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雲南市三刀屋町里坊に 変わった種類の桜が咲く。 「里坊(さとぼう)川上家の犬桜」 世に“犬桜(いぬざくら)” などというものが あるのかと思うが、 実際に これが あるのだ。 でも ソメイヨシノや 八重桜など、 これぞ サクラを想像すると ずいぶん趣きが異なる。 たとえて言うなら 栗の花みたいで、 フサフサっとした 白く小さな花弁が たくさん咲く。 詳細は写真のとおりだが、 樹木の幹は、 紛れもなくサクラのそれであり、 文献を読んでも、 花弁が5弁でまぎれもなき サクラだと記載がある。 バラ科ウワミズザクラの亜属だそう。 里坊のサクラは いまは枯れてしまい、 根から成長した枝が少しずつ 成長しつつある。 以前は文化財にも指定されていたが いまは それこそ 桜守の手厚い管理を待つ状態だ。 (じつは本日その作業中) この里坊は、遠くに北山(出雲大社の裏山)が見え、もうちょっと高いところに登ると、日本海も見えちゃうすごい場所(5枚目の写真の中央あたりを見るとかすかに山並みが確認できる)。まさに「桃源郷」という表現にふさわしい場所で、松江市での役所勤務を終え、毎日素晴らしい風景を見ながらゆったり暮らす、この犬桜所有の川上さんも「こんなに住んでよいところって、ほかにないでしょ!」と太鼓判を押す。神々しい大社さまの裏山の北山は神の山とされ、神々しく朝日や夕日に映えるのだ。
倒れる前は相当な巨木だったゆえ、「荒神さま」が祀られる。樹齢は数百年を数えるとされ、「この桜が繁茂する限り、集落は栄える」との言い伝えがあるという。なんだか涙が出てきちゃう話だね。
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雲南市三刀屋町多久和 うんなんし・みとやちょう・たくわ 永井隆博士の生い立ちの家も この多久和にある。 この山深き多久和の地に 雲南市指定の文化財となった 桜がある。 「多久和御幸桜」 (たくわみゆきざくら) 説明看板には樹齢100年以上とあるが 素人目にも300年は超えてると思う。 種類はヤマザクラ系? 葉が先に出てから花が咲く。 で この桜、 非常に高齢ゆえに立ち枯れが進み ご覧のとおりの手入れ作業となった。 雲南市2名の桜守を中心に 枯れた枝や幹を伐採し、 切り口に専用の薬剤が塗布された。 この桜は「多久和御幸桜」と命名され、江戸時代松江藩が編纂した「雲陽誌(うんようし)」という、出雲地方の歴史、文化をまとめた書物にも登場する。巨木の下には「金屋子(かなやご)神社」がお祀りしてあり、この地が「古代たたら場」つまり砂鉄から玉鋼をつくる古代の製鉄所が存在していたことを物語る。
標識などに「三刀屋町教育委員会」とか「町指定」とあるのは、雲南市合併前の三刀屋町において指定された名残り。
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