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皆様こんばんは。今日も暑かったですね・・・。
というわけで、第二回百物語です♪
山奥市では、夕立ではないんですけど、先ほどから小雨が降ってまいりました。
こんな晩にふさわしいネタをひとつ、お話しようと思います。
実は茶々子、
霊感が、まったくありません!!
悪夢を見ることはあっても、金縛りとか、幽霊とか、全く経験なし☆
そんな茶々子が、唯一見たことがある不思議な現象。それが
狐の嫁入りです
あれは、茶々子が幼稚園に通っていた頃のこと・・・
季節はやはり今頃、梅雨に入ったか入らないか、という時期だったように思います。
茶々子の父の実家は、山奥市から、車で約一時間かかる、さらに山奥にあるんです。
何かの用事で父の実家に連れて行かれて、幼い茶々子が
「そろそろ帰ろうよ〜」
と駄々をこねはじめた黄昏時、それはふいに現れました。
「オトカッピだ!オトカッピが出たぞ!!」
大人たちの騒ぐ様子に、外に飛び出した茶々子の目に、
川向こうの山の中腹に灯る、無数の火が飛び込んできました。
あの光景は、一生忘れられませんねぇ。
それこそ、松明のような火が、山の中腹にずら〜っと浮かんでいるんです。
そしてそれが、それこそ行列が進んでいくように、
時々、ふわり、ふわり、と移動するんです。
「お父さん、あれ、なぁに?」
と聞いた茶々子に、父が「狐さんのお嫁入りだよ」と教えてくれました。
山奥に住んでいる狐さんは雨の日が好きで、結婚式も雨の日にしたいんだけど、
そうすると、大事なお嫁さんが濡れてしまうし、せっかく灯した提灯の火も消えてしまう。
「だから、雨が降る前にお婿さんのところに向かうんだ。それで里の人たちに
今日は結婚式だから山に入らないでね、というお願いと一緒に
もうすぐ雨が降るよ、って教える意味で、オトカッピを見せてくれるんだ」
「オトカッピ」というのは、この地方独特の言い回しで、「狐火」という意味です。
「狐」といえば、「お稲荷」さんなので、「お稲荷」を音読みして「オトウカ」。
その「オトウカ」が揚げる火だから「オトウカビ」「オトカッピ」っていうんですね。
「オトカッピ」がいつ消えてしまったのか、残念ながら、茶々子は覚えておりません。
でも、茶々子と違って、何度も狐の嫁入りを目撃している両親曰く、
「オトカッピというのは、そういうもんなんだ。はっ、と気付くと山に浮かんでて、
いつの間にか消えている。誰も始まりと終わりを見届けた人はいないんじゃないか」
とのことだったので、そういうもんなんでしょう。
よく、人魂のことを「墓場に埋めてある死体の燐が燃えるんだ」とか、「プラズマ現象だ」
って言う人がいますけど、茶々子が見た狐の嫁入りは、絶対にそんなものではありませんでした。
燐光じゃない証拠に、炎は確かに黄色味を帯びたキレイなオレンジ色だったし、
プラズマだとしたら、あんなにたくさんの火が、ゆらり、ゆらりと移動したりするのかな?
でも、茶々子が「科学現象じゃない」と言い張る一番の理由は・・・
「狐の嫁入り行列、ということにしておいた方がロマンチックでいいぢゃないですか!!」
という、ただ、それだけのことです( ̄▽ ̄;)エヘヘ
行列の中央に白無垢に身を包んだお嫁さんと、それを守るように従う黒紋付の女狐さん。
行列の動いていく先に、そわそわしながら待つ、羽織袴姿のお婿さん狐がいる・・・
う〜ん、メルヘンですね、ロマンですね!!
