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先日イギリスで行われた、 EUに残留するかどうかの国民投票で、 『離脱する』が有効投票の過半数を超え、 イギリスはEUから離脱する道を決めました。 しかし国民投票実施後、 離脱派が選挙期間中に掲げていた、 「離脱すればEUに支払っていた金を医療に回せる」や、 「移民がなくなる」といった主張について、 「離脱派の主張には誤りがあった」と言い出して、 イギリス国民からの批判があがり、 再投票の請願署名が360万人以上集まったり、 残留派が多かったスコットランドでは独立運動が再燃したりと、 大きく混乱しています。 今回の国民投票結果ですが、 多くの人たちが指摘しているように、 投票行動に『EUに残るかどうか』の選択だけではなく、 今の国の政治に不満の持っている人たちが、 感情で投票した結果が現れていると私も思います。 今日本でも、 『憲法改正』を目的に国民投票を実施せよと、 声高に言っている人たちがいます。 彼らの多くが中国や北朝鮮の軍事的脅威を理由に、 現憲法の根幹理念である「戦争の放棄」を削除しようとしています。 しかしかつてのドイツのように、 ヒトラー率いるナチスドイツが国民の熱狂的な支持の元、 選挙や国民投票で政権を握り、 その後「ホロコースト」等の残虐行為や、 ヨーロッパ諸国への侵略戦争で第二次世界大戦へと突き進んだことや、 今回のイギリスの選挙結果からも見られるように、 国民投票が必ずしも正しい選択にはならないことが、 歴史的に証明されていると思います。 ましてや憲法というその国の根幹にかかわる制度を改定するのであれば、 国民投票といったその時々の感情に流されてしまう方法ではなく、 国会議員を選ぶ選挙で候補者が堂々と主張し、 それを国民が選んで投票する方法を取るべきだと考えます。 (Pigmon)
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2016年06月30日
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