアクションの流れの影響を受ける事なく、このままのシックな路線を通していってもらいたいものです。 ■ ドラゴン・タトゥーの女 US版 スウェーデンをはじめとして、世界各国で大反響を巻き起こしたミレニアムシリーズの1作目をアメリカでリメイクしたもの。ダニエル・クレイグ繋がりで、本作の話題にも触れてみたいかと・・・と、行きたいところですが、アメリカ版の本作は、スウェーデン版の足元にも及ばなかったかと・・・。 ポスターや、映画のオープニングは気合が入っているのですが、スウェーデン版に比べると、その陰鬱な世界の再現性が全然足りないというか、哀しい運命を背負っているリスベットの魅力が全然表現出来ていないので、無理に見る必要はないような・・・。 ■ ドラゴン・タトゥーの女 スウェーデン版 (ミレニアム・シリーズ3部作) スウェーデン版のミレニアムシリーズ3作品。ミレニアムシリーズは、アメリカ版など見ず、素直にこちらの3作品を見るべきです。ネタバレしたくないので、敢えて細かい事は書きませんが、下手なハリウッド映画を見るよりも見ごたえがある事を保障します。というか、上記に記述したように、ハリウッド版では尖った部分が丸められてしまい、作品としての価値が失われてしまったくらいです。 では、こちらのスウェーデン版は万人に勧められるかというと、そうではありません。その陰鬱で哀しい世界に対し、嫌悪感を感じる方も少なくないかもしれません。(特に女性は。) しかし、それだけに生々しいまでに人の心の闇の部分を描く事が出来ている作品だと思います。(リアルな話というのではなく、あくまでドラマとしてですけどね。) 私は、これだけの作品を丁寧に映像化したスタッフに、そしてリスベットを演じきったノミオ・ラパスの本気度に敬意を送りたいとすら感じます。(ちなみに本作はホラーのような作品ではありません。サスペンス・ミステリーのような作品です。でも、性的に非常に残酷なシーンが出てきます。) 何度も言いますが、シリーズを通して非常に哀しいストーリーです。1作目で受け入れる事が出来ない人もいるかもしれません。シリーズが進む事で、哀しさが増すかもしれません。でも、1作目を受け入れる事が出来た方は、是非とも3作通して見てもらいたい作品です。 ■ ソルト 世界的に知名度の高い女優アンジェリーナ・ジョリー。あのクチビルがセクシーとの評価もありますが、正直なところ、私は彼女の事を綺麗だと感じた事が殆どありません・・・。(寧ろ、厚くグロスを塗ってない方が魅力的に見えます。)というか、彼女が主演する映画自体をあまり見た事がないかもしれません。個人的にトゥームレイダー、Mr.&Mrs. スミスは、イマイチでしたし、ボーン・コレクターも悪くないけど強い印象に残る映画でもなかったような・・・。 では、本作はどうだったかというと、予備知識を殆ど持たずに見たためか、娯楽作品として素直に楽しめました。この作品も、可能であればシリーズ化する考えがあるのでしょうか? ■ ボーン・レガシー ジェイソン・ボーン・シリーズのスピンオフ作品。ボーン・シリーズと世界観を共有しながら新しい主人公を擁した作品。最近のスパイものは、本当にアクションシーンがスピーディで派手ですよね。それはそれで、見ごたえがあるものも多いわけですが、この作品におけるクライマックスシーンは、ちょっとベタな展開になりすぎていたように思いました。 ■ ミッション・インポッシブル ゴースト・プロトコル トム・クルーズ演じるイーサン・ハントが主人公のシリーズも4作目ですか。サイエントロジーなる宗教にはまっていると報道され、彼が出演する作品を敬遠していた私ですが、なんだかんだ言ってこのシリーズは見てしまってます(^^; 相変わらず体を張ったアクションシーンのオンパレードには敬服しますね。でも、ちょっとマンネリっぽい雰囲気が漂いだしているように感じました。 ■ コラテラル トム・クルーズが主演する此処最近の中では最も好きな作品です。(別にトム・クルーズ好きではありませんからね。) 内容としては決して万人受けするものでないだけでなく、決して褒められたものでもありません。しかし、短い映画の時間の中で偶然出会った、全く異なる境遇の2人の男の描き方が秀逸だと感じるのです。 本来なら出会う事のない2人。決して相容れる事などない価値観を持つ2人。しかし2人とも、本来望んでいたはずの人生から踏み外してしまった過去を持つ。そんな2人だからこそ、互いの生き方に対し自らが失ってしまっていた自由・パッション・誠実さを見出し、部分的にでも共感し、憧れや郷愁にも似た感情を抱いてしまう・・・。出会った時や場所が違っていたら、もしかしたら親友になっていたかもしれない。ちょっとだけ別の人生を歩む勇気があったのならば、別の人生が待っていたのかもしれない。いや、相手の立場に立っていたのは、ひょっとしたら自分なのかもしれない・・・。 あり得ないストーリー展開だとは思うのですが、そうした言葉に表しきれない微妙な心理描写が表現されている独特の作品だと思います。全編に漂う独特の空しい空気感が、妙に心に残っています。 ■ ナイト&デイ こちらもトム・クルーズのスパイもの。彼がアクションをやると、別の映画でもミッション・インポッシブルを連想してしまいますね(^^;そのリスクを避けたいためなのか?ヒロインにキャメロン・ディアスを迎えて、ちょっとコミカル要素を含んだ展開になっているわけですが・・・。 アクションやストーリー云々よりも、キャメロン・ディアスの劣化ぶりが気になって、気になって・・・。彼女はダイエットとか、トレーニングとかのし過ぎなんではないでしょうか?顔が痩せこけて、年齢以上に老けて見えて、見るに耐えないように感じてしまいました。 |

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