動物のデキゴト写真
バケツの中身食事用の魚が入っているとおぼしきバケツの前にモモイロペリカンの若鳥が 座り込み、その向こうからは隣人であるタンチョウがこちらを見つめている、 という状況。 その二者を隔てている柵の上には、野生のコサギもやってきています。 コサギはバケツに興味津々。 とっても中が気になっているようです。 飛び降りて中を漁りたい・・・というような仕草をみせるものの、なかなか ふんぎりがつかないようです。 バケツの中身の正当な所有者であるモモイロペリカンが、どっしりとバケツの 前に座り込んで見張っています。 このような状況だと、ちょっと盗み食いはしにくいでしょうね。 ペリカンの隣人のタンチョウも、柵に張られた網の隙間から首を突っ込み、 バケツの中身をチェックします。 もうちょっとだけ首を伸ばせばバケツの中身を奪い取ることができるのに、不思議と 自制心がはたらいてしまうようです。 欲望のままにふるまうことを「ケモノのように」と表現することもあるけれど、動物 にだって意外と紳士的なところもあるものです。 ・・・というか、やっぱり人間がいちばんケモノっぽいのかもしれませんね。 盗み食いに失敗したことを繕おうとしたのか、盗み食いをしようとした自分を恥じた のか、タンチョウはバケツの取っ手をガジガジとかじって誤魔化します。 これ、きっと転移行動ですよね。 ご馳走を目の前にしたふたりが、雁首そろえて困惑しています。 「やっぱり盗み食いはよくないよな、アラン」 「そうだよな、ナイジェル」 ・・・というような会話が聞こえてきそうです。 けっきょくバケツの中身は奪われることなく無事なままでした。 うんうん、よかったよかった。 (031108上野)
|