残念ながら、茶々子が狐の嫁入りを見たのは、あれが最初で最後。
数え切れないほど多くの狐の嫁入りを見てきた父にとっても、それが最後の目撃となりました。
無数の狐火が揺れていた山の中腹には今、高速道路が走り、
毎夜、狐火の代わりに無数の車のヘッドライトとテールランプが山を照らし出しています。
上記画像は、茶々子がかつて、東京の王子稲荷で購入した、歌川広景の浮世絵、
「王子の狐火」です。
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貴重な体験をしてるのね♪
こっちでは晴れてるのに雨が降るのを“狐の嫁入り”って言うんやけど、それとはまた違う?
2007/6/16(土) 午後 9:39 [ - ]
うわぁ〜〜〜すごいの見てるのねぇ!!「オトカッピ」って聞いた事あるけど、そういう意味だったのね〜勉強になりました<(_ _)>
科学で解決できないことって沢山あると思う。昔の日本人は特有の感性で情緒的に「狐の嫁入り」と見たんでしょうね。ロマンですねぇ〜〜〜。
2007/6/16(土) 午後 10:24
岐阜の山奥市にも同じ現象が年に必ず1回は見られるそうですよ。
実態は、夜祭で参加者が提灯を持って集まってくるので遠くから見てると揺れる灯が行列になって山の上から下へ次第に降りてくるのがまるで「狐の嫁入り」と思い込む人が多いそうです。
2007/6/17(日) 午前 0:02
おーちゃん☆お天気雨のこと?それも「狐の嫁入り」って言いますよね♪でも、山奥市では「狐の嫁入り」=「オトカッピ」なのよ〜☆
2007/6/17(日) 午前 10:25
ぷーママ様☆ぷーママ様のご近所でも「オトカッピ」って言いますか?なんでも科学で解明しなくても、いいんじゃないかなぁなんて、茶々子は思ってしまいます。それは「その方が夢があるから♪」っていうだけの理由なんですけどね♪
2007/6/17(日) 午前 10:30
セントレア様☆残念ながら、茶々子が見た「狐の嫁入り」は夜祭でも提灯でもなかったんです。川向こうといっても、オトカッピが出た山は、父の実家の村内だったので、そんなお祭りがあれば、大人たちは知っていたでしょうし、あれだけの数の提灯と人数を揃えるには、その村のほぼ全世帯が出ないと説明がつかないんです。それにさすがに二十ウン年前の話ですから、提灯よりは懐中電灯の方が多くなっていましたからね☆それにあの炎は、提灯とも違うんですよね・・・うまく言えないんですけど・・・
2007/6/17(日) 午前 10:36
それは、或る意味貴重なものを見られましたね。怖ろしいってよりは、何か日本昔話っぽくてロマンチックな御話ですね。高速道路に住宅造成に・・・今はお狐さんも狸さんも棲家を無くして右往左往していますから。「狐の嫁入り」=天気雨は当地でも言いますが。因みに韓国語では、天気雨は「狐の婿入り」を意味する「ヨウエ テリルサウィッカム」、最近では略して「ヨウビ(狐雨)」なんて謂います。
2007/6/17(日) 午前 11:04 [ 久左衛門 ]
久左衛門様☆ほうほう、韓国でもお天気雨のことを「狐の・・・」え?
嫁さんじゃなくて、お婿さん入りなんですね!?知らなかった・・・
2007/6/17(日) 午後 1:33
はじめまして
10年前の記事にレスしています。w
実は私も10歳の頃はっきりと見ました。当時熊本県民だった小学生の私は県道横の田んぼでサッカーをして遊んでいました。結構暗くなったので帰ろうとしていたら2キロ前方の山の中腹を右から左に暗いオレンジ色の光の列が揺れながら移動していました。人が歩いているようにも思えたけどどう考えても移動速度が速すぎるんです。近所の大人を呼んできて一緒に観て貰うと「俺も初めて見たけどあれが狐の嫁入りってやつかなぁ」といっていました。王子の狐も有名ですよね。
2017/4/1(土) 午後 8:25 [ hayate ]