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ここのところ Pacs Musica (パックス・ムジカ) が活躍している。 雲南市や出雲市在住者が チェロ四重奏&ピアノで クインテットを組む。 ピアノのKさんが歯磨き するみたいに編曲し チェロトップの最近苗字が 変わったTさんがグイッと 他のメンバーを引っ張る。 あぁ、楽し! ものすごく緊張するけど すこぶる楽しい。 今度の土曜日も演奏会。 あぁ楽し。あぁ嬉し。
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チェロのこと
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年に2回は 楽器リペアマンに 頼んでチェロの調整を してもらうことにしている。 膠(にかわ)がはがれていないか。 魂柱(こんちゅう)がずれていないか。 駒が歪んでいないか、ずれていないか。 弦の振動に合わせ、ビビリが生じていないか。 チェック項目はいくつにもなる。 で、今回はテール・ピースを 交換しました。 いわゆる“チェロおたく”と 言われて久しくて、 エンドピンはいろんな素材を 7本ぐらい揃えているし、 演奏後に楽器本体をふき取る 布も、いわゆる布ではなく セーム皮、つまり、キョン と呼ばれる小型の鹿から とれる皮を使う。(ちょっと高い!!) そして今回、ローズウッドの テールピース。 いままでのがプラスチック製 だったのが、今回は、いわゆる “紫檀(したん)” 音が変わった? うん。 音程が安定した? まさか! 昨日のチェロ四重奏の本番に備え、土曜の夜はPacs musicaのメンバーで練習。朗読劇の台詞とのタイミング合わせやどん帳が上がるや始まるチャイコフスキー「弦楽セレナーデ」の冒頭の劇的なシーン。うまくいったか?どうだった?オーディエンスのみなさんに感想を伺いたいものだ。
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ロンドン交響楽団をバックに 背は低いけど、とびきり 男前でピアノのうまい、 美女にもてる ダドリー・ムーアが そのチェリストと 共演している。 ムーアはオックスフォード出の 秀才。頭がよくて ピアノが弾けて 男前なら、背が低くても ブロンドの美女に もてるというわけか。 あぁ。 主題はそのピアニストでなく そのチェリスト、 スティーブン・イッサーリス たとえば、夜の11時ころ、 日本でもその日の仕上げみたいに 一日の出来事をニュースで しめくくるが、 イギリスはBBCも同じ。 で、番組の前後で 息のとまるほど 美しい音楽をうまく 演出に用いるのも同じ。 で、BBCでは イッサーリスが 息のとまるほど 美しい音色で 鳥の歌 を弾いた。 ほんとうに息がとまった 僕は、そのまま寝入り、 二度と起き上がることは なかった。 ウソ! スティーブン・イッサーリスは大好きなチェリストの一人。youtubeで検索するとたくさん動画が出てきます。華麗です。無駄な運指のない指の動きをはじめ、とにかく優雅にチェロを奏でる。「絶望こそ、死に至る病」とキルケゴールはのたまうが、まさに彼の演奏の前では絶望感が漂う。どんなに頑張っても足元に及ばないことで、死に至ることって世の中にあるのだろうか?
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暑中お見舞い申し上げます。 夏バテになっていませんか? 全国的には涼しそうかな と思われてそうな島根県 雲南市ですが、こちらも 猛暑続きでたいへんです。 1時間に1回は、近くの斐伊川に つかりたいです。つかる時間は 1回30分。 それじゃぁ、仕事になりませんか。 トホホ。 ところで、こんなに暑いとチェロも ひけません。クーラーの利いた部屋でも 汗が止まらない。 音程が悪くて冷や汗も止まらない? トホホ、アゲイン。 チェロの神様は故パブロ・カザルス。カザルスが奏でるバッハの無伴奏チェロ組曲を聴くと、全然現代的ではなく、ビブラートも少ないが味わい深い。大仰さがなくケレン味がなく素直でそれでいて深い。とにかく深い。現代最高のチェリストたちがこぞってバッハを録音したのは割と最近のこと。それはそれでよいが、そんなCDはもちろんのことレコード盤が手に入らない時期の座右の1枚は、カザルスのバッハでしたね。暑くてチェロは弾けないけど、エアコンの効いた部屋でカザルスの演奏をスピーカーを通してじっくりと聴く。暑気払いのひとつです。ハイ。
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冬と梅雨の時期、 乾燥と湿潤と。 ふたつは両極端ながら 弦楽器には、多大な 影響を与える。 乾燥は“ワレ”につながるし、 湿潤はニカワの“ハガレ”に つながる。 どっちがまし? と聞かれると、うぅーーーーーん、 湿気の方かなぁ? ワレは修復後の音に大きな 影響が出るが、ハガレは、 ニカワで付け直すと ほぼ元通りになるから。 でも、梅雨時期のチェロは、 悲劇的に楽器が鳴らない。 弓に腕の重さを乗せ、 弦を鳴らして、ピアニシモから フォルテシモまでを無段階に 奏でる必要があるが、 強音も弱音も、うまく 弦に弓が乗ってくれない。 いきおい、右手の親指に力が入り、 そして、スカスカの音が生まれて 宙に浮き、消えてゆく。 行雲流水なら気ままな感じで 肩の力が抜けてる感じがして まだましだが、出てくる音は 鬆(す)のできた アルミダイキャストみたいに、 何の取り得もない音で、聴いていて “見苦しい”。 “チェロ練”の部屋はもとより、 玄関も勝手口も、どこもかしこも 湿っている。目に見えない湿気の 菌糸がミクロの穴から入り込み、 脳神経まで侵しそうだ。 ドピーカンの夏本番も辛いが、 ムッとして湿り気のある 梅雨も嫌いだ。 チェロもそういっている。 チェロケースには、いわゆるシリカゲル(乾燥剤)を入れている。日本もときに日本海側はとくに湿気の強い地域ではないか?肌にまとわりつく湿気はつまり、女性の身体にも似たチェロの胴体や内側にも、侵犯してきてて、きっと嫌だろうなぁ。
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