これもワタシの人生だから

空が曇ってます。私も気持ちなんだかどんより。。

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最低だ、と職場の同僚たちと噂しつつ、私は密かにそういう男も
好きかも、と思っていた。
なんせ、見た目がモロ好み。背が高くて細身でしなやかな細くて長い指。
顔は、それほどでもないんだろうけど、雰囲気がいい男に見せる。
仕事も出来る。とっさのトラブルにもサラッと対応できて機転が利く。
夫としては、不合格なヤツだけど、目の保養にはなってた。
真面目なんだか不真面目なんだかわからない言動も可愛いいと思った。

でも、それは、みんな私の心の中だけに留めておく気持ちだった。

だから、職場で顔を合わせるたび、複雑な思いでもあった。
惹かれてはいけないと思いつつも、ついつい目が彼のほうに向かってる。
何気ない会話にもドキドキしたりして。

そんなとき、ん?と思うことがたびたびあった。
勤務時間の変更や事務手続きのこと、いつもなら常勤でいる事務の
人に連絡を頼むのに、時々自分から電話してくるようになった。
用件もそこそこに、「遊ぼう」とか「会いたい」とか、勘違いしそうな
ことを言ってくる。
本音と嘘の境界線のわからない男なので、話に乗って「私も会いたい」なんて
口走って「ばかじゃないの!」なんて言われたら立ち直れそうになかった
から、いつもは軽く受け流していた。

それから、夏の間、会社の車庫を開けておくんだけど、事務所は禁煙だから
車庫内の一角で喫煙者の人達はたばこを吸う。
私が帰る頃、それは偶然だったのかも知れないけど、とてもタイミング良く
一人でたばこを吸ってた彼。
しかも、わざわざ車庫のシャッターの下で外を眺めるようにたばこを吸ってる。
私を見つけると、それはそれは満面の笑みで「お疲れ様!」と言ったり、
「もう帰るの?気をつけてね!」なんて言う。
そんなやり取りが嬉しくて、私もついつい期待していた。
今日はシャッターの下にいるかな…と。

そして、極めつけ。これはなんか違うぞ、と私をますます勘違い女に仕立てた出来事。
いつものようにシャッター下にいた彼。

「帰るの?帰りのちゅうは?」

と自分の頬に指を当てる。私、ひぇ〜誰か聞いてたらどうすんねん!と心底あせった
顔をしてたと思う。
でも、これはちょっとチャンスかも、と乗ったフリして、投げキッスなんかして。
でも、両目つぶって真っ赤な顔してきっと滑稽だったことだろうなあ…
彼はまたもやニコニコと満面の笑み。ああ〜飛びついてぶちゅうとしてあげたい!!って
私の妄想がどんどん広がってこの頃から彼のことが頭から離れなくなってしまった。

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