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輸出大企業を先頭にした「非正規社員切り」などの雇用破壊で、
31日発表された政府の雇用統計は、いずれも急激に悪化しました。
大企業に雇用を守る社会的責任を果たさせることは待ったなしの課題です。
政府や国会が果たすべき責任は重大です。
2月は求人、完全失業率ともに大幅に悪化しました。
雇用破壊はさらに加速しようとしています。
厚生労働省の発表によると、昨年10月から今年6月までの9カ月間に
失職する非正規労働者は19万2061人に達します。
このうち3月末までに限ると18万4347人で、前回の2月調査時から2万6541人増えています。
業種別では製造業が18万1130人で、「非正規社員切り」の95%を占めています。
雇用形態別では、派遣労働者が12万5339人で65.3%を占め、
このうち中途解除が5万7000人とおよそ半数です。
依然として違法解雇が横行し、増加しています。
派遣契約の中途解除にかかわる厚労省の指導監督件数も、
2月末までに派遣先1243件、派遣会社2036件と前月より増加しています。
また、派遣会社に対する調査によると、
派遣先から中途解除された約31000人のうち、84.3%は派遣会社からの解雇などで離職しています。
他の会社に派遣されるなど雇用が継続しているのは、わずか10.5%です。
3月末までの正社員の解雇数は、100人以上の大量離職の集計だけで、1万2502人にのぼります。
大企業の内部留保は、製造業だけで120兆円(2007年度末)に達しており、
雇用を維持する体力は十分にあります。
大企業が目先の利益を確保するために人員削減に走る中、
政府の指導・監督責任が問われます。
また、日本経団連、財界代表を国会に招致し、大企業に雇用に対する社会的責任を果たさせることなど、
国会がその役割を発揮するときです。
■失職非正規労働者数(6月まで)
192,061人
■失職非正規労働者数(3月まで)
184,347人(前月比 26,541人増)
■内定取り消し(3月23日現在)
1,845人(前回調査比 271人増)
■2月の有効求人倍率
0.59倍(前月比 0.08ポイント減)
■2月の完全失業率
4.4%(前月比 0.3ポイント悪化)
■2月の現金給与総額(月額)
265,701円(前年同月比 2.7%減)
※3月31日発表の政府雇用関連統計から。失職非正規労働者数は、2008年10月以降の失職者
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こういうニュースが本日の「しんぶん赤旗」に載っていましたが、
確かに、大企業に社会的責任を果たすためには、
国会の力、政府の力も必要かと思います。
ぜひ、皆さまのご意見も、お聞かせください。
派遣切りのアンケート、引き続き、やっていきます。
今年度も「ユニオン南の風」のブログを、どうぞよろしくお願いいたします。
ユニオン南の風委員 Q
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