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お軸
「百花為誰開(ひゃっかたがためにひらく)」 【碧巌録】
花は、ある特定の誰かのため、あるいは何かの目的のために咲くわけではありません。しかし、決して無意味に咲いているわけではなく、毎年その時期が来ると、ちゃんと美しい花を咲かせます。それは誰かのためということではなく、咲くべくして咲くのです。これはなんでもないことのようですが、しかし考えてみれば、なんと有り難いことでしょうか。花は咲くべくして咲く。人は生きるべくして生きる。お釈迦さまは、人も鳥も花も、この世に存在する生きとし生けるものはすべて、ことごとくみな仏だと言っています。これは非常に有り難いお言葉ですが、その本当の意味にはなかなか気が付かないのです。
「茶席の禅語早わかり」(主婦の友社)より
両忘庵拙○
お花
・白椿
・コウメサクラ
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