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先日、オバマケア改廃法案が可決された。
過半数が216票のところ、217対213の僅差。
3月末には216票を集めることが難しいということで断念した。
が、なんとか復活させて可決した。
実は共和党から20人の造反者がいたのであります。
下院で多数を握っている共和党案の可決、というわけである。
ということは、3月末の時点でもっと造反者がいたのを、この一か月で説得したわけやね。
アメリカの議会では党の縛りというのはあまりないのであります。
日本のように党議拘束がない。といっても、圧力はかかっていると思うけどね。
党派に関わらず、よっぽどのことがない限り投票は個々の判断に任されていて、造反したからって、除名などの処分を受けることがない。
トランプさんって共和党の大統領であるけれど、7〜8年前までは民主党から出ようとしていたのね。当時のヒラリーさんやオバマさんの勢いからみて、民主党からの出馬と辞めて共和党に乗り換えたのかねえ。
ワタシも間抜けであるので、デモクラティックとリパブリックとどう違いねん?と訊かれたらちゃんと答えられるのかな。あんまり自信がない。
アメリカでは、議会での投票、言論の自由というのは担保されていて、それによってよっぽどのことがないと処罰されない。
面白かったのは、CNNのインタビューで「法案を適当に読んだだけで、うっかり賛成にいれてしまった」なんていう議員や「私はしっかり読んだけど、けっこうエエ加減やでえ」という共和党の議員もいて、どこかの国のようにお気楽な人もいる、ということがわかった。
オバマケアの法案の時ほ下院で共和党の造反者が出て、下院通過。上院では民主党からオバマケア反対者が出て、オバマさんが民主党と共和党の議員さんを直接呼び出してぐちゃくちゃの工作合戦で1票か2票差で成立させた、というなかなか大変な法案でありました。
問題のひとつは既往症の治療中の人はどうなるのか、といった問題がある。アメリカで話題になっていたのは、有名タレントの小さな子供が先天的な心臓病を持っていて、元気になるまでに、あと何回か手術を受けなければならない状態であって、そのタレントさんが「息子どうしてくれんねん」とテレビで訴えていて、かなりの話題になっていた。
下院の可決した法案は先の議員さんも言っていたように、エエ加減な部分も多くあって、ある上院議員さんは、一から法案を作り直す、といった状態であります。保険料が大幅にアップして保険料が払えない人が大量に出て、保険適用されない人がかなり出るらしい。
このままでは上院を通過しない可能性は十分にあるために、いろいろ手を加え必要もあるし、ホンマに上院で作り直しといったこともあるねえ。
民主党の大統領選候補指名選挙に出馬してヒラリーさんに負けてしまったサンダースさんなんかは、これから何千人見殺しにするのか、と共和党案を非難していた。
トランプさん、入国禁止とかメキシコの壁、など公約がなかなか実現できない中、その一つのオバマケア法案の廃止、見直しという公約がようやく実現しようとしているけれど、その成立や内容はかなり検討が必要のようである。
ある議員さんは、次の中間選挙で共和党は惨敗するであろう、と。
なかなかむずかしいものである。
よその国と比べてもしょうがないかもしれないけれど、財源がどうのこうと言われているけれど、日本の医療保険の制度ってなかなか良くて出来てるなあ、と2年半前に手術を受けたワタクシめはしみじみ思うのであります。
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