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ローマ法王の休日

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2011年(イタリア)
原題:HABEMUS PAPAM
監督・脚本:ナンニ・モレッティ
出演:ミッシェル・ピコリ、ナンニ・モレッティ、レナート・スカルパ、イエルジー・スチュエル、
    マルゲリータ・ブイ
ローマ法王死去。この一大事を受け、新法王選出のためヴァチカンに集まる各国の枢機卿たち。彼らは全員、心の中で必死に祈りを捧げていた。「神様、一生のお願いです。どうか私が選ばれませんように」。そして新法王に選ばれてしまったのが、ダークホースのメルヴィル(ミッシェル・ピコリ)。彼は大観衆を前に演説をしなければならないが、あまりの緊張からローマの街に逃げ出してしまい…(イタリア映画祭2012チラシより)
 
 
イタリア映画祭2012初日に見てきました。
 
『ローマ法王の休日』という、なんともナイスな邦題、
しかもナンニ・モレッティ作品ということで早々にチケットを取っておいた作品。
 
 
映画祭の試写会で流れた予告(7月に劇場公開されます)がそれはもうおかしくて
かなり笑える作品に違いないと大いに期待して観に行ったのですが、
そこはナンニ・モレッティ、やっぱり普通のコメディのはずはありませんでした…
 
日本版の予告はかなり面白げにできてますが、うーん、これは吉と出るのか凶と出るのか…
 
 
枢機卿たちの行列、そしてConclave(コンクラーベ)のシーンで幕開け。
「おー、あそこだぁ〜」と感慨ひとしお。
それにしてもこのConclaveのシーンはおかしかった(笑)
 
 
まさかまさかで選ばれてしまったメルヴィル(ミッシェル・ピコリ)は、
あまりの重責に、どうしてもバルコニーに立って民を祝福することができません。
 
外部から精神科医(ナンニ・モレッティ)が呼び寄せられるも
何せ相手は法王様なので治療らしき治療はできず、
ついには逃亡してしまう法王様。
 
 
思わず声をあげて笑ってしまうようなユーモアが散りばめられた作品ですが、
監督・脚本は『親愛なる日記』、『息子の部屋』のナンニ・モレッティですから、
体制や宗教に対する風刺、(そしてもちろん)自省的要素もあって、
単に楽しく笑って観られるという作品ではありませんでした。
 
 
映画の後半、結構な分量を占める枢機卿たちのバレーボールのシーン…
観終わった直後はなんだかよくわからない状態だったのですが、
学生時代は水球に打ち込み、『赤いシュート』という水球選手の映画も撮っている監督ですから、
ネットをはさんでボールを打ち合う球技には何か深いこだわりがあるのかもしれません。
 
 
トーナメント戦が盛り上がっている最中、試合を離脱する枢機卿たち。
モレッティ扮する先生の必死の呼びかけに、一人の枢機卿が
Professore, non c'e' piu' tempo.(先生、もう時間がないのです)」
("non abbiamo tempo"だったかも?)と答えていたのが妙に印象的でした。
 
 
そして法王様にも時間は刻々と迫り…
 
 
フランスの大俳優、ミッシェル・ピコリが素晴らしいです
枢機卿様たちもみんな個性豊かでよかったなぁ〜。
マルゲリータ・ブイも特別出演^^
 
 
原題の”Habemus papam”はラテン語で"We have a Pope"の意味。
 
法王様だって人間、でも法王様は普通の人間ではあり得ない…
キリスト教組織、人間、家族…いろいろな問題を投げかける1本でした。
 
 
英国王のスピーチ』と対比した面白いレビュー(英語)があったので一応リンクを⇒こちら
 
 
 
 

閉じる コメント(6)

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イタリア映画祭のサイトを見て、面白そうと思いました、
もう、法王とか付くだけで興味しんしんです(^^ゞ
見てみたいですね!

2012/5/1(火) 午前 8:31 木蓮

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今年も始まりましたねイタリア映画祭。正直このイタリア映画祭とある演劇のフェスティバルだけは時期変えてくれないかなぁ、ていつも思います(^_^;。
微妙に忙しい時期なんですよね(^_^;。
ともあれ、これはおもしろそうですね。
そもそもConclaveとかネタ的に興味深いですし。
これもDVDならないかぁ。やっと「ゴモラ」がDVDになるんですよね。

2012/5/1(火) 午後 7:53 [ miskatonic_mgs_b ]

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もくれんさん、これ、日本版の予告がまたかなーり面白げにできていて抱腹絶倒なのか?と思いきや、中盤以降はモレッティ節炸裂で、一般ウケするのかどうかはちょっと分かりません^^;
Conclaveの内幕が覗ける(ような気持ちになる)のは面白いですね〜

2012/5/2(水) 午前 9:36 M

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はい、miskaさん、今年も始まりました〜^^
そうですよね、この時期、miskaさん、お忙しいんですよねー。
イタリア映画祭はもはやGWで定着しちゃった感もあり時期変更は望みにくいですが^^;、この作品は7月に劇場公開されますので、ぜひその折にでもご覧下さい〜^^

2012/5/2(水) 午前 9:38 M

はじめまして★
私もイタリア映画祭でこの作品だけ観てきました!
どうしてもタイトルに惹かれてしまいましたね〜。
ナイスなタイトルだと思います。

俳優や監督の事はあまりよく知らないのですが「息子の部屋」は偶然観ていました。
たまにイタリア映画もいいなぁ〜。
ユーモアたっぷりでホロリとさせてくれる映画でしたね♪

2012/5/3(木) 午後 5:33 まるちゃん

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まるちゃん、はじめまして^^
このタイトルはうまいですよね、まぁ、原題がラテン語なので、邦題はなんらか違うものを考えざるを得なかったのだとは思いますが^^;
『息子の部屋』もご覧でしたか。この方はどうしても精神分析が映画の中に入りこんできますよね…^^;現代イタリア映画界を担う存在として動向が気になる監督の1人です。

2012/5/4(金) 午後 9:05 M


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