プラグマティックな化学

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 チューインガムを噛んでいるときにチョコレートを口に含むと、ガムが溶けてしまう。ガムは微粒子となって消化管を通過し、下水に流れ込む。最終的には汚泥に含まれて焼却されるであろう。

 さて、どうしてガムが溶けてしまうのであろうか。しばらく前に新聞記事で、
「それはガムは油脂に溶けやすいからです。」と云う説明を見た。何か怪しい。

 試しに小さな容器にサラダオイルを入れ、噛んだガムを入れて37 ℃に保った。時々かき混ぜると柔らかくなっている。激しく振ると、半流動状態になった。しかし中味は均一とは言えない状態であった。
 今度は口の中でサラダオイルとガムをかき混ぜてみる。やはり、完全に溶けたとは言えない状態だった。

 チョコレートとガムを同時に噛むと、たちまちガムの形はなくなり、滑らかな状態になる。均一である。口の中は白く見える。すなわち乳化が起きている。やはりチョコレートの成分の乳化剤が働いている。

 チョコレートは、油脂と砂糖と乳製品を混和して作る。当然混ざらないので、乳化剤を入れる。乳化剤はたいていレシチンを使用する。このレシチンは大豆油を絞った時に油から分離したものを使用している。チョコレートに限らず、ビスケットのような乳化剤を含む物と食べても溶けてしまう。

 面白い実験だから、試してみられるとよい。体に害はない。



 

 

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