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「科学技術に関心」6割超 過去最多 内閣府が世論調査

理科離れが進む中、科学技術に関心を持つ人の割合が過去最多で6割を超えることが、2日発表された内閣府の「科学技術と社会に関する世論調査」で分かった。内閣府は「地球環境やエネルギー問題に対する科学技術への期待やインターネットの普及、家電製品の高性能化などで科学技術が身近になったからではないか」と分析している。

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調査は、20歳以上の男女3000人を対象に昨年11〜12月に実施。回収率は55・6%だった。昭和56年に始められ、今回で7回目。科学技術のニュースや話題に「関心がある」「ある程度ある」と答えた人は、前回調査(平成16年2月)から8・4ポイント増の計61・1%で過去最多となった。男女別では、関心がある男性は71・7%、女性は51・9%だった。「科学者や技術者の話を聞いてみたいか」という問いに対しても、「聞いてみたい」人が前回の50・7%から10ポイントほど増え、60・4%となり、科学技術への関心が高まっていることを示した。また、「科学技術が悪用、誤用される危険性が増える」と思う人は前回よりも6・5ポイント減の77・1%となり、科学技術に対するマイナスイメージも減った。一方、「理科や数学の授業が生徒の科学的センスを育てている」と思う人は34・9%と低く、年齢別では、30代が26・1%と最も少なかった。「大人になって振り返ってみると、学校で学んだことが実生活であまり役に立っていないと感じているのではないか」(内閣府)とした。「科学技術の発展を不安に思う分野」(複数回答)は多い順に、遺伝子組み換え食品などの安全性59・7%▽酸性雨、温暖化など環境問題57・0%▽サイバーテロ、不正アクセスなどのIT犯罪51・7%−だった。
ニュースソース産経新聞2月2日18時3分配信

科学技術に感心のある人が6割を超えたとの事。うむ〜この値であっても、科学立国と言うには少々低い気がしますが・・・。それこそ、最近では子供の科学離れが叫ばれている状況からすれば、マシになってきたという事なのでしょうか。確かにバラエティ番組でも最新テクノロジーや、ロボット科学、そして環境問題等の話題を扱う事が増えてますよね。今はまだインパクト重視で、考える力や問題意識を育てるようなモノは少ないかもしれませんが、悪い事ではないと思います。それこそ、科学技術は生活環境に大きな影響を与え、誰にでも係わる問題である事から、学生や学者だけ学んでいれば良いというものではないですし。

ちなみに「理科や数学の授業が生徒の科学的センスを育てている」と思う人は34・9%と低く、年齢別では、30代が26・1%と最も少なかったとの事。確かに私はこれだけ科学系ネタが好きなのに、理数系大学に行かなかったのは、中高生時代の数学の授業が全然面白く感じられなかったというはありますね。今にして思えば理数系(特に数学)をもちょっと真面目に取り組んでいれば、進む世界も違っていただろうに・・・とも思ってしまいます。まあ、学校で学んだ事が実社会において有効性をあまり感じた事が無いのは、理数系だけの話じゃないですけどね^^;

それこそ、今の求人市場というものは、圧倒的に理数系が有利な時代。この傾向は今後もずっと続く可能性が高いのでしょうね。と言うか、グローバル化が進めば進む程、理数・文系というカテゴリー分けそのものが無意味な状況になって行くかもしれませんね。まあ、試行錯誤を繰り返しながらも子供達には将来を睨んだ教育がされるでしょうけど、何もしていない大人の私達はどんどん取り残されてしまうかもしれませんねぇ^^;

PS) 写真は、科学技術館の実験ショーの様子

新年会スペシャル 〜2008年 これがニッポンの大問題〜 / 爆笑問題のニッポンの教養


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■ NHK総合 2008年1月2日放送
■ 新春にお贈りするスペシャルは、これまで出演して頂いた個性派の教授たちを招いての新年会。
■ 出演:大田光(爆笑問題)/田中裕二(爆笑問題)/浅島誠 (発生生物学・東京大学)/野矢茂樹(哲学・東京大学)/遠藤秀紀(遺体解剖学・京都大学)/佐藤勝彦(宇宙物理学・東京大学)/福岡伸一(分子生物学・青山学院大学)/斎藤環 (精神医学・佐々木病院)
■ 番組公式HP

