|
鉄,コバルト,ニッケルの硫酸複塩(錯塩?)の式を修正.
そのほか細かい部分を少々.
残りを.
「Lecture notes for chemical students: embracing mineral and organic chemistry」(Edward Frankland卿)から.
まずそれぞれの元素の諸特性を.
…「気体の重さ」は『Molecular weight』などから(物質量で1ものを気体にしたときの重さかと).質量...
結構怪しい箇所もありますが.
そして,それぞれの化合物について.
…式と名称(と対応する鉱物名)が書かれており,あるものはその横に図が描かれているのみ.
気になった化合物をいくつかだけ抜き出してあります.
…鉱物などは省略してあります.
スズ.
酸化二塩化二スズ(Ⅱ),Sn2OCl2というのがあるらしい. スズ酸塩としては,スズ(Ⅱ)酸カリウム,K2SnO2とスズ(Ⅳ)酸カリウム,K2SnO3・4H2Oがあると. 三酸化二スズSn2O3あるいはスズ(Ⅳ)酸スズ(Ⅱ)SnSnO3のような混合酸化物と思われるものもあるとか. 硫化物としては硫化スズ(Ⅱ),SnSと硫化スズ,SnS2の二つが書かれている. 三硫化二スズSn2S3あるいは硫化スズ(Ⅳ)酸スズ(Ⅱ)SnSnS3もあるらしい. 硫酸スズSnSO4もあると.
チタン.
やはり二酸化物には金紅石型,鋭錐石型,板チタン石型の三つがあると. 窒化物としては,二窒化二チタンTi2N2と四窒化三チタンTi3N4があるとされる. 価数さえ満たしていれば,という書き方のような気がする.しかし実際はどうなんだろう.
チタンの窒化物には構造の分からないものがいろいろあるような. 水銀.
アンモニアやその類の化合物と塩素を含むものはすでに知られていたらしい. ※窒化水銀Hg3N2なるものもあるとされている. …『Trimercuric diamide』,『N2Hg”3』から(式は図,名称は式と図から). 実際に書いてあった図はどれも結構自由に書かれていた気がする.
そういえば窒化水銀というのは調べたことが無いなと.
銅.
水素化物CuHが知られていたのかもしれない. …一価のものや三価のものはほとんど二量体として書かれている気がする. 硫化水酸化銅もあるんだろうか. …『Cupric sulpo-hydrate』,『5CuS”,CuHo2』. 硫酸銅(Ⅱ)カリウムやアンモニアと一酸化炭素を含む錯体も知られていたらしい. 金.
塩化物,ヨウ化物,酸化物,硫化物は一価と三価のものが両方知られていたらしい. 金酸カリウムKAuO2・3H2Oなるものも書かれている. アルミニウム.
硫化物は既につくられていたらしい. アルミニウムを含むケイ酸塩鉱物が多く書かれている. …アルミノケイ酸塩と呼ぶべきだろうか.少なくともいくつかはそのような気もする… 白金. 塩化物,酸化物,水酸化物,硫化物については二価と四価のものが両方知られていたらしい. アンミン錯体については以下のようなものが書かれている.
Magnus氏の緑色塩とReiset氏の白色化合物(どちらもPt(NH3)2Cl2のようなもの.異性体だと思われ). またPt(NH3)2(OH)2のようなものやPt(NH3)2Oのようなものも知られていたと. …構造が分からないので式は...ちなみにもとの文章ではNH3ではなく『(NH2)NⅴH4』のように書かれていた.
鉛.
複数の陰イオンを含む化合物が多く書かれている. 水酸化塩化鉛(Ⅱ)Pb(OH)Cl,酸化水酸化二鉛(Ⅱ)PbO(OH)2,酸化塩化二鉛(Ⅱ)PbOCl2.… 酸化塩化三鉛(『Mendipite』,英Wikipediaにページあり)Pb3OCl2,酸化水酸化塩化二鉛Pb2O(OH)Cl… 七酸化二塩化八鉛Pb2O7Cl,硫化二塩化鉛PbSCl2などが書かれている. …数字をつけたものやとったもの,陰イオンの名前の位置をずらしたものがあります. 鉛(Ⅳ)酸カリウムK2PbO3というのも書かれている. クロム.
過フッ化クロムCrF6なるものが書かれている. 三クロム酸カリウムや過クロム酸というのも書かれている. 塩化クロム酸カリウム,二塩化二酸化クロム(塩化クロム酸)というのもある. 二価,三価,六価の硫化物もあるらしい. マンガン.
過フッ化マンガンMnF6が六価の価数を取る,という証明をするための例として挙げられている. 硫黄とカリウムを含むものも書かれている. …『Disulphopotassic trimanganous dusulphide』,『K2Mn3S4』. 二価マンガンとアルミニウムを含む明礬に似たようなものもあるのかもしれない. …『Aluminic manganous tetrasulphate(Manganese aluminium alum)』.「MnAl2(SO4)4・24H2O」とあるのだろうか. 硫酸イオンを含む三価マンガンの錯体のカリウム塩らしきものも書かれている. …『Dipotassic dimanganic tetrasulphate(Potassium manganese alum)』.「K2Mn2(SO4)4・24H2O」とかなんとか. 鉄.
酸化物や水酸化物あるいは硫化物はいくつも書かれている. 鉄(Ⅵ)酸カリウムK2FeO4もある. 硫酸鉄(Ⅱ)カリウムK2Fe(SO4)2・6H2Oもあると. …『Dipotassic ferrous disulphate』. 明礬に相当する硫酸鉄(Ⅲ)カリウムK2Fe2(SO4)4・24H2Oもあると. …『Dipotassic diferric tetrasulphate(Potassium iron alum)』. コバルト.
硫酸コバルト(Ⅱ)カリウムK2Co(SO4)2・6H2Oもあると. また炭酸コバルト(Ⅱ)カリウム,K2Co(CO3)2・10H2Oもあるらしい. アンモニアを含む錯体と思われるものもいくつかある。 『Luteo-cobalt chloride』や『Roseo-cobalt or purpureo-cobalt chloride』などがあるらしい. …命名は色からでしたっけ.たしかそんな気がしましたが. 酸化硫化コバルトCo2OSなるものもある. ニッケル. この本の無機分野からはとりあえずこれで.
|
全体表示
[ リスト ]



