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難しいよねえ・・・ 一緒にいてドキドキする人か、一緒にいて楽な人か・・・。 「とにかく、しばらく自分で考えてみるよ。いつかは、けじめつけなきゃ。ね。」 半幅帯を一文字の形に整えながら、千恵はいつになく大人びた表情で言った。 「さ、これで出来た。意外と簡単に着付けられるでしょ?あとは練習あるのみ、かな。」 千恵に細かいところを直してもらって鏡を見ると、我ながらそれなりに着付けられているようだ。 「うん。ありがとう、千恵。」 「どういたしまして。真希も隆史さんとうまくいくといいね。」 ドキッとした。 そうなんだ。なんだかんだ言って、私は何もしていない。まあ、初めて会ったときから見ると今の関係は格段の進歩だけど・・・。 そこへ、お茶とケーキを持ってきた千恵のママが入ってきた。 「どう?具合は・・・あらあ!二人とも可愛く着れたわねぇ!」 千恵ママはうきうきとお茶を淹れてくれた。 「そう言えば・・・さっき週間天気予報見てたら、来週は雨になりそうよ。お茶会、大丈夫かしらね!?」 「ええ〜っ!?」 悪い予感というのに限って、当たってしまう。
案の定、天気予報通りに次の週は雨が降ってしまった。 茶道部員達も、明日の茶会の準備をしながら、元気がない。 「天気予報だと、明日は晴れるって言ってるし、それにかけましょ!みんな、今日は家でてるてるぼうずを作ること〜!!」 浅井部長は、わざと明るく大きな声で部員達に声を掛けた。 当日は晴れることを期待して、棚、お道具、水屋の幕・・・全てすぐに取り出せるように、部室の入り口に用意した。 もちろん、残念ながら室内で行うことになった時のためにも、どちらでも対応できるようにはしてあるけど。 せっかく外で茶会を開こうと思って、みんなで一生懸命準備してきたんだから、明日は絶対絶対晴れて欲しい! 真希は、部室の窓辺にも、特大のてるてる坊主を作ってぶら下げた。 (織り姫と彦星のためにも、いいお天気にしてよ〜!?) バスタオルで作られたそのてるてる坊主は、まかせとけ!と言うようにくるんと一回りまわった。 |

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