いやはや、今回も大変面白い内容でした。もうね、お酒でも目の前にあったら、大変に美味しい酒の肴が並べられているとでもいう感じでしょうかw ご馳走を用意していただいて、有難うございますといった感じですw いつもの爆笑問題の2人と教授との会話のみならず、異分野の教授同士の会話がとにかく興味深かったですね。正に「異分野の衝突こそが新しい発見を生む」という点と、「どの分野においても、物事を追求し求めようとする本質は同じ」というのが伝わって来るものでした。エキサイティングな会話が飛び交っていて、自分でもその中に入ってみたい位でしたw(無論、コテンパンにヤラレテしまうんでしょうけどねw)

ホント、こうした異文化交流ってとても意義のある事なのではないかと思います。専門性を追求すればする程、その分野は深くなっても、シガラミも増えて、視野が狭くなったりするものですよね。社内でも、経理・営業・現場とポジションによって物事の受け止め方は違いますし、業種が違えば尚の事です。故に異なる経験を持つ者の意見は新たな発想へのモチベーションUPや、今抱えている問題解決のヒントを得る事って凄くあるのではないかと思います。それこそ番組のみらなず、一般市民や、学生も交えての気軽な異業種討論会やセミナーを開き、その成果を広げていっていただきたいものです。


1.プロの生き様が消えた国ニッポン(お題提出:遠藤先生)

メディアは、型にはめた存在を欲しがる。(例:亀田親子のように作られたヒーローの方がメディアは扱いやすい。)しかしそうした存在は、内側からにじみ出てくるような真に魅力的な要素を持ち合わせていない。
実は、子供を教育し、成績を評価する場合、規格品としての型にはめた方が楽だという傾向が教育現場にもある。学生や研究者の評価対象となる論文や書類には明確な意味を与えなければならない現実がある。
それは子供を型にはめる行為を行っていると言える。しかし、物事というものは全てを書類に書けるような明瞭なものではない。また、成果がありそうなモノだけ研究するという、一点集中的な流れが業界全体に産まれる傾向もある。こうした風潮は、学生の可能性を潰してしまっているかもしれない。
情報が多い現代では、自分だけのオリジナリティを見つけたり、自分だけの道を見つけていく事は難しい。場合によっては、ある種の情報の遮断が必要なのかもしれない。

初っ端から興味深い話ですよね。全てを数値化し、文章化する事は出来ないというのはその通りだと思いますね。そりゃあ、複雑なものより、単純化したものの方が比較検討はラクですが、それは表面的な部分をなぞっているだけで、本質から離れているケースって多いように感じます。以前の記事 だから失敗は起こる でも取り上げましたが、全てをマニュアル化してしまっている現代社会においては、深く洞察する能力をスポイルしてしまい、「マニュアルに書いていなかった」と、平気で答える人間を増加させている危険があるように思えます。

2.ニッポンの情報はウソばかり?(お題提出:福岡先生)

世の中の情報は、【相関関係】と【因果関係】がごっちゃになっている。
・【相関関係】二つのものが密接に関わり合い、一方が変化すれば他方も変化するような関係。
・【因果関係】原因とそれによって生ずる結果との関係。

ヨーグルトを食べている村の人間は長寿が多い。これは相関関係だが、因果関係とは言い切れない。
風が吹けば、桶屋が儲かると同じ。納豆を食べるとダイエットが出来るという捏造情報と大して差が無い。真偽を測るには、ヨーグルトを食べない村人を用意し、比較しなければならない。介入しなければ本当の因果関係はつかめないが、現実として介入していける事例は限られる。
故意の捏造を行わないでいても、相関関係のレベルを因果関係と言っている可能性もある。とはいえ疑い出したらきりが無く、袋小路に陥ってしまう世界でもある。情報源の信憑性を上げていく努力は必要だが、情報過多の時代において、限界もあるかもしれない。そした場合、一個の情報に全体重を掛けるような馬鹿な真似はリスクが大きいのかもしれない。
科学が人類にバラ色の未来をもたらしてくれると思っている人は今はあまりいないのではないか。かえって人類の絶滅を早めているのではないかという感覚すら覚える事もある。それこそ、正々堂々と、自分は正しい事を研究していると言い切れる学者は、かえって信用できない。自分がやっている事ですら、ひょっとしたら間違っているかもしれない。と意識して研究する姿こそ、プロであり、教養が宿っているのではないか。

