きがむくままー

前向きにー、前向きにー・・・だけどやっぱり後ろ向き・・・。勢いつけたら、前へ向かおう!!

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春夏秋冬

 いつもの場所で今日の晩飯を買って帰る。コンビニ弁当はそろそろ食べつくしたようだから、たまには作ってみようかと久しぶりに食材を買う。料理を作るのは嫌いではないのだが、結局面倒くさいという理由でめったに作らない。近所のスーパーに久しぶりに行ってみると、売り場が変わっていた。時が経つのが早いのか、そのスーパーの店長がせっかちなのか、毎回行くごとに売り場が変わっている。けっこうどこに何があるのか探すのは楽しい。こんなものまで売ってるのかとかここに売っていたのかとかいろいろ新しい発見があるから。結局いつもと変わらず肉を買って焼肉。これも毎回変わらない。ほかに作れないわけではないんだけれど、そのスーパーに行くと肉が食べたくなってしまう。 

春夏秋冬

 何もすることがなかった。ひたすら歩く。お決まりのコースだ。ひとつのものをひたすらやりぬくといえばなんとなくいい響きだが、めんどくさいからほかの道を考えないだけである。毎日決まった風景を歩いている。だけど飽きない。周りの木々をよく見れば、何かしら変わってるものなんだ。けっこう執念深くそれを見つけ、無理やり頭を回転させようと努力しながら、することがないことを、することがあるように錯覚させていく。今日の発見といえば、とうとう新築の家が売れていたことぐらい。立地条件も悪く、こんな坂が目の前にある家がまさか売れるとは・・・。確かにこの広さでは安いかもしれないけれど。どんな人が買ったのか、明日までに自分の中で考えよう。こんなことをしていないと、本当にやることがないのである。

春夏秋冬

 ひたすらに待っている。いつになるのだろうか。愚痴もこぼしたくなってくる。遠くから姿が見えた。

「ごめんなさい。待った?」

「いや、ぜんぜん。」

 いつもの感じで彼女は現れた。そしていつものように私は何も言えずに、というよりそんなことは忘れてしまう。そこから楽しいことがはじまることがわかっているから。

 いつものようにただ歩く。それが私にとって楽しい瞬間だった。別に何をしたいわけでもなく、ただ並んで歩いているだけでよかった。どんなに嫌なことがあろうとその瞬間だけは楽しいことだけになった。いつからこんな気持ちになったんだろう。思い出せないけれど、そんなに前ではない。

春夏秋冬

 プラットホームで何時間も待たされている。暖かい季節が近づいているとはいえ、まだまだ寒い。待たされるのはなれているけど、寒さがどうしてもだめだ。マフラーも手袋も忘れてきた。体を丸くしてポケットに手を入れる。一枚の紙切れが手に触れた。もう一年がたった。

不気味な着信

 忘れた携帯を取りに帰った。着信がやたらとある。めったにないことだ。誰からだろうと見てみた。全部登録してない番号。怪しすぎる。特に番号がもれることもしてないんだけど。

 次の日、着信がまた多い。登録してない番号だ。

 また次の日、登録してない番号だ。

 そろそろ我慢ができないから、電話をしてみた。

 「もしもし。」
 「あのー。電話が入ってたんだけど。」
 「ああ母さんだよ。」

 「もしもし。」
 「あのー。電話が入ってたんだけど。」
 「ああ父さんだよ。」

 「もしもし。じいさんだよ。」
 
 

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