失業融資 9月で廃止
不正3%、4億円超の疑い
厚生労働省は1日、
仕事と同時に住まいも失った人を支援する「就職安定資金融資制度」を9月末で廃止すると発表した。
利用者の減少に加え、融資全体の約3%にあたる365件が悪用され、
約4億円がだまし取られた疑いがあるため。
長妻昭厚労相は、悪用が多発したことについて「反省しなければならない。
やめるまでの間はきちんとやる」と防止対策に力を入れる姿勢を示した。
制度は2008年秋のリーマン・ショック後、同年12月に創設された。
ハローワークで申請を受け付け、
賃貸住宅に入居するための敷金・礼金や生活費を労働金庫が貸し付けている。
悪用されたのは4月末までに行った融資1万1524件のうち4億3千万円。
功労賞の実態調査によると、離職事実などを偽った詐取目的が41%、転居後に行方不明になったのが59%。
詐取目的のうち暴力団の関与が確認されたのは9%、そのほか組織的、集団的なものが89%だった。
昨年10月には住宅手当や総合支援資金貸付などの制度ができ、
就職安定資金融資制度の利用者は減少している。
5月の融資件数は全国で74件。
だまし取られたものを含め、返済不能になっている融資については、
債務不履行が18カ月続いた場合、最終的には国が穴埋めする。
(7月2日付 朝日新聞大阪版夕刊13面より)
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厚労省はこの記事の一方で、9月には大量の「派遣切り」「雇い止め」が起こると発表しています。
そんなときに必要な制度を廃止してホントに大丈夫なのでしょうか?
不正については当の厚労省が「欠陥」を認めている訳ですから、
そこを修正すれば今後については問題ないのではないと思います。
矛盾だらけの政策にギモンありありです。
(Pigmon)
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こんにちは。
国の出先機関であるうちの職場でも、この春から打ち出された”上限3年ルール”により、9月に数十人(臨時職員の約半数くらいのはずです)の雇い止めが発生します。
僕は労働組合、担当部署、直属の上司(特に労働組合に)、それが法律的(判例では不法行為を形成する)にも、臨時職員さんの生活や自尊心にとっても、いかに理不尽かを訴えてきましたが、結果的にそれを見過ごさなければなりません。
うちは厚生労働省ではないですが、国の機関自らがこのようなことをしてよいのか、ギモンに心が塞がります。
2010/7/4(日) 午前 11:26 [ akatomo ]
akatomoさん、コメありがとうございます。
トラックバックの記事も見せていただきました。
労働組合が「雇い止め」を容認してしまう。
これは残念ながら、公務員関係労組だけではなく、
普段、当ユニオンとも協力し合っているような労組でも、
この点では考え方の違いからか、
「仕方なし」の立場を取っているところがあります。
非常に悲しいことです…
(Pigmon)
2010/7/4(日) 午後 3:38
こんばんは。
そう悲しいことです。
僕は今よりさらに末端の出先機関で管理職として組合と対したこともあります。そのときは正直言って外部の方にはお聞かせできないような呆れた要望を聞かされたこともあります。
自分達自身のことではそんな呆れた要望を居丈高にしておきながら、非組合員の臨時職員のことは、雇い止めというまさに労働者にとっては死刑宣告に等しい問題なのに、目をつぶる。
僕は今は一組合員ですが、管理職として組合と対したこともある人間として、それが納得できないのです。
2010/7/4(日) 午後 10:38 [ akatomo ]
akatomoさん、コメありがとうございます。
ともすると、企業や団体内労組が組合員の要求にしか耳を傾けない、
「セクト主義」に陥りやすいですね。
これはどこの組合にでも起こりうる問題です。
しかし、労働組合がホントに周りの理解を得ようと思うのなら、
未組織労働者や地域住民との連帯がものすごく重要になると思うのですが、
なかなかそこまで到達しないのが現状ですね…
(Pigmon)
2010/7/5(月) 午前 10:48
はじめまして♪
この制度には不可解な点がありました。労金から貸付される。今や全国規模の銀行さんがこんな間抜けな審査があるのでしょうか。国が補てんしてくれると狙った行動だと考えている。
2010/7/6(火) 午後 11:46 [ - ]
dorakonn650さん、コメありがとうございます。
今回のこの制度、「見切り発車」で施行し、
そこ突かれて被害が拡大している、典型的な「お役所仕事」。
これで私たちの血税が使われていると思うと悲しくなります…
(Pigmon)
2010/7/8(木) 午前 0:03