自分がやっている事ですら、ひょっとしたら間違っているかもしれない。と意識して研究する姿こそ、プロであり、教養が宿っているのではないか。という意見は多いに共感しますね。確かに疑いだしたら切りが無いですし、人によっては自信が無いように映る場合もあるかもしれませんが、自分すら疑う意識を持つことで、本当に正しいものを導き出そうとする探究心や、誠実さが生まれるように思います。

3.ニッポンの若者に救いはあるのか?(お題提出:斎藤先生)

社会問題化しているニートやワーキングプアといった存在は、現在100万人に達している。彼等を救うにはどうすれば良いのか。
彼等が憧れるような「プロ」としての生き様を見せる方法もある。しかし、「彼等は勝ち組だから」と、かえって劣等感を感じさせる場合もある。実際、中学生にアンケートを取ると、70%は未来に希望があるとは思えないと回答するという。
野外学習や、インターンシップのような体験学習を行う方法もある。しかし子供達はメディアを通じて既に知ってしまっており、新鮮味が無く、体験学習の無効性が様々な現場で言われ始めている。多元化する世の中であれば、「ニート・引き篭りOK」と言える世の中も検討すべきかもしれない。彼等は自分の立場に対しても幻滅しているため、悪循環を生んでいる。ならばその立場が公然と認められれば、逆に飽きて、安心して外に意識を向けれるようになる可能性があるかもしれない。
ニート・引き篭りであろうと、就労している者であろうと、その消費した時間が価値あるものと認識出来るかは、最終的にその人がいかに「納得できたか」であろう。

自分自身の力ではどうにも出来ない問題や、心が引き裂かれるような衝撃を受けた場合、解決するにはどうしても時間が掛かる場合はありますよね。実際、この番組の大田氏も引き篭っていたのも有名ですし、偉大な学者達にもそうした時期があったケースもあると聞きます。しかし、ニートや引き篭りが全てそうした人間になれる訳でもありません。また、誰しも彼等のような人物を目指す必要もないとも思います。
しかし生物として、1人に与えられた時間には限りがあるもの。他人がどうのこうのではなく、自分の人生の貴重な時間を使っているのだという自覚と責任を感じ、自発的にアクションを取る必要を感じてもらいたいものです。

4.ニッポン人よ科学で幸せになっているか(お題提出:佐藤先生)

最近では未来社会に対する警笛が鳴らされる機会が増え、今世紀で人類は滅亡するという意見も出始めている。科学は行き着くところまで行くのだろうか。
科学者であれば、行く付くところまで研究したいと思うものだろう。しかし、核実験然り、遺伝子分野然り、本物の技術は世界を大きく変えてしまう力がある。行き着く先は、取り返しの付かない重大な問題が待ち構えているかもしれない。そこに倫理的な歯止めは働くのだどうか。それこそ、人間は他の生物の上に乗っかって生活している生き物と言える。人類は他の生物に対し、もっと謙虚にならなければならない。
また、現代や未来に希望をもたらす事が出来るかは、現代の大人の責任でもある。昔の時代は良かったと回顧するのではなく、この時代において、目を輝かせて語る事の出来るモノを生み出す事が重要なのではないか。しかし、面白いという感覚は、悲劇との落差があって産まれるもの。病んでいたり、動乱のあるような世界の方が、良い文学作品が生まれたりもする。面白いという事は危険と隣り合わせの世界でもある。

確かに自分自身が好きなものや、満足したものって、一生懸命誰かに伝えたり、価値観を共有したくなったりしますよねw ネガティブな問題に対するイメージを共感し、リスク回避する事も大切ですが、ポジティブなイメージの共感も大切なのかもしれませんね。

5.何かとニッポンって世知辛い(お題提出:野矢先生)

現代社会では、平等性と均質化がいっしょくたに来ている。そんな世の中ではあるが、多様性や無駄というものをなんとか守っていきたいという気持ちがある。一見無駄に見えるものであっても、長い目で見ると、価値を帯びてくるものもある。つまり無駄に見えるものであっても、無駄で無い=無駄なものなど無いと言う言い方も出来る。しかし、そうしたものの見方をするのではなく、本当の意味での無駄というものもあって良いのではないか。無駄を収容する力というものが文化なのではないか。
自然に目を向けると、無駄なものなど無いと言う意見もあるかもしれないが、実は無駄だらけ。無駄があるからこそ、理屈が見えてくる側面もある。一見無駄だと見えても、集合体として意味を成している場合もある。無駄なものにすら、無駄とは何かという定義を求めなければならないとい行為は、学問が抱えているジレンマなのかもしれない。逆に言えば、無駄があるから世界は廻っているのかもしれない。

