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■ 2001年公開 /スペイン制作/123分 ■ 原題:Lucia_y_el_sexo ■ 製作総指揮;フェルナンド・ボヴァイラ/エンリケ・ロペス・ラビニュ ■ 監督・脚本:フリオ・メデム ■ 音楽:アルベルト・イグレシアス ■ 出演:パス・ベガ/トリスタン・ウヨア/ナイワ・ニムリ/エレナ・アナヤ ルシアとSEXタイトルだけ見るとドキっとするというか、なんてタイトル付けたんだって感じですよね。人によっては、邦題で損している類の映画では?と想われるかもしれませんが、実は原題からしてそのまままストレートなモノだったりするんですよね・・・。実はこの映画、よく利用させていただいている無料動画配信サイトのGyaOにおいて、何度も取り上げられ、高い評価を得ている作品なのです。私もそれだけの評価を得ている作品でなかったら、このようなタイトルの作品をおいそれと見る気にはならなかったと思います。でも実際に見てみると、予想以上に良い作品でした。スペイン映画ってあまり見た事ありませんでしたが、侮れませんね。そんな映画の感想を述べてみたいかと。SEX それは互いに求め、互いに与え合う行為。 自分をどうして欲しいのか。 どうされたいのか。 相手にどうしてあげたいのか。 どのように受け止めて欲しいのか。 互いの思いをぶつけ、受け止め合う行為。 それは全てをさらけ出す行為であり、言葉以上に相手の事を理解する瞬間でもある。 肌を重ねた回数だけ愛が深まる事もる。 たった一度の関係が人生を変えてしまう事もある。 互いに大人の関係と割り切ったたった一度の関係であっても 決して消し去る事の出来ない関係となってしまう事もある。 このうえない快楽であると同時に、 その事実は時として、自らを傷つけ 周りの者も傷つけてしまう事もある。 それこそ、他人に語れぬ関係もあるかもしれない。 語りたくとも語れない関係もあるかもしれない。 しかし、そんな一度の出来事ですら心の拠り所としている者も居るのかもしれない。 それは頭では判っていても、心では押さえ込む事の出来ないものでもある・・・ この映画は、そうした濃厚でありながら、どこか切ない男女の関係を描いた作品でした。実際、over18扱いとなっており、そのラブシーンはかなり濃厚なもの。しかも作品の半分近くはそのようなシーンで埋め尽くされています。でも、決して淫靡な感じではありませんでした。寧ろ、そんなに扇情的なわけではないのです。それこそ、後半ともなると、シリアスな展開へと導かれていくわけで・・・ 実際、主人公の男のような立場になったら、ルシアに対しその真実を語れるのかというと、なかなか難しいものであろうと思います。人によってはそんな主人公は優柔不断。自業自得と思う方もいるのではないかと思います。でも、実際にルナの存在を目の前にしてしまったとしたら、自らの立場を明かせずとも、なんとか手を差し伸べてあげたいと思ってしまっても可笑しな話ではないようにも感じるわけで。しかしその行動が、ルシアにとっても、エレナにとっても、不幸をもたらしてしまうんですよね。それこそ、ルナ自身があのような事になってしまうだなんて・・・ 誰も傷つけたいわけではないというのに。 愛を求め、与えようとしていただけだというのに、哀しみが訪れてしまう・・・ そんな哀しい過去を背負った男と女がたどり着く場所・・・ それは青い海と眩しいまでの太陽に抱かれた島。 全ての終わりと始まりが共存する島。 辛い思い出を洗い流してくれる島。 そんな映画であったかと思います。ホント、美しい海が印象的な作品でした。
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