現代の科学は、どうしても経済活動との結びつき無しには語れません。成果が無ければ、投資した研究費用の回収が出来ないどころか、グローバル社会において競争力を失い、生き抜く事もできません。これは、大学においても同じ事。しかし、成果を産むための研究にのみ、力が注がれ、研究分野に多様性が失われてしまう可能性も孕んでいるのも事実のようです。自由経済が限界の様子を見せようとしている今、新しい価値観の想像を、科学の分野も行っていく必要があるのかもしれませんね。

2007 科学10大ニュース / サイエンスZERO 第191回


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■ NHK教育 2007年12月22日
【出演】 キャスター 安めぐみ / 熊倉悟アナウンサー / コメンテーター 美馬のゆり(公立はこだて未来大学教授)
■ 公式HP

さて、今年も残りあとわずか。色々な事がありましたよね。科学の世界でも何かと話題の多い1年だったのではないかと思います。いつも拝見させていただいているサイエンスZEROでも、恒例の10大ニュースが組まれていました。

■ 専門家が選ぶベスト10
  (ゲスト、コメンテーター、専門家、司会者、計92名による選出)

1位 ヒトの皮膚から万能細胞(iPS細胞)
日本人研究者が、ヒトの皮膚から、神経、筋肉、臓器、血液、等あらゆるものに変化する事が可能な、万能細胞を作り出す事に世界で始めて成功した。しかし、現状では、望みの細胞に自在に変化させる事が出来る訳ではなく、倫理的・社会的な問題も抱えている。

2位 ノーベル平和賞に地球環境問題
IPCCのメンバーと、ゴア元アメリカ副大統領が受賞。

3位 月探査衛星「かぐや」
JAXAの月探査衛星が、34年ぶりに月からの映像を、ハイビジョンで送信して来る事に成功。

4位 猛暑 最高気温の記録更新
埼玉県の熊谷市と岐阜県の多治見市で、40.9℃に達し、国内最高気温の記録を74年ぶりに更新。この他、全国100箇所で最高の記録を更新し、35℃を越える猛暑日は、61日に登った。

5位 氷河 急速に溶ける
1月国連環境計画は、世界各地の氷河が、毎年平均6cmづつ後退し、およそ20年前に比べて3倍もの速さで解けていると報告した。

6位 めい王星は「準惑星」

7位 北極海の氷 急速に減少
アメリカ国立大気研究センターと、コロラド大学の研究グループは1953年以降の北極海のデータをまとめた。それによると、IPCCの予測に比べ、30年も早く、北極海の氷が解けているという。

8位 IPCC(気候変動に関する政府間パネル)が6年ぶりの報告書
1988年発足、世界130カ国以上、1200人を越えるの専門家が気候変動を評価するもの。3年かけて作られた報告書によると、世界の平均気温上昇などの温暖化の原因は、90%以上が人間の活動がもたらしているものだとした。この100年で陸地の平均気温は、0.74℃上昇。6年前の報告時の0.6℃に比べ、その上がり方が加速している。その原因とされる温室効果ガスの排出量は、2007年の数値において1970年に比べ1.7倍に増えている。IPCCの予測によると仮に、化石エネルギーと、自然エネルギーをバランス良く用いても、2100年までに、陸上の温度は1.7℃〜4.4℃上昇するとしている。

9位 日本でもバイオガソリン発売
投棄目的による原材料となる穀物が高騰。これに対し、大阪では10月から木材ベースのバイオエタノールの試験販売が開始されている。

10位 新潟県中越沖地震
原発設計時に想定されていた地震の2倍の強さの地震が発生。自動停止装置は作動したが、僅かではあるが、放射能を含む水が流出した。活断層調査、想定される震度、地震発生時の対応策に大きな問題がある事が露呈した。

番外 花を咲かせるフロリゲン解明
70年もの間、存在が噂されていた、花を咲かせる物質(ホルモン)がある事が解明した。このホルモンを発生させるHD-3A遺伝子を植物に多く注入すると、通常よりも早い時期に花を咲かす事が可能になる(例:稲の開花120日→40日)

番外 動く分子の撮影に成功
カーボンナノチューブを使い、動く分子を撮影する事に日本が初めて成功。  


■ 視聴者の選ぶベスト10
  (HPを通じて寄せられた1972票による選出)

1位 ヒトの皮膚から万能細胞
2位 月探査衛星「かぐや」
3位 宇宙の「暗黒物質」分布地図
4位 めい王星は「準惑星」
5位 氷河 急速に溶ける
6位 猛暑 最高気温の記録更新
7位 北極海の氷 急速に減少
8位 衛星「タイタン」にメタンの湖か
9位 太陽系外に地球型惑星
10位 探査機「はやぶさ」地球へ

いやはや、様々なニュースがありましたよね。確かにノーベル賞の呼び声も高い、iPS細胞を作り出す事に出来たのは本当に驚きでした。正に夢の細胞ですよね。それに「かぐや」が届けてくれた月からの映像は確かに印象的でした。しかし、サイエンスZEROに係わる専門家の方々が選んだ他のニュースは、我々人類にとって危機感を感じるものが多いのが印象的ですよね。温暖化問題然り、原発と地震の問題も然り。

化石燃料にせよ、原子力にせよ、多くのエネルギーを手にしようとする事で、地球環境と自らの生活を脅かしているといえます。さらに原発問題は、国や電力会社の危機管理能力の無さが露呈した事件でもあります。それこそ、もっと上位に取り上げられても良い内容だと感じました。

ちなみに、温室効果ガス対策としては、現状レベルでいうと、産業界においてコストをかけ、排出量を削減する事よりも、建築業界や日常生活において、断熱効果の高い建築材を用いるとか、白熱球から、蛍光灯に変えるなどの行為の方が、費用対効果が高いのだとか。

かぐやが届けてくれた掛け替えの無い青く美しい星の姿をまもり続けていく為にも、こうしたエネルギー問題や環境問題を打破してくれる素晴らしい技術の登場を期待すると共に、我々レベルでも少しでも省エネに心がけていきたいものですね。

追伸)
外国の専門誌の選ぶ科学ベスト10が発表されていました。国内の専門家の選ぶ内容と随分違う事が印象的でした。(まあ、TV番組と、専門誌との違いなのかもしれませんけどね)

■ 米誌サイエンスが選ぶ科学進歩ベスト10
1)ヒトの遺伝的多様性の解明
2)ヒト人工多能性肝細胞(iPS細胞)の作成
3)宇宙線の起源は活動銀河核と解明
4)医療品開発に役立つ「Gたんぱく質共役受容体」の構造解明
5)シリコンを越える半導体新素材開発
6)コンピューターへの応用が期待される「量子スピンホール効果」確認
7)ワクチン改良に役立つT細胞分裂の詳細解明
8)医療品化合物の低コスト合成法開発
9)脳の海馬が記憶や想像に果たす役割解明
10)「チェッカー」ゲーム解明

驚きの再生力! / サイエンスZERO 第190回


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■ 番組公式HP
■ 出演:キャスター 安めぐみ / 熊倉悟アナウンサー/専門家ゲスト 片山泰朗(日本医科大学教授)/ コメンテーター 大島まり(東京大学生産技術研究所教授)
■ 関連記事 眠れる再生力を呼びさませ 〜脳梗塞・心筋梗塞治療への挑戦〜 (その2)/ NHKスペシャル眠れる再生力を呼びさませ 〜脳梗塞・心筋梗塞治療への挑戦〜 (その1) / NHKスペシャル

先日のNHKスペシャルの骨髄幹細胞による脳梗塞治療の目覚しい効果の可能性に驚いていた訳ですが、疑問が無かった訳ではありません。一体、どうやって、体の中の問題のある部分に骨髄幹細胞が移動しているのだろう?という点です。血液に注入する事から、体の何処にでも移動可能なのはともかくとして、目的の場所にきちんと集まり、効果をもたらすには、何かしらの検索能力か、障害のある場所が呼び出す能力が必要なのではないか?と感じていたからです。先日のサイエンスZEROで、ズバリその話題が出ていたので、その部分のみ、取り上げてみたいかと。

■ 発見!細胞のSOS信号
北海道大学病院 神経外科 黒田敏 医師

脳梗塞になったマウスを調べている時、あるタンパク質『SDF-1』が脳梗塞の周りで出でいる事に気づいた。黒田氏は、このタンパク質が、骨髄幹細胞を呼び寄せているのではないかと考えた。骨髄幹細胞には、このSDF-1と結びつく受容体が確かにあった。

そこで、受容体のある骨髄幹細胞と、受容体の無い骨髄幹細胞を用意。マウスの脳梗塞の部位に少し離れた所に、この2つの骨髄幹細胞を注入。すると、受容体のある骨髄幹細胞は脳梗塞の付近に移動したが、無いものは、そのまま留まっている事が判った。この発見によって、骨髄幹細胞の治療のメカニズムが判るだけでなく、治療効果を高める方法にも繋がる可能性がある。

なる程、SDF-1なるタンパク質が骨髄幹細胞を呼び寄せるのですか。それで呼び寄せる事が出来たとして、本来、骨髄幹細胞が血管内を移動するものではないと思うのですが、そのようなモノを呼び込んで結びついてしまう機能が体に備わっている事にさらなる不思議さを感じてしまいました。それこそ、母親の胎内にいる時とかにも働いている機能の一つなのでしょうか? 体というものは謎だらけの世界ですね。

がん遺伝子使わず、万能細胞を作製 / 京都大学研究グループ

安全な臨床に道筋。人間の皮膚細胞から、さまざまな臓器・組織の細胞になる能力を秘めた「万能細胞」を作った京都大学の山中伸弥教授(幹細胞生物学)らの研究グループが、課題とされたがん遺伝子を使わずに万能細胞を作製したと発表した。
人間とマウスで成功したという。この万能細胞が、がん化しにくいことも確認。臨床応用に向け、さらに一歩踏み出した。11月30日付の米科学誌ネイチャー・バイオテクノロジー(電子版)に掲載される。20日発表の論文によると、山中教授らは、ウイルスを運び役にして4個の遺伝子を大人の皮膚細胞に組み込み、万能細胞である「人工多能性幹細胞(iPS細胞)」を作った。しかし、遺伝子の一つはがん遺伝子で、ウイルスも発がん性と関連しているなど、がん化の問題が課題だった。そこで、マウスの皮膚細胞にがん遺伝子(c―Myc)を除いた3個の遺伝子を組み込み、細胞選別の時期を遅らせるなど培養方法を工夫したところ、ごく少量だがiPS細胞ができることを確かめた。人間の皮膚細胞でも3個の遺伝子でiPS細胞ができた。
さらに、がん遺伝子を使わずに作ったマウスのiPS細胞を普通のマウスの胚(はい)に入れ、細胞が混じり合ったキメラマウスを作製。26匹すべてが生後100日たってもがんを起こさずに生き残った。一方、がん遺伝子を組み込んだiPS細胞で作ったキメラマウスは、37匹中6匹が、がんで死んだ。山中教授らと同時期に人間のiPS細胞を作った米ウィスコンシン大のグループも、がん遺伝子を使わずに成功しているが、使った皮膚細胞は、胎児と新生児のもの。大人の皮膚細胞を使った山中教授らの方がより臨床応用に近い。
山中教授は「まだウイルスの安全性の問題が残っており、長期間の追跡実験が必要だ」と話している。
iPS細胞 糖尿病や脊髄(せきずい)損傷などの患者の皮膚から作製し、目的とする細胞に変化させられれば、拒絶反応のない再生医療を実現できると期待される。同じ能力があるが受精卵を壊さないと作れない胚性幹細胞(ES細胞)よりも、社会的に受容されやすいと考えられる。

■ ニュースソース読売新聞
■ 関連記事:iPS細胞:再生医療など加速 倫理・安全面で課題もiPS細胞:ヒトの皮膚から万能細胞 京大などが成功

いやはや、驚きますよね。つい先日iPS細胞の発表があったばかりか、今度は問題視されていたガン遺伝子を使用しないケースでも成功したとの事。どうやら実験の経過日数からすると、先日の発表の時点で相当のレベルで3つの遺伝子のみで成功出来るという確信めいたものがあったのでしょうね。と言うか、競争の激化するこうした遺伝子医療や再生医療の業界において、1日でも早く他の研究者の先をいく必要があるという事から、仮にガン遺伝子を用いたケースであっても、先日は発表を急いだという事情があるのかもしれませんね。まあ、まだまだクリアしなければならない問題は山済みでしょうが、アメリカでもガン遺伝子を用いないケースでの成功例もある事から、その可能性が益々高いものとなったと言えそうですね